Contact Optimization セッション

Contact Optimization セッションは、推奨コンタクトのセットに適用されるルールとスコアの組み合わせです。

IBM® Contact Optimization を使い始めるには、Contact Optimization セッションを作成する必要があります。

Contact Optimization セッションは、単一のオーディエンス・レベル (例えば、顧客、世帯、およびアカウントのオーディエンス・レベル) で機能します。会社が IBM Campaign を使用してさまざまなオーディエンス・レベルのコンタクトとコミュニケーションを取る場合は、最適化するオーディエンス・レベルごとに Contact Optimization セッションを作成する必要があります。

特定のキャンペーン・タイプ用 (例えば、会社の特定の支店や部門用) に、より小さい Contact Optimization セッションを作成することもできます。Contact Optimization を使用して、以下の方法で単一キャンペーン内で最適化することもできます。

Contact Optimization セッションには、適用するルールと制約が含まれます。各推奨トランザクションに使用するスコアも含めることができます。スコアは、推奨トランザクションの価値を表します。スコアは、次のいずれかの方法で指定されます。

推奨トランザクションごとに個別のスコア (例えば、予測モデルによって生成されたもの) があれば、より適切な最適化結果が得やすくなります。ただし、細分スコアを使用できない場合は、スコア行列で以下の値に基づいてスコアを入力できます。

この行列は特定のセグメントのオファーをランク付けする手段を提供しますが、同じ戦略的セグメント内の個々の受信者間で違いはありません。つまり、オファー X を受け取る同じセグメント内のすべての人が、同じスコア Y を持つことになります。

Contact Optimization セッションに関与する各 Campaign フローチャートは、最適化プロセスを使用して、それぞれの推奨コンタクトを最適化するためにサブミットします。最適化プロセスは、フローチャートがその推奨コンタクトを書き込む最適化セッションを指定します。Contact Optimization セッションは、複数のキャンペーンから推奨コンタクトを受け取ることができます。Campaign フローチャートは、オファーを受け取るための資格基準を判別し、可能なコミュニケーションとしてそれらのオファーを受信者に割り当てます。Contact Optimization は、他のキャンペーンから行われるコンタクトおよび受信者のコンタクト履歴も含めて、受信者への可能なコンタクトをすべて考慮します。Contact Optimization は次に、Contact Optimization セッションでのルールと制約を適用して、その個人に送る最適なオファー・セットを識別します。

Campaign 管理者は Campaign フローチャートを実行するときに、Contact Optimization セッション用の推奨コンタクト・テーブル (PCT) にデータを設定します。その後、Contact Optimization セッションを実行できます。Contact Optimization セッションは次に、作成済みのルールを適用して、Campaign から受け取った推奨コンタクトを最適化します。ルールは推奨コンタクトのサブセットを除外して、Campaign マーケティング・キャンペーンで使用できる最適化済みコンタクト・リストを形成します。