移行

目的:

1 つの環境から別の環境へのキャンペーン、セッション、またはフローチャートの移行を容易にします。

移行

移行

  1. IBM Marketing Software Director の左ナビゲーション・ペインで、「移行」をクリックします。
  2. キャンペーン」または「セッション」タブでは、キャンペーン・リスト」または「セッション・リスト」セクションの下にあるすべてのキャンペーンまたはセッションの完全なリストから 1 つのキャンペーンまたはセッションを選択できます。
  3. フォルダー」リストからキャンペーンまたはセッションを選択できます。フォルダーを選択すると、「キャンペーン・リスト 」または「セッション・リスト」セクションに取り込まれます。
  4. 移行するキャンペーンまたはセッションを選択します。
  5. ターゲット環境」を選択します。「移行 Platform URL」は自動的に取り込まれます。
  6. Marketing Platform ユーザーおよび Marketing Platform パスワードを入力し、「認証」をクリックします。
  7. 認証されたら、「ターゲット環境のポリシーを選択」の下にリストされるポリシーを選択します。
  8. ターゲット環境の所有者を選択」で適切な所有者を選択します。
  9. ターゲット環境で同じ ID を持つオブジェクトの場合、移行は」で適切なオプションを選択します。
  10. 移行」をクリックします。

重要な注記:

キャンペーンまたはセッションを最初に選択して移行し、その後にのみ、これらのキャンペーン/セッションのフローチャートを移行できることを確認してください。複数のフローチャートを選択すると、ユーザーは一度に複数のフローチャートを移行することもできます。

移行のステータスはジョブ・キューで確認できます。

重複オブジェクトの管理

重複オブジェクトの管理 (ID が競合しているときに発生) では、以下のいずれかのオプションを選択する必要があります (ID の競合が発生した場合):

  1. abort – 重複オブジェクトが発生すると移行は中止されます。
  2. replace – 移行元のオブジェクトが移行先システムの重複オブジェクトに置換されます。
  3. skip – 移行先システムのオブジェクトが維持され、ソース・システムのオブジェクトの移行がスキップされます。

移行では、データ (キャンペーン、フローチャート、セッション情報、トリガー、カスタム・マクロなど) をシステム・テーブルにインポートします。インポート中、移行プロセスではターゲット・システムに各データが既に存在していないかをチェックします。プロセスはオブジェクトの内部キャンペーン ID で重複していないかをチェックします。重複していない場合、オブジェクトは置き換えられます。キャンペーンの置換を選択する場合、ターゲット・サーバー上の既存のキャンペーンに関連付けられているすべてのデータを削除してから、新規キャンペーンをインポートします。

キャンペーン、セッション、またはオファーなどのオブジェクトが既にターゲット・システムに存在することが移行の前に分かっている場合には、移行されたオブジェクトの競合を回避するため、移行を実行する前にオブジェクトを削除することを検討してください。

「移行」オプション選択前の確認:

「移行」オプションを選択する場合、移行は検出したすべての同一オブジェクトを置換します。「移行」オプションは既存のキャンペーン/セッション/フローチャートへのすべての参照を削除し、新たにインポートされたオブジェクトに従って置換するため、使用する前に既存のオブジェクトを確認することを強く推奨します。

置換オプションを選択するときは、選択したオブジェクトがターゲット環境に存在しないことを確認してください。そうしないと、置換されて他のすべてのオブジェクト (例えばフローチャート) が移行したオブジェクトに関連付けられます。

以下に例を示します。ターゲット・システムに ID = 6 のキャンペーンがあり、3 つのフローチャートが関連付けられていると

します。ユーザーがターゲット環境の ID が同じ (つまり 6) キャンペーンを移行し、置換オプションを選択した場合、移行後は新たに移行されたキャンペーンには元の環境にはなかった 3 つのフローチャートが関連付けられます。

キャンペーン/フローチャートの移行

注:

  1. IBM Marketing Software Director は Marketing Operations と Campaign が統合される場合、キャンペーン/フローチャートの移行をサポートしません。この統合を有効にしてセッションおよびセッション・フローチャートの移行を利用することができます。ユーザーは移行ページから「キャンペーン・プロジェクト」をクリックすると、「キャンペーン・リスト: API に提供された入力が無効です」というエラーを受け取ります。このエラーは、Marketing Operations と Campaign の統合がオンの場合、キャンペーンの統合をサポートしていないため無視できます。
  2. キャンペーン/セッション名が変更され、名前変更後にフローチャートが編集または保存されない場合、フローチャートは移行されません。これを回避するには、ユーザーはフローチャートを開いて保存し、.ses ファイル名も更新されるようにする必要があります。
  3. 「Web アクセス制御」ログイン方法が IBM Marketing Platform で構成されている場合、IBM Platform の「Affinium|Manager|miscellaneous」の「トークンの存続時間」設定の値を 15 秒を超える任意の値 (例: 9999) に増やし、IBM Marketing Software Director で移行が機能するようにします。
  4. ソース Campaign 環境と完全に同じ名前のユーザー・データ・ソースはターゲット Campaign 環境でも構成する必要があります。そうしないと、移行したフローチャートのテーブル・マッピングが機能せず、すべてのプロセス・ボックスが未構成になります。
  5. IMS Director は移行にキャンペーン・ユーティリティー unica_acsesutil を使用します。IMS Director を使用した移行中にエラーが発生した場合、ユーザーは <Campaign_home>/logs/unica_acsesutil.log にある unica_acsesutil.log で詳細を確認できます。