概要

IBM では、2018 年 5 月 25 日に施行される EU の新しい一般データ保護規則 (GDPR) に関して組織を支援するために、IBM Marketing Software (IMS) にいくつか変更を行っています。本書は、法的なアドバイスを提供するものではなく、また企業全体が GDPR に準拠するための手順についてアドバイスするものではないので注意してください。本書の特記事項および注意を参照してください。

IBM Marketing Software ソリューションは、お客様が所有するデータベースに大きく依存します。お客様は、所有するすべてのデータに関して GDPR 標準に準拠する責任があります。場合によっては、IBM Marketing Software のお客様は、ソリューションのシステム・テーブル・データベースで個人データを使用します。お客様は、通常、特定のキャンペーン管理の目的で個人データを使用します。例えば、個人データをコンタクトとレスポンスの履歴シナリオで使用できる、IBM Campaign を活用するアウトバウンド・ソリューションなどです。リアルタイムのパーソナライズ・ソリューションである IBM Interact でも、リアルタイムのエンゲージメントのために個人データが使用されます。

IBM Marketing Software 製品には、ソフトウェアのシステム・テーブル・データベースから顧客の個人データを削除するための SQL スクリプトを生成するユーティリティーと付属文書が含まれます。あるいは、この削除に関する指示が含まれます。スクリプトを含むユーティリティーまたは指示は、次の IBM Marketing Software オファリングで入手できます: IBM Marketing Platform、IBM Campaign、IBM Interact、IBM Opportunity Detect、IBM Marketing Operations、および限定された範囲の IBM Contact Optimization ソリューション。