シミュレーションを実行するための基本シナリオの作成

基本シナリオを作成して設計時に startSession API および getOffer API をテストし、予想どおりの結果が返されることを確認できます。

このタスクについて

手順

  1. 対話式チャネルの「シミュレーター」タブで、「シナリオ・パレット」にある「基本シナリオの作成」をクリックします。
  2. 基本シナリオの名前を入力します。
  3. 説明を入力します。
  4. ドロップダウン・リストからオーディエンス・レベルを選択します。
  5. オーディエンス ID を選択します。

    オーディエンス ID は、手動で入力することも、検索することもできます。

    1. プロファイル・テーブルでオーディエンス ID を検索する場合は、 をクリックします。デフォルトでは、テーブルの最初の 10 件のレコードおよび 20 列のみ表示されます。

      シミュレーターは、Campaign | partitions | partition[n] | Interact | serverGroups | [シミュレーターに対して設定された serverGroup] | prodUserDataSource プロパティーで定義されたサーバーおよびプロファイル・データベースを使用して、プロファイル・レコードをロードし、オーディエンス ID の検索を実行します。シナリオ定義で設定したオーディエンス ID がシミュレーション実行時に存在するためには、この prodUserDataSource が、Interact | general | serverGroups | prodUseDataSource と同じ構成でなければなりません。設計時のデータベースの「対話式チャネルのサマリー」タブでマップするプロファイル・テーブルは、ランタイム・データベース内のプロファイル・テーブルのサブセットでなければなりません。

    2. 「条件の追加」をクリックして検索条件を指定します。複数の条件を追加した場合、検索結果では各条件が AND 条件として扱われます。
    3. 検索条件に対応する結果を取り込むには、「検索」をクリックします。
    4. 「表示列の選択」タブのドロップダウン・リストから、「すべて表示」「選択項目を表示」または「未選択項目を表示」を選択して、検索結果に表示する特定の列を選択できます。「属性の検索」を使用すると、フィルタリングされたリストを検索できます。属性を選択または選択解除すると、ただちに検索結果テーブルが更新されます。
    5. 検索条件と一致するレコードを強調表示して、「選択」をクリックします。このオーディエンス ID がシナリオに追加されます。

    検索条件と一致するレコードが見つからない場合は、条件と一致するシナリオ定義の一時レコードを作成できます。このシナリオ定義は、データベース内には存在しません。検索条件と一致する一時レコードが、Interact によって作成されます。オーディエンス ID のテキスト・ボックスには、「一時レコード」と表示されます。「一時レコード」は、検索条件に何を指定したかにかかわらず、常に匿名オーディエンス ID で作成されます。シナリオを一時レコード条件と共に保存し、保存された一時レコードと共にシナリオを再ロードして実行することができますが、この一時レコードはプロファイル・テーブルには作成されません。名前と値のペアとしてシナリオ定義と共に保存されるだけです。プロファイル・テーブルに存在するプロファイル・レコードを選択すると、シナリオ定義から一時レコードが削除されます。

  6. ドロップダウン・リストから「ゾーン」を選択します。ゾーン内のすべてのインタラクション・ポイントが同じ動作をするので、Interact は選択されたゾーン内の最初の IP を、getOffers API の IP パラメーターとして設定します。このドロップダウン・リストには、IP が定義されているゾーンのみが表示されます。
  7. シナリオが返すオファー数を入力します。オファー数を入力しない場合、Interact は方法で割り当てられたすべてのオファーを返します。
  8. 「保存」をクリックして、このシナリオを保存済みのシナリオに追加します。「保存されたシナリオ」から、保存済みのシナリオを編集、コピー、または削除することもできます。
  9. 「実行」をクリックしてこのシナリオをテストします。

    シミュレーションは別のスレッドで実行されます。実行中もシミュレーション・シナリオを表示したり編集したりできます。ただし、実行が完了するまで、別の実行を開始することはできません。

    注: 保存されていないシナリオは実行できません。シナリオを作成または編集した場合、更新されたシナリオを実行するためには、その前にシナリオを保存する必要があります。保存されていないシナリオを実行しようとすると、最後に保存されたシナリオが代わりに実行されます。
  10. シミュレーションの実行を中止する必要がある場合は、「中止」をクリックします。

タスクの結果

実行が完了すると、getOffers メソッドから返されたオファーが「シミュレーション結果」タブに表示されます。オファー名、説明、オファー・コード、処理コード、およびスコアが表示されます。「属性の表示」列のアイコンをクリックして、追加の属性を表示できます。デフォルトでは、最高スコアの結果が表示されます。

「ログ」タブで、シナリオ実行のログ結果を見ることもできます。最後のシナリオ実行のログ・エントリーのみ表示されます。このタブに表示されるログは interact.log に記録されるログと同じですが、このタブでは、シミュレーション実行のセッション ID と開始タイム・スタンプでログがフィルタリングされています。ロギングのレベルは interact_log4j.properties によって決まります。