IBM Campaign 11.1 における既知の制限

Campaign 11.1 には、次の既知の制限があります。

表 1. Campaign の既知の制限
ID 既知の制限
17202 エラー 19024: セグメント・フォルダーからセグメントが削除された場合に、そのフォルダーを削除できない。フォルダーから削除されたセグメントは、そのフォルダー内で非アクティブなセグメントとして残ります。非アクティブなセグメントを含むフォルダーは、削除できません。これは所定の動作です。
185854 ビッグデータ: MS Windows オペレーティング・システムでは、ユーザー・データ・ソースとして使用する Hadoop ベースの Hive ビッグデータとの Campaign の統合がテストされていません。
190621 ビッグデータ: ユーザー・データベースとして Hive ビッグデータを使用する Campaign では、 最大 4 階層のベース・レベルおよびディメンション・レベルを使用してユーザー・テーブルをマッピングすることはサポートされていません。ベース・レコード・テーブルを「選択」プロセス・ボックスで 4 つのレベルのディメンション・テーブルとマップし、4 番目のレベルのディメンション・テーブルに基づいて照会をビルドすると、照会はエラー 11528 で失敗します。この問題は、ビッグデータ・ユーザーに影響を与えません。複数のディメンションは必要ないからです。定義上、ビッグデータ・ソースは、Hadoop ノード (HDFS など) 全体に大規模なテーブルのレコードを分散させています。
194095 Redshift データベースで、 データを「スナップショット」プロセス・ボックスからエクスポートする際に、 「サポートされないタイプのタイムゾーン付きタイムスタンプ (Unsupported type timestamps with time zone)」というエラー・メッセージが表示されます。タイム・ゾーン付きタイム・スタンプは、Amazon AWS ではサポートされない PostgreSQL データ・タイプです。
195581 キャンペーン・フローチャートの実行中にリスナーが異常終了または停止すると、 ユーザーはその実行中のフローチャートに UI からアクセスできなくなります。要求はクラスターの別のノードによって処理されますが、このフローチャートにアクセスすると「リスナーのフェイルオーバーが発生しました... (listener failover occurred...)」というポップアップ・メッセージが表示されます。マスター・リスナーを再始動する必要がある場合があります。
232032 リスナーをクラスター化した場合、ユーザーは IBM Campaign リスナーを 1 つのサーバー (マシン) で 1 つのみ開始できます。
PMR 243195, 244148 Campaign でギリシャ語文字 A および B を含む列をプロファイルすると、A のみが、レコードの総数と一緒にシステムから戻されます。修正を適用すると、大/小文字が違うだけの非英語の文字の一部 (フランス語の é と É など) が、2 つの異なる値としてプロファイルでカウントされます。英語の文字の場合は、大/小文字が違うものとしてカウントされません。
244482 Campaign - Marketing Operations 統合が有効な場合は、深い検索を実行すると、Marketing Operations プロジェクトで作成したすべての Campaign がリストされます。Marketing Operations - Campaign 統合が有効な場合に、Marketing Operations プロジェクトで作成した Campaign は、 Campaign のリスト・ページにリストされず、Marketing Operations プロジェクトのリスト・ページにしか表示されません。Marketing Operations にアクセスする権限を持たないユーザーは、深い検索の結果から、Marketing Operations プロジェクトで作成したキャンペーンにアクセスすることができます。
248943 ユーザー・プロファイル・データベースで同期フィールド以外のフィールドを変更 (オーディエンス・レコードのテーブル列の値を変更) した後に、 ユーザーが再度 E メール・プロセスを実行すると、Campaign フローチャート・ログに DUPLICATES パラメーターとして Engage から負の数が返されます。
該当なし ビッグデータ: フローチャート内のプロセス・ボックスに対して UPDATE 操作を実行するには、ACID プロパティーをサポートするように HIVE テーブルがトランザクション・テーブルとして構成されている必要があります。これは、HIVE バージョン 0.14 で導入された主要機能です。
該当なし IBM WebSphere Application Server を使用して IBM Interact を構成する場合: JDK 1.7 を使用するように IBM WebSphere JVM を構成する必要があります。IBM WebSphere Application Server 8.5.5.x に JDK 1.7 および HTTPS 通信を構成する場合は、 IBM JAVA SDK バージョン 7.0.8.10 以降を使用する必要があります。
該当なし 未加工 SQL 照会で複数の SQL ステートメントを使用することは、 ビッグデータのユーザー・データ・ソースでは現在サポートされていません。関連情報については、IBM Knowledge Center の「Hive 照会言語への準拠」を検索してください。
該当なし ダイアログの動作: フィールドをアクティブにしたり、フィールド値を変更したりするために 2 回クリックする必要がある場合があります。
該当なし Campaign|monitoringmonitorEnabledForEmessage 構成プロパティーは現在使用されていません。
該当なし 関連製品に関する制限: IBM Marketing Operations からオファー管理を行う場合は、製品 ID をオファーに関連付ける「関連製品」機能を使用できません。
該当なし メール・リスト・プロセスでのユーザー定義フィールドからの結果が空であるか、または正しくない。これが発生するのは、値が変わる生成フィールド (UCGF) を呼び出すユーザー定義フィールドが使用されるプロセス・ボックスに限られます。

メール・リストのユーザー定義フィールドでは、UCGF が定数でない場合に UCGF を使用しないでください。また「パラメーター」タブから、オファー属性にデータを設定するために UCGF を呼び出すユーザー定義フィールドを作成しないでください。

該当なし Campaign 生成フィールド (UCGF) をプロファイルしても、正しい結果が生成されません。一部の UCGF の値は、セルまたは処理されるオファーに依存します。セル関連の UCGF の場合、プロファイル中は最初のセルに関連付けられた値だけが表示されます。
該当なし ターゲット・セル・スプレッドシートを開いたときに、カスタム・セル属性のデフォルト値が表示されない。デフォルト値は、最初表示されませんが、使用されます。ターゲット・セルのスプレッドシートでカスタム・セル属性をクリックするか開いて編集することにより、値を表示したり変更したりすることができます。
該当なし UA_UsrResponseType.Name フィールドに、左括弧とそれに続く単一引用符とを含めることができません。
該当なし

複数のデータ・ソースを同一の物理データベースにマップする場合、データ・ソースごとに固有の TempTablePrefix を使用する。

Campaign 内の複数のデータ・ソースを同一の物理データベースにマップし、それらのデータ・ソースのうちの 2 つ以上に同じ TempTablePrefix を使用すると、孤立した一時テーブルを削除するためにクリーンアップ・ユーティリティーを使用したときに、実際には別の Campaign データ・ソースから定義された適正な一時テーブルであるのに、孤立した一時テーブルであるように間違って識別してしまう場合があります。

削除された一時テーブルがあっても、関係するフローチャートを再実行するとその一時テーブルは自動的に再作成されますが、ベスト・プラクティスとして、複数のデータ・ソースを同一の物理データベースにマッピングする場合は、データ・ソースごとに固有の TempTablePrefix を使用してください。

Campaign で定義されるデータ・ソースがデータベース内の別のスキーマにマップされる場合、もう 1 つの解決策は、クリーンアップ・ユーティリティーを実行するデータベース・ユーザーが、同じデータベースの別のスキーマのテーブルをドロップする権限を持たないようにすることです。

161323  「IBM Marketing Platform | セキュリティー | ログイン」メソッドが「Windows 統合ログイン」または「Web アクセス制御」に設定されている場合、キャンペーン・ユーティリティーにログインしようとすると、「ログインに失敗しました。エラー 10553」というエラーが発生する可能性があります。この問題を回避するため、 キャンペーン・ユーティリティーを使用する前に、ログイン・タイプを「LDAP」または「IBM Marketing Platform」に変更してください。
176377 ユーザー DB の DB2 10.5 BLU:Campaign データ・ソースの一時テーブルに索引付けの要件がありません。DB2 10.5 (BLU 機能が ON) では、Campaign で索引付けが必要ありません。Campaign には、データ・ソース用のプロパティーがあります。 例えば、TempTablePreTruncateRunScript、TempTablePostExecutionSQL、 PostTempTableCreateRunScript などで、その中で SQL やスクリプトを使用してユーザー・データベース・テーブルに索引を作成できます。DB2 10.5 をカスタマー・データベースとして使用していて、BLU 機能が ON になっている場合、これらの一時テーブル・プロパティーを構成する必要はありません。
201,968,200,241 フローチャートで 2 つのプロセス・ボックスを非常に近くに移動させると、接続矢印の向きが変わります。この制限は、矢印のビジュアル表示に影響します。プロセス・データ・フローには影響ありません。これを回避するには、2 つのプロセス・ボックスの距離を離して、矢印が正しい方向を向くようにします。
211293 IBM® Campaign で、組み込みマクロ Current_Date() を Hive 1.2 ベースの Big Data インスタンスに対して実行するとエラーになります。Hive ODBC ドライバーは CURRENT_DATE マクロによるインターバル値の取得をサポートしていません。例えば、以下の照会を実行すると Hive エラーになります。

SELECT DISTINCT customerid FROM Customer_date WHERE ((Customer_date.my_date_mmdyyyy - CURRENT_DATE()) >= 7)

エラー: エラー: Hive 2 内部エラー: 次の型からの変換はサポートされません: interval_day_time

回避策: Hortonworks を使用する Hive に対する RAW SQL 照会で CURRENT_DATE 関数を使用するには、以下の形式で SQL を実行します。

SELECT DISTINCT customerid FROM Customer_date WHERE (current_date() - my_date_mmddyyyy ) = interval '0 0:0:0' day to second

213088 保護された環境に IBM Campaign がインストールされていても無保護の環境に IBM Cognos がインストールされている場合、 Microsoft Internet Explorer 11 を使用するとき、Cognos レポートは表示されません。回避策: IBM Campaign が HTTPS で構成されている場合、IBM Cognos も HTTPS で構成します。
217488 Campaign でローダー・スクリプトをトリガーするまでは、IBM は Redshift 用のデータベース・ローダーをサポートできます。ローダー・スクリプトを実行する際の問題は、IBM のサポート対象外です。
223716 HTTP 動詞の改ざんを使用する認証バイパス

HttpVerbFilter.class パッチを適用する代わりに、 以下の回避策を使用してアプリケーションのセキュリティーを確保できます。

以下の手順を実行して web.xml を更新します。
  1. Web アプリ・タグを更新して、xsd バージョンを 3.0 に設定します。
    <web-app xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" 
      xmlns="http://java.sun.com/xml/ns/javaee"
      xsi:schemaLocation="http://java.sun.com/xml/ns/javaee 
      http://java.sun.com/xml/ns/javaee/web-app_3_0.xsd"
      id="Platform" version="3.0" metadata-complete="true">
  2. 以下を web.xml に追加します。
    <!--[start] WhiteList Http Verbs -->
    <security-constraint>
      <web-resource-collection>
      <web-resource-name>Unica_WhiteList_Http_Verbs</web-resource-name>
      <url-pattern>/*</url-pattern>
      <http-method-omission>GET</http-method-omission>
      <http-method-omission>POST</http-method-omission>
      <http-method-omission>TRACE</http-method-omission>
      <http-method-omission>PUT</http-method-omission>
      <http-method-omission>DELETE</http-method-omission>
      <http-method-omission>PATCH</http-method-omission>
      <http-method-omission>OPTIONS</http-method-omission>
      <http-method-omission>HEAD</http-method-omission>
      </web-resource-collection>
      <auth-constraint/>
    </security-constraint>
    <!--[end] WhiteList Http Verbs -->
283805

IBM Marketing Software アプリケーションを実行するには、IBM Websphere Application Server 8.5.5 フィックスパック 12 に IFPI85892 が必要です。暫定フィックスが以下の場所にあります。

https://www-945.ibm.com/support/fixcentral/swg/selectFixes?parent=ibm%2FWebSphere&product=ibm/WebSphere/WebSphere+Application+Server&release=All&platform=All&function=fixId&fixids=8.5.5.12-WS-WASProd-IFPI85892&includeSupersedes=0

283544

Oracle 12.2 データベース・サーバーで、ORACLE_HOME/network/admin/SQLNET.ALLOWED_LOGON_VERSION_SERVER にある sqlnet.ora ファイルに次のパラメーターを追加する必要があります

DBA に連絡して、このパラメーターの適切な値を入手してください。詳細については、次のリンクを参照してください。 https://docs.oracle.com/database/121/NETRF/sqlnet.htm#NETRF2016

該当なし IBM Campaign と Watson Marketing Assistant との統合は Internet Explorer ではサポートされません。
286705 操作モニターから Campaign フローチャートを一時停止すると、Campaign 履歴タブで 2 つのイベントが生成されます。
287100 Campaign を削除しても、履歴タブのデータが UA_History テーブルに残っています
290172 関連するオファー・ウィンドウから正しいコンテンツが削除されます。

回避策: 「表示」でテキスト、アプリおよびその他の項目のサイズを 100% に設定する必要があります。