パフォーマンス向上のためのトランザクション照会の最適化

データベース固有のビューではなく、一時表を使用することにより、パフォーマンスを向上できます。

IBM® Contact Optimization では、オファー・バージョンに割り振られる投資とリソースを制御および管理するために、オファー・バージョン属性に関するビジネス・ルールを追加できます。Contact Optimization セッションの際、オファー・バージョンのルールのために、IBM Contact Optimization は、マーケティング担当者によってルールで定義されているオファー・バージョン条件の有効範囲にあるトランザクションのリストを取得するための照会を作成します。この照会を属性フィルター照会 (AFQ) と呼びます。

AFQ 照会では、PAV データベース・ビューおよび APA データベース・ビューを使用します。これらのビューは、Contact Optimization セッション実行の際に作成、使用、および削除されます。PAV ビューおよび APA ビューにある照会は、AFQ 照会が実行されるたびに実行されます。これらのビューの照会の結果は AFQ 照会のためにメモリーに保持されます。 これらの照会の結果が数百万のレコードになる場合、データベースのメモリーにこの結果を保持することは困難です。これによってデータベース・サーバーでメモリー不足エラーが発生する可能性があります。

ゼロより大きい Over The Period 値を持つルールが少なくとも 1 つ存在する場合、IBM Contact Optimization は HAV ビューを作成します。

AFQ を最適化してパフォーマンスを改善するために、一時テーブルを使用可能にすることができます。一時テーブルを使用可能または使用不可にするには、「拡張設定」 > 「データベースの調整」に移動し、「一時テーブルを許可する」True に設定します。このパラメーターは、構成設定の「Affinium|Campaign|partitions|partition1|Optimize|DatabaseTuning| AllowTempTables」でも構成できます。一時表を使用すると、大きいセッションのパフォーマンスが向上するため、この設定はデフォルトで有効になっています。