リアルタイムでオファーを非表示にするためのルール

IBM® Interact でのリアルタイム・オファー非表示の構成には、訪問者がそれを以前に承認したことがある場合、以前に拒否したことがある場合、その訪問者にオファーが提示された回数が特定回数を超えている場合、または既に非表示になっているオファーに関連している場合のいくつかのオファー処理方法の組み合わせを定義することが含まれます。

訪問者に対する提示に関して Interact がオファーを評価する際、通常どおり、オファーのパーソナライズが実行され、各適格オファーがオファー非表示リストと比較され、一致しているかどうかが確認されます。オファーが一致する場合、訪問者に提示されず、一致する別のオファーが代わりに提示されます。

次の表は、Interact がオファーを非表示にするために使用できる方法について説明しています。

表 1. オファー非表示ルール
ルール 説明

オファーの承認

オファー承認は、承認レスポンスとして記録されるレスポンスを受け取ったオファーです。デフォルトで、訪問者のレスポンスは、オファーの「承認」アクションをトリガーすることができますが、承認アクションとして他のレスポンス・タイプを指定することができます。

リアルタイム対話のオファーを定義する際、承認に基づくオファーの非表示は、「オファー許可時」セクションで定義されます。

ルール非表示で使用できるレスポンス・タイプの完全なリストは、IBM Campaign システム・テーブルの UA_UsrResponseType テーブルで定義されています。詳しくは、「IBM Campaign 管理者ガイド」を参照してください。

オファー拒否

オファー拒否は、拒否レスポンスとして記録されるレスポンスを受け取ったオファーです。デフォルトで、訪問者のレスポンスは、オファーの「拒否」アクションをトリガーすることができますが、拒否アクションとして他のレスポンス・タイプを指定することができます。

リアルタイム対話のオファーを定義する際、拒否に基づくオファーの非表示は、「オファー拒否時」セクションで定義されます。

ルール非表示で使用できるレスポンス・タイプの完全なリストは、IBM Campaign システム・テーブルの UA_UsrResponseType テーブルで定義されています。詳しくは、「IBM Campaign 管理者ガイド」を参照してください。

オファー負担

訪問者に対してオファーが特定回数提示されると、オファー負担 (オファーが何度も表示されるために気付かれなくなる) を避けるためにオファーは表示されなくなります。

リアルタイム対話のオファーを定義する際、表示された回数に基づくオファーの非表示は、「オファー提示時」セクションで定義されます。

関連オファー非表示

すべてのオファー非表示 (「オファー許可時」「オファー拒否時」、または「オファー提示時」) に関して、現行オファーに関連した他のオファーを非表示にするオプションもあります。非表示にされるオファーと一致する値がオファー属性 (オファー・テンプレートで定義されている) にある場合、そのオファーは関連しています。

例えば、属性「平均レスポンス収益」が $100 未満の場合に、訪問者によって承認されたオファーを非表示にするとします。同じ値を持つ、この属性に基づく他のオファー非表示にすることにより、他の低い値のオファーを同じ訪問者に対して非表示にすることができます。

オファーが承認、拒否、または提示回数が多すぎる他のオファーと関連している場合、オファーは提示されなくなります。

属性の一致に関して、以下の動作に留意してください。

  • オファー・ルールで属性名と属性値の両方が定義される場合、同じ属性 (その値が構成済みの値と一致している) を持つオファーは、構成された期間非表示にされます。

  • オファー・ルールが属性名のみを持つ場合、同じ属性 (その値がポストされるオファーの値と一致する) を持つオファーはすべて、構成された期間非表示にされます。

    オファーが対話式チャネルと関連付けられていない場合は、そのオファー非表示ルールはその対話式チャネルに配置されません。関連するオファー非表示が複数の対話式チャネル間で機能するためには、 その非表示ルールの配置先のすべての対話式チャネルで、処理ルールの中に、その非表示ルールが定義された対象のオファーが存在していなければなりません。

上記の各ルールに関して、時間制限をオファー非表示に適用して、指定した日数の間、オファーが非表示になるようにすることができます (オプション)。時間制限を指定しない場合、オファーはその訪問者に対して永久に非表示になります。