バージョン 11.1 の新機能および変更点
IBM® Campaign 11.1 には、いくつかの新機能と変更点が含まれています。それらを以下に示します。
新しくサポートされるプラットフォームと、サポートが廃止されたプラットフォームのリストについては、「推奨されるソフトウェア環境と最小システム要件」という資料を参照してください。 この資料は、IBM サポート・ポータル (http://support.ibm.com) の「システム要件の詳細」の下に投稿されています。
アップグレード・パス
- サポートされるインストーラー経由のアップグレード・パス: 11.0.1 -> 11.1 のみ。
- 11.0 のユーザー -> 11.1 への高速アップグレード。
高速アップグレード
IBM Campaign 11.1 では高速アップグレード・アプローチがサポートされます。このアプローチでは、バージョン 8.6 以降からバージョン 11.1 にアップグレードできます。このアプローチにより、ユーザーはマルチステップ・アップグレードを回避することができます。高速アップグレード・アプローチは、アップグレード中のダウンタイムを削減するのにも役立ちます。このアプローチは、IBM Marketing Platform、IBM Campaign、IBM Contact Optimization、 IBM Marketing Operations、IBM Interact の 8.6x バージョン以降からのアップグレードに使用できます。詳細については、バージョン 11.1 でリリースされている高速アップグレードの資料を参照してください。
Cloudera Impala Hadoop データ・ソースでの Kerberos
Campaign では現在、Cloudera Impala Hadoop データ・ソースに Kerberos 認証を使用できます。11.1 の「 IBM Campaign インストール・ガイド」の『 第 5 章 Cloudera Impala Hadoop データ・ソースでの Kerberos の有効化』にインストール・プロセスの詳細が記載されています。このサポートは、Linux および Windows オペレーティング・システム上の Impala を使用する Cloudera Hadoop インスタンスに提供されます。AIX オペレーティング・システムはサポートされません。
Campaign データベースのサポート - SQL 2017
Campaign では現在、SQL 2017 システムおよびユーザー・データベースがサポートされています。
Campaign アプリケーション・サーバーのサポート
Tomcat アプリケーション・サーバー v9.0.13 と JBOSS アプリケーション・サーバー v7.1.0 が IBM Marketing Software 製品スイートの配置でサポートされています。Tomcat アプリケーション・サーバーでの EAR ファイルの配置はサポートされていません。
Campaign オペレーティング・システムのサポート
Campaign では現在、SUSE 12 SP3 オペレーティング・システムがサポートされています。
Campaign 特定データ・ソースに対する unica_acclean ユーティリティー
バージョン 11.1 より前、unica_acclean ユーティリティーは Campaign で構成されているすべてのデータ・ソースからすべての孤立テーブルと孤立ファイルを削除していました。孤立テーブルおよび孤立ファイルを特定のデータ・ソースまたはデータ・ソースのリストから削除するオプションはありませんでした。この機能を利用するために、データ・ソース名を指定する -D コマンド・ライン・オプションが Campaign 11.1 に実装されています。
例えば、unica_acclean -o "log.txt" -w orphan -D "Test" というコマンドは、「テスト」データ・ソースで使用できる孤立テーブルと孤立ファイルのリストを含む log.txt ファイルを作成します。',' (カンマ) で区切られたデータ・ソース名のリストを指定できます。
IBM Campaign と UBX の統合におけるパフォーマンスの向上
ダウンロードされた UBX イベントと ETL プロセスでのマルチスレッドの実装。単一スレッドではなく 10 個の並列スレッドを使用することで、 IBM Campaign と IBM UBX の統合全体の速度が向上します。
履歴タブ
Campaign の履歴タブに Campaign フローチャートに関連する履歴がリストされます。多数のイベントが監査されます。詳細については、 「IBM Campaign ユーザー・ガイド」の第 3 章『フローチャートの設計』の『履歴タブ』を参照してください。
同様に、セッションの履歴タブにセッション・フローチャートに関連する履歴がリストされます。多数のイベントが監査されます。詳細については、「IBM Campaign ユーザー・ガイド」の第 10 章『セッション・フローチャート』の『「履歴」タブ (セッション)』を参照してください。