クロスセッション・レスポンス・トラッキングについて

訪問者がタッチポイントへの 1 回のアクセスでトランザクションを完了させるとは限りません。顧客が Web サイト上でショッピング・カートに項目を追加しても、購入するのは 2 日後になる場合があります。ランタイム・セッションを無期限でアクティブにしておくことはできません。クロスセッション・レスポンス・トラッキングを有効にすれば、1 つのセッションのオファー提示をトラッキングし、別のセッションのレスポンスと照合することができます。

Interact クロスセッション・レスポンス・トラッキングでは、デフォルトで、処理コードまたはオファー・コードで照合できます。また、選択したカスタム・コードを照合するように構成することもできます。クロスセッション・レスポンスでは使用可能なデータで照合します。例えば、Web サイトに、1 週間の割引商品の表示時に生成された販促コードの付いたオファーが含まれているとします。ユーザーがショッピング・カートに項目を追加しても、購入は 3 日後になる可能性があります。承認イベントをログに記録するために postEvent 呼び出しを使用する場合は、販促コードのみを含めることができます。ランタイムは現行セッションで照合する処理コードやオファー・コードを見つけられないため、使用可能な情報を含む承認イベントをクロスセッション・レスポンス (XSessResponse) ステージング・テーブルに入れます。CrossSessionResponse サービスは定期的に XSessResponse テーブルを読み取り、レコードと使用可能なコンタクト履歴データとの照合を試みます。この CrossSessionResponse サービスは販促コードとコンタクト履歴を照合し、適切なレスポンスをログに記録するために必要なデータをすべて収集します。次に、CrossSessionResponse サービスはレスポンスをレスポンス・ステージング・テーブルに書き込み、学習が有効な場合は、学習テーブルにも書き込みます。その後、コンタクトおよびレスポンス履歴モジュールはレスポンスを Campaign コンタクトおよびレスポンス履歴テーブルに書き込みます。クロスセッション・レスポンスが正常に処理されるかどうかは、コンタクト履歴 ETL によって Campaign データベースに移行されている元のコンタクト履歴レコードによって左右されます。