ACOS マクロ
(計算内容) ACOS マクロは IBM® Campaign でのみ使用可能です。
構文
ACOS( data [, units_keyword ])
パラメーター
data
アークコサイン値を計算する対象の数値です。このパラメーターには、定数値、列、セル範囲、またはこれらのタイプのいずれかに評価される式を指定できます。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。
units_keyword
このオプションのキーワードは、入力値および結果が度またはラジアンのどちらで解釈されるかを指定します。以下のいずれかの値を選択します。
RADIAN - ラジアンで計算を行います (デフォルト)
DEGREE - 度で計算を行います
このパラメーターを指定しない場合、デフォルトはラジアンです。(ラジアンから度に変換するには、PI で除して 180 を乗じます。)
IBM Campaign のキーワードの使用について詳しくは、 フォーマットの仕様 を参照してください。
説明
ACOS は、 指定されたデータ範囲の値のアークコサインを計算します。アークコサインは、コサイン (余弦) が各セルのデータになる角度です。ACOS は、入力列ごとに新しい列を 1 つ返します。新しい各列には、対応する入力列に含まれる数値のアークコサインが入ります。
キーワード RADIAN を使用すると、ACOS は 0 から π までの範囲で値を返します。キーワード DEGREE を使用すると、ACOS は 0 から 180 までの範囲で値を返します。
例
TEMP = ACOS(0) または TEMP = ACOS(0, 0) または TEMP = ACOS(0, RADIAN) 値 1.571 ( ラジアン) を含む列を TEMP という名前で作成します。 |
TEMP = ACOS(0, 1) または TEMP = ACOS(0, DEGREE) 値 90 (度) を含む列を TEMP という名前で作成します。 |
TEMP = ACOS(V1) 各値が列 V1 の内容のアークコサイン (ラジアン単位) である列を TEMP という名前で作成します。 |
TEMP = ACOS(V1:V3, 1) TEMP、VX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の値は V1 列の内容のアークコサインであり、VX 列の値は V2 列の内容のアークコサインであり、VY 列の値は V3 列の内容のアークコサインです。すべての値は度で表されます。 |
TEMP = ACOS(V1[10:20]) V1 列の 10 行目から 20 行目にある値のアークコサインが最初の 11 のセルに含まれる、TEMP という名前の新しい列を作成します (ラジアン単位)。TEMP の他のセルは空です。 |
TEMP = ACOS(V1[1:5]:V2) TEMP および VX という名前で、それぞれ 1 から 5 行に値が入った (他のセルは空の) 新しい列 2 つを作成します。TEMP 列の値は、V1 列の対応する各行のアークコサインです。VX 列の値は、V2 列の対応する各行のアークコサインです。すべての値はラジアンで表されます。 |
関連関数
機能 | 説明 |
---|---|
ACOT | 指定されたデータ範囲の内容のアークコタンジェントを計算します |
ASIN | 指定されたデータ範囲の内容のアークサインを計算します |
ATAN | 指定されたデータ範囲の内容のアークタンジェントを計算します |
COS | 指定されたデータ範囲の内容のコサインを計算します |