マーケティング・プランを実装するための Interact ワークフロー

Interact を構成する際、ワークフローを使用して、考案から配置までのプロセスの詳しいアウトラインを作成します。Interact の構成は、複数のステップを複数の担当者が実行する反復プロセスです。考案から配置までのプロセスには、設計、構成、テスト、確認、および配置という作業が必要です。

ワークフロー・プロセス

マーケティング戦略を Interact に実装するためのワークフローには、次の複数のステップがあります。
  1. 対話を設計します。設計ステップでは、チームが、対話式チャネルのインタラクション・ポイント、ゾーン、イベント、およびカテゴリーを決定します。Interact 管理者は、Interact API でインタラクション・ポイントおよびイベントの名前を使用してタッチポイントを構成します。Interact ユーザーは、ユーザー・インターフェースを使用してコンポーネントをシステムに入力します。
  2. 対話を構成します。設計内容を、Campaign および Interact で構成します。Campaign の対話式フローチャート、Interact API、および Interact ユーザー・インターフェースを使用します。構成には、Interact API を操作する Interact 管理者だけでなく、Campaign および Interact のユーザーも参加します。
  3. 対話をテストします。Interact のユーザーおよび管理者が、Interact で対話コンポーネントを作成します。次に、Interact 管理者が、それらをステージング・サーバーに配置してテストします。
  4. 対話を確認します。対話をテストしたら、配置の前に再度確認します。
  5. 対話を配置します。管理者が、対話を実稼働サーバーに配置します。

対話の設計

設計段階では、使用する対話式マーケティング戦略の種類について、ブレーンストーミングを行います。訪問者にタッチポイントと対話させるための戦略がある場合は、その戦略を Interact でどのように実装するかを決定する必要があります。

このブレーンストーミングは、次の担当者が共同で行う必要があります。
  • Interact API を使用してタッチポイントを管理する担当者
  • Interact ユーザー・インターフェースを操作する担当者
  • マーケティング・プランの設計者
ビジネス目標とターゲット・メトリックを使用して、これらの担当者はインタラクション・ポイントとゾーンのリスト、およびセグメンテーションと非表示方法の大まかなリストを作成できます。こうした設計会議で、セグメンテーションを行うために必要なデータも特定します。

対話の構成

構成段階では、タッチポイント管理者と Interact ユーザーは設計を実装します。Interact ユーザーは、オファーのセグメントへの割り当てを定義し、設計時環境のユーザー・インターフェースを使用して対話式チャネルを構成します。Interact 管理者は、タッチポイントがランタイム・サーバーと連携するように Interact API を構成します。データ管理者は、テストと本番の両方に必要なデータ・テーブルを構成して作成します。

対話のテスト

Interact の設計時環境で対話を構成したら、さまざまなコンポーネントに対し、ステージング・ランタイム環境への配置対象であることを示すマークを付けます。Interact 管理者が構成をステージング・サーバーに配置すれば、テストを開始できます。

対話の設計に関わるチームの全メンバーで結果をレビューして、次の点を確認します。
  • 構成された対話が設計どおりに機能すること
  • 応答時間とスループットに関して、ランタイム環境のパフォーマンスが許容限度内にあること

場合によっては、設計者が設計を変更したり、追加のテストを実行したりする必要があります。全員が結果に満足したら、マネージャーは、実稼働サーバーへ配置するというマークを構成に付けることができます。

対話の確認

テストの後、タッチポイント・マネージャーもすべての結果をレビューして、構成が顧客対応システムに悪影響を与えないことを確認できます。

対話の配置

すべての関係者が構成を承認したら、実稼働ランタイム・サーバーにその構成を配置できます。

ワークフロー設計の図

この図には設計ワークフローの例が示されています。

Interact 設計時環境におけるワークフロー

この図では、進行状況が直線的に示されていますが、実際には複数名が同時にさまざまなコンポーネントで作業することがあります。また、反復プロセスもあります。例えば、Interact API を使用して、Interact と連携するタッチポイントを構成するには、管理者が、対話式チャネルで作成されたイベントを参照する必要があります。Interact 管理者はランタイム環境でタッチポイントを構成する際に、さらにイベントが必要であることに気付く可能性があります。設計チームで承認された後に、Interact ユーザーが、それらのイベントを設計時環境で作成します。