Digital Recommendations 統合のためのオファーの構成

Web ページから Digital Analytics Digital Recommendations を呼び出して推奨製品を取得できるようにするには、まず、IBM® Interact オファーを、Digital Recommendations に渡すために必要な情報を持つように構成する必要があります。

このタスクについて

Digital Recommendations とリンクするようにオファーをセットアップするには、まず、以下の状態に整っていることを確認します。

  • 使用する Interact ランタイム・サーバーが正しくセットアップされ、稼働中であることを確認します。

  • ランタイム・サーバーが Digital Recommendations サーバーとの接続を確立できることを確認します。このとき、使用しているファイアウォールが標準 Web 接続 (ポート 80) の発信の確立を妨げていないことも確認します。

オファーを Digital Recommendations との統合用にセットアップするには、次の手順を実行します。

手順

  1. Interact のオファーを作成または編集します。

    オファーの作成と変更について詳しくは、「IBM Interact ユーザー・ガイド」および IBM Campaign の資料を参照してください。

  2. オファーに、他の設定と共に以下のオファー属性が含まれていることを確認してください。
    • オファーのイメージにリンクする URL (Uniform Resource Locator)。

    • オファーのランディング・ページにリンクする URL。

    • このオファーに関連付けられた Digital Recommendations カテゴリー ID。

      カテゴリー ID は、Digital Recommendations 構成から手動で取得できます。Interact は直接カテゴリー ID 値を取得できません。

    Interact インストールに含まれているデモンストレーション Web アプリケーションでは、これらのオファー属性は ImageURLClickThruURL、および CategoryID と呼ばれています。これらの名前は、オファーが期待する値と Web アプリケーションとが一致している限り、意味が分かりやすい任意のものにすることができます。

    例えば、これらの属性を含む「10PercentOff」というオファーを定義することが考えられます (カテゴリー ID (Digital Recommendations 構成から取得したもの) が「PROD1161127」、オファーのクリックスルーの URL が http://www.example.com/success、オファー用に表示するイメージの URL が http://localhost:7001/sampleIO/img/10PercentOffer.jpg (この場合、Interact ランタイム・サーバーに対してローカルとなる URL))。

  3. このオファーを含むように対話式チャネルの処理ルールを定義し、通常どおり対話式チャネルを配置します。

タスクの結果

これで、Digital Recommendations 統合に必要な情報を持つようにオファーが定義できました。残りの作業は Digital Recommendations から Interact に製品推奨を提供できるようにすることです。これは、適切な API 呼び出しを行うように Web ページを構成することによって達成できます。

統合されたページを訪問者に提示できるように Web アプリケーションを構成するとき、WEB-INF/lib ディレクトリーに次のファイルが含まれていることを確認してください。

  • Interact_Home/lib/interact_client.jar。Web ページから Interact API への呼び出しを処理するために必要です。
  • Interact_Home/lib/JSON4J_Apache.jarDigital Recommendations REST API 呼び出しから返されるデータの処理に必要です。この呼び出しは JSON 形式のデータを返します。

顧客にオファーを提供する方法について詳しくは、統合サンプル・プロジェクトの使用を参照してください。