ACOT マクロ
(計算内容) ACOT マクロは IBM® Campaign でのみ使用可能です。
構文
ACOT(data [, units_keyword])パラメーター
data
アークコタンジェントを計算する対象の数値です。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。
units_keyword
このオプションのキーワードは、入力値および結果が度またはラジアンのどちらで解釈されるかを指定します。次のいずれかを選択します。
RADIAN - ラジアンで計算を行います (デフォルト)
DEGREE - 度で計算を行います
このパラメーターを指定しない場合、デフォルトはラジアンです。(ラジアンから度に変換するには、PI で除して 180 を乗じます。)
IBM Campaign のキーワードの使用について詳しくは、 フォーマットの仕様 を参照してください。
説明
ACOT は、コタンジェント (正接) が各セルのデータになる角度です。ACOT は、入力列ごとに新しい列を 1 つ返します。新しい各列には、対応する入力列に含まれる数値のアークコタンジェントが入ります。64 ビットの浮動小数点数が使用されます。
例
TEMP = ACOT(0.5) または TEMP = ACOT(0.5, 0) または TEMP = ACOT(0.5, RADIAN) 値 2.157 (ラジアン) を含む列を TEMP という名前で作成します。 |
TEMP = ACOT(1, 1) または TEMP = ACOT(1, DEGREE) 値 0.022 (1/45) 度を含む列を TEMP という名前で作成します。 |
TEMP = ACOT(0) 値 MAX32_Float (ラジアン単位) を含む列を TEMP という名前で作成します。 |
TEMP = ACOT(V1) 各値が列 V1 の内容のアークコタンジェント (ラジアン単位) である新しい列を TEMP という名前で作成します。 |
TEMP = ACOT(V1:V3, 1) TEMP、VX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の値は V1 列の内容のアークコタンジェントであり、VX 列の値は V2 列の内容のアークコタンジェントであり、VY 列の値は V3 列の内容のアークコタンジェントです。すべての値は度で表されます。 |
TEMP = ACOT(V1[10:20]) V1 列の 10 行目から 20 行目にある値のアークコタンジェントが最初の 11 のセルに含まれる新しい列を TEMP という名前で作成します (ラジアン単位)。TEMP の他のセルは空です。 |
TEMP = ACOT(V1[1:5]:V2) TEMP および VX という名前で、それぞれ 1 から 5 行に値が入った (他のセルは空の) 新しい列 2 つを作成します。TEMP 列の値は、V1 列の対応する各行のアークコタンジェントです。VX 列の値は、V2 列の対応する各行のアークコタンジェントです。すべての値はラジアンで表されます。 |
関連関数
機能 | 説明 |
---|---|
ACOS | 指定されたデータ範囲の内容のアークコサインを計算します |
ASIN | 指定されたデータ範囲の内容のアークサインを計算します |
ATAN | 指定されたデータ範囲の内容のアークタンジェントを計算します |
COT | 指定されたデータ範囲の内容のコタンジェントを計算します |