Ignite で多数の並行セッションに対応する

いくつかの Interact 環境で Ignite をキャッシュ・マネージャーとして使用しているとき、並行セッションの数が多いと、Interact ランタイムが使用可能メモリーを超え、システム減速またはメモリー不足エラーを引き起こします。メモリー不足の状況が起こりやすいのは、maxEntriesInCache構成パラメーター ( 「Interact」 > 「cacheManagement」 > 「Caches」 > 「InteractCache」 > 「maxEntriesInCache」) をデフォルト設定よりも大きくした場合で、デフォルト設定を最大 100,000 セッションにしたとしても起こる場合があります。この問題を避けるために、maxEntriesInCache の値を小さくするか、このセクションの指示に従ってシステム・メモリー・キャッシュを変更し、キャッシュ・メモリーをディスク・ストレージに切り替えます。この変更により、通常 より多くの並行セッションが可能になります。

Interact ランタイムが、 Java™ 仮想マシン (JVM) メモリー・ヒープにある使用可能なメモリーを超過するのを避けるために、 メモリーのキャッシング・メカニズムを変更し、使用可能なメモリーを超えるデータのキャッシングにディスク・ストレージを使用するようにします。

しかし、ディスク・ストレージの有効化はパフォーマンスの低下を引き起こします。システム管理者は、以下の JVM パラメーターを使用して配置システムで使用できるメモリー量を調整できます。

-Xms####m -Xmx####m -XX:MaxPermSize=256m

文字 #### は 2048 以上 (システム負荷により異なります) にする必要があります。

注: 2048 より大きい値にする場合は、通常 64 ビット・アプリケーション・サーバーおよび JVM が必要です。