Web Connector の構成オプション

一般的には、Web Connector のグラフィカル・インターフェースを使用して、Web Connector 設定を構成できます。指定したすべての設定は、jsconnector/conf ディレクトリーにある jsconnector.xml と呼ばれるファイルにも保管されます。ここでは、jsconnector.xml 構成ファイルに保存される各パラメーターについて説明します。

パラメーターとその説明

以下のパラメーターは jsconnector.xml ファイルに保管され、Web Connector 対話で使用されます。これらの設定の変更方法には次の 2 つがあります。

  • Web Connector アプリケーションの配置および始動後に自動的に有効になる Web Connector 構成 Web ページを使用する。構成 Web ページを使用するには、Web ブラウザーを使用して次に示すような URL を開きますhttp://<host>:<port>/interact/jsp/WebConnector.jsp

    管理 Web ページで行った変更の内容は、Web Connector の配置先のサーバーにある jsconnector.xml ファイルに保管されます。

  • 任意のテキスト・エディターまたは XML エディターを使用して、jsconnector.xml ファイルを直接編集する。この方法を使用する前に、XML タグと値の編集に習熟していることを確認してください。

    注: jsconnector.xml ファイルを手動で編集する場合、Web Connector の管理ページ (http://<host>:<port>/interact/jsp/jsconnector.jsp にあります) を開き、「構成の再ロード」をクリックすることで、これらの設定をいつでも再ロードできます。

以下の表では、jsconnector.xml ファイルに表示されている、設定可能な構成オプションについて説明します。

表 1. Web Connector の構成オプション
パラメーター・グループ パラメーター 説明
defaultPageBehavior    
  friendlyName Web Connector の Web 構成ページに表示する URL パターンの人間が読み取れる ID。
  interactURL Interact ランタイム・サーバーの基本 URL。注: このパラメーターは、Web Connector (jsconnector) サービスが配置済み Web アプリケーションとして実行されている場合にのみ、設定する必要があります。Web Connector が Interact ランタイム・サーバーの一部として自動的に実行されている場合、このパラメーターを設定する必要はありません。
  jsConnectorURL 次に示すような、クリックスルー URL の生成に使用される基本 URL。 http://host:port/jsconnector/clickThru
  interactiveChannel このページ・マッピングを表す、対話式チャネルの名前。
  sessionIdCookie Interact の API 呼び出しで使用されるセッション ID を含む Cookie の名前。
  visitorIdCookie オーディエンス ID を含む Cookie の名前。
  audienceLevel Interact ランタイムの API 呼び出しで使用される、インバウンド訪問者のキャンペーン・オーディエンス・レベル。
  audienceIdField Interact ランタイムの API 呼び出しで使用される audienceId フィールドの名前。
注: 注: 複数フィールドのオーディエンス ID では現在サポートされていません。
  audienceIdFieldType Interact ランタイムの API 呼び出しで使用される、オーディエンス ID フィールド [numeric | string] のデータ型
  audienceLevelCookie オーディエンス・レベルを含む Cookie の名前。これはオプションです。このパラメーターを設定しない場合、システムは audienceLevel に定義されたものを使用します。
  relyOnExistingSession Interact ランタイムの API 呼び出しで使用されます。通常、このパラメーターは「true」に設定されます。
  enableInteractAPIDebug ログ・ファイルへのデバッグ出力を有効にするために、Interact ランタイムの API 呼び出しで使用されます。
  pageLoadEvents この特定のページをロードした場合に通知されるイベント。このタグ内には、<event>event1</event> などの形式で 1 つ以上のイベントを指定します。
  interactionPointValues このカテゴリーのすべての項目は、IP 固有のカテゴリーで指定されていない値に代わるデフォルト値として機能します。
  interactionPointValuescontactEvent この特定のインタラクション・ポイントについて、通知されるコンタクト・イベントのデフォルト名。
  interactionPointValuesacceptEvent この特定のインタラクション・ポイントについて、通知される承認イベントのデフォルト名。
  interactionPointValuesrejectEvent この特定のインタラクション・ポイントについて、通知される拒否イベントのデフォルト名。(注: 現時点では、この機能は使用されていません。)
  interactionPointValueshtmlSnippet このインタラクション・ポイントについて、提供される HTML テンプレートのデフォルト名。
  interactionPointValuesmaxNumberOfOffers このインタラクション・ポイントについて、Interact から取得されるオファーのデフォルト最大数。
  interactionPointValueshtmlElementId このインタラクション・ポイントについて、コンテンツを受け取る HTML 要素のデフォルト名。
  interactionPoints このカテゴリーにはインタラクション・ポイントごとの構成が含まれます。欠落プロパティーについては、システムは interactionPointValues カテゴリーで構成された内容に依存します。
  interactionPointname インタラクション・ポイント (IP) の名前。
  interactionPointcontactEvent この特定の IP の、通知されるコンタクト・イベントの名前。
  interactionPointacceptEvent この特定の IP の、通知される承認イベントの名前。
  interactionPointrejectEvent この特定の IP の、通知される拒否イベントの名前。(この機能はまだ使用されていないことに注意してください。)
  interactionPointhtmlSnippet この IP の、提供される HTML テンプレートの名前。
  interactionPointmaxNumberOfOffers この IP の、Interact から取得されるオファーの最大数
  interactionPointhtmlElementId このインタラクション・ポイントの、コンテンツを受け取る HTML エレメントの名前。
  enableDebugMode 特別なデバッグ・モードを有効にするためのブール・フラグ (許容値:true または false) 。これを true に設定すると、Web Connector から返されるコンテンツに、発生した特定のページ・マッピングを顧客に知らせる「アラート」の JavaScript 呼び出しが含まれます。顧客は、アラートを生成するために、authorizedDebugClients ファイルへのエントリーが必要です。
  authorizedDebugClients デバッグ・モードに適したホスト名またはインターネット・プロトコル (IP) アドレスを含む、特別なデバッグ・モードで使用されるファイル。
  enableRawDataReturn Web Connector がコンテンツの末尾にJSON 形式の未加工オファー・データを付加するかどうかを決定するブール・フラグ (許容値: true または false)。
  enableNetInsightTagging Web Connector がコンテンツの末尾にDigital Analytics for On Premises タグを付加するかどうかを決定するブール・フラグ (許容値:true または false)。
  apiSequence pageTag の呼び出し時の Web Connector による API 呼び出しのシーケンスを示す、APISequence インターフェースの実装を表します。デフォルトでは、この実装で StartSessionpageLoadEventsgetOffers、および logContact というシーケンスが使用されます。 最後の 2 つは各インタラクション・ポイントに固有のものです。
  clickThruApiSequence clickThru の呼び出し時の Web Connector による API 呼び出しのシーケンスを示す、APISequence インターフェースの実装を表します。デフォルトでは、この実装で StartSession および logAccept というシーケンスが使用されます。
  netInsightTag Digital Analytics for On Premises タグの呼び出しを統合するために使用される HTML および JavaScript テンプレートを表します。通常、このオプションを変更する必要はありません。