Ignite 構成設定の変更

パフォーマンスを向上させるために、Ignite と呼ばれる組み込みキャッシュ・マネージャーを Interact ランタイム・サーバーが使用するように指定する場合、Ignite によって使用される設定を構成して、その値をご使用のランタイム・サーバー・グループ用に最適化することができます。

Ignite キャッシュ・マネージャーを構成するには、Marketing Platform で以下の構成プロパティーを開きます。

Interact > 「cacheManagement」 > 「Cache Managers」 > 「Ignite」 > 「Parameter Data」

この構成カテゴリーには、Ignite 構成ファイルで指定できる設定に対応する Ignite の一連のデフォルト構成プロパティーが含まれています。(Parameter) をクリックして、変更する Ignite パラメーターに一致するように名前を付けて、このカテゴリーに追加のパラメーターを作成することもできます。

Ignite の構成プロパティーについての詳細は、「Interact 管理者ガイド」の『付録 B:Interact ランタイム環境の構成プロパティー』を参照してください。https://apacheignite.readme.io/docs にある Ehcache 資料も参照できます。

Ignite でパフォーマンスを最適化するには、Interact ランタイム・サーバーの IBM® Marketing Platform 構成設定で、セッション・タイムアウト (「Interact」 > 「cacheManagement」 > 「caches」 > 「InteractCache」 > 「TimeoutInSecs」) を最小許容値に設定してください。

それぞれの Interact セッションには、 メモリー内のセッション・データの一部分が入っています。セッションを長く維持するほど、 並行メモリー所要量が増えます。例えば、 毎秒 50 セッションを予想し、各セッションで 20 分間アクティブの状態が維持される場合、各セクションがまるまる 20 分間存続するとしたら、 メモリーは 60,000 セッションに対応する必要があるかもしれません。

想定するシナリオに 適した論理的な値にする必要があります。例えば、呼び出しのシステム・セッションは 1 分間アクティブ状態を維持する必要があるかもしれませんが、Web サイト・セッションは 10 分間アクティブ状態を維持する必要があります。