オファー・バージョンの照会ビルダー

オファー・バージョンの照会ビルダーは、特定のオファー・バージョンを選択するためのフィールドのセットです。オファー・バージョンの照会ビルダーは、いくつかのルール・ページの「ルール定義」セクションで使用できます。

照会ビルダーで指定する基準は、期間や顧客セグメント、対話チャネルなどの他の制約と共に、ルールのスコープを定義します。照会ビルダーで使用されるオファー属性は、ルールが適用される具体的なオファー・バージョンを指定します。

照会ビルダーでリストされるオファー属性は、標準オファー属性またはカスタム・オファー属性です。標準オファー属性は、Contact Optimization のさまざまな実装に関連する定義済み属性です。例えば、終了日、オファー当たりのコスト、コンタクト・チャネルなどです。カスタム・オファー属性は Campaign で定義するオファー属性であり、より業種に特化したオファー属性です。例えば、利率や年会費、部門、製品 SKU などです。

照会ビルダーで照会を構成するために使用されるオファー属性は、パラメーター化属性の場合があります。したがって、照会ビルダーはオファーまたはオファー・バージョンを返す可能性があります。オファーは、パラメーター化オファー属性が含まれないオファー・テンプレートに基づいたマーケティング・コミュニケーションです。オファー・バージョンはパラメーター化オファー属性が 1 つ以上含まれるマーケティング・コミュニケーションであり、パラメーター化オファー属性はセルにオファーが割り当てられる時点でユーザーによってカスタマイズされます。一方、照会ビルダーは、ルールのスコープに含めるオファー・バージョンにアクセスするための唯一の手段です。オファーのすべてのバージョンが本質的に同じであれば、最適化でオファーの各バージョンを区別する必要はありません。ただし、パラメーター化オファー・バージョンがカスタマイズに使用され、オファーの「意味」がパラメーター化オファー属性の値によって実質的に異なる場合、ルールのスコープを適切に設定するために、最適化ルールはオファー属性別に照会しなければならない場合もあります。マーケティング・コミュニケーションの本質を変えるパラメーター化オファー属性の例として、「製品 SKU」があります。この場合、ある個人に適用されるアイテムは TV であり、別の個人には冷蔵庫であることがありえます。

Contact Optimization セッションを実行する際、照会ビルダーを使用して設定した制約は (すべてのルールで指定した他の基準と合わせて)、最適化済みコンタクト・テーブル (OCT) に設定される顧客を判別するのに役立ちます。

Campaign でのオファー・カスタム属性の定義、オファーまたはオファー・テンプレートの作成、あるいはオファー属性のパラメーター化について詳しくは、「IBM® Campaign管理者ガイド」を参照してください。