モニター
目的
IBM Marketing Software (IMS) Director のモニター機能では、すべてのユーザーによって作成されたフローチャートの実行と詳細情報のビューを提供します。左メニュー・バーから「モニター」オプションをクリックすることによりアクセスします。
監視ダッシュボード
IMS Director は実行ハイライト情報を時系列で表示します。このタブには、以下の項目が表示されます。
- 正常に実行されたフローチャートの数 (ステータス: 終了)
- 実行中のフローチャートの数 (ステータス: 開始/続行)
- 失敗したフローチャートの数 (ステータス: 失敗)
- 停止したフローチャートの数 (ステータス: 停止)
- 一時停止したフローチャートの数 (ステータス: 一時停止)
- 平均実行時間よりも時間がかかっている現在のフローチャート実行の数
IMS Director では、ユーザーは「今日」(過去 24 時間をカバー)、「週」(過去 7 日間をカバー)、「月」(過去 30 日間をカバー)、または提供カレンダーから選択した特定の日付のフローチャート実行の統計を表示することができます。フローチャート実行の統計は選択に基づいて上部パネルに表示されます。
フローチャート・リンクをクリックすると、ユーザーはフローチャート実行の詳細に移動し、ここでプロセス・ボックスの実行の詳細を使用できます。IBM Marketing Software Director は Campaign アプリケーションでスケジュールされたフローチャートのフローチャート情報は表示しません。実行されたフローチャートのフローチャート情報のみを表示します。
「スケジュール」プロセス・ボックスを使用して実行されたフローチャート (完了したフローチャート実行/ブランチ) は IMS Director でサポートされません。ユーザーには常に「実行中」としてフローチャートのステータスが表示され、詳細なプロセス実行には繰り返し実行された同じプロセス・ボックスが表示されます。
Campaign はメッセージ・キューを使用してフローチャート情報を IMS Director に公開します。データは Campaign からメッセージ・キューにプッシュされて使用され、フローチャート情報が保存されます (IMS Director)。データをオペレーション・ダッシュボードに公開するには、メッセージ・キューが常時稼働中である必要があります。メッセージ・キューが起動されていない場合、フローチャート実行データを IMS Director で使用できません。
フローチャート
特定のフローチャートの時系列バーにマウスのカーソルを置くと、以下を含むフローチャートの詳細が表示されます。
- フローチャート実行開始時間、終了時間、および平均フローチャート実行時間
- 最新のフローチャート実行の所要時間
フローチャートの状態と有効な操作
次の表は、監視ダッシュボード・ページに表示される有効なフローチャートの状態、色、アクションを示しています。
フローチャート・ステータスは、最後の実行のステータスを反映します。
ステータス (色) | 説明 |
実行中 (緑) | フローチャートは実行中です。 |
一時停止 (黄) | フローチャート実行は計画的に一時停止されました。
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成功 (明るい青色) | フローチャートの実行が正常に完了し、エラーはありません。 |
停止 (黒) | フローチャート実行は、計画的に、またはエラー、もしくは複数のプロセス・ボックスのエラーが原因で停止されました。 |
失敗 (赤) | 実行が失敗しました。未処理エラーまたは予期しないフローチャート・サーバー・プロセスの終了を示すサーバー・エラーが原因です。 |
現在の平均実行時間を超えているフローチャートの数 | フローチャートの平均実行時間は正常に完了したフローチャートの実行時間の平均として計算されます。
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プロセス・ボックスの詳細
- 前の画面でフローチャートをクリックすると、フローチャート・リスト・ページにナビゲートします。このページに表示される情報には以下が 含まれます。
- プロセス・ボックス名、ステータス、およびタイプ
- プロセス・ボックスの実行時間
- 開始時刻と終了時刻
- プロセス・ボックスのステータス
- 実行された照会のステータスと各照会にかかった時間
IMS Director は Campaign アプリケーションでスケジュールされたフローチャートの情報は表示しません。実行されたフローチャートのフローチャート情報のみを表示します。
フローチャートのステータス:
ユーザーは、「今日」、「月」、「週」、または選択した日付の選択およびフローチャートのステータス - 時系列グリッドに表示されたフローチャートの実行に基づいて次のフローチャートのステータス・オプションのいずれかを選択できます。
- すべて
- 停止
- 実行中
- 成功
- 一時停止
- 失敗
フローチャートのモニター・ページの上部に表示される「実行中」フローチャートの統計は、「今日」、「月」、「週」、または選択した日付に関係なく、現在「実行中」状態のすべてのフローチャートが対象です。
IBM Marketing Platform での IMS Director フローチャート・モニター機能の構成
- 「設定」 > 「構成」を選択します。
- Campaign|FlowchartEvents カテゴリーを開き、プロパティーを設定します。
- enableEvents を「Yes」に設定します。
- 「設定」 > 「構成」を選択します。
- Campaign|FlowchartEvents|ActiveMQ カテゴリーを開き、プロパティーを設定します。
- url tcp://<Hostname>:61616
- Platform User with Data Sources for ActiveMQ Credentials asm_admin
- Data Source For ActiveMQ message broker credentials ACTIVEMQ_CRED_DS
- flowchartInfo-campaign
「設定」 >「ユーザー」のデータ・ソース
ユーザー名 = ACTIVEMQ_CRED_DS
パスワード = admin
詳しくは、「IBM Marketing Platform 管理者ガイド」を参照してください。