前提条件

IBM® Marketing Software Director のインストールを開始する前に、次の前提条件を満たしている必要があります。

  1. 顧客の環境に Apache ActiveMQ -5.15.7 が構成されている必要があります。IBM Marketing Software Director に Apache ActiveMQ はバンドルまたは提供されません。ダウンロードしてインストールおよび構成する必要があります。IBM Marketing Software Director のインストールを開始する前に、ActiveMQ - ブローカー URL、ポート、および資格情報が必要です。IBM Marketing Software Director のインストール時にこの情報を指定する必要があります。
  2. IBM Marketing Software Director エージェントは Campaign システム (Web アプリケーションおよびリスナー・マシン) にインストールする必要があります。これらのマシンに Marketing Software Director をインストールするには、必要な情報またはアクセス権がある必要があります。例えば、ホスト名、ログイン詳細、インストール場所などのオペレーティング・システムの詳細です。
  3. サーバー・コンポーネントとエージェント・コンポーネントに使用できるポートを確認してください。これらのポートはマシンの他のサービスまたはアプリケーションが使用していない必要があります。
  4. アプリケーションで Campaign リスナー・ホスト名を追加します。

    注: リスナー・ホスト名を IP アドレスにすることはできません。

    1. Unica にログインします。

    2.「設定」->「構成」に移動します。

    3.「Campaign」->「unicaACListener」に移動します。

    4. ServerHost をホスト名に更新します。

    Campaign の次の Active MQ 設定を追加します。

    1.「設定」->「構成」に移動します。

    2. FlowchartEvents に移動し、「enableEvents」を「はい」に設定します。

    3.「FlowhcartEvents」->「ActiveMQ」に移動します。すべての ActiveMQ の詳細を入力します。

    以下に例を示します。

    url tcp://zebra39.nonprod.hclpnp.com:61616
    Marketing Platform User with Data Sources for ActiveMQ Credentials asm_Admin
    Data Source For ActiveMQ message broker credentials ACTIVEMQ_CRED_DS
    queueName flowchartInfo-campaign_rb

    4.「設定」->「ユーザー」-> 個々のユーザーの選択 ->「データ・ソースの編集」->「新規追加」と移動します。

    以下に例を示します。

    データ・ソース ACTIVEMQ_CRED_DS
    データ・ソース・ログイン admin
    データ・ソース・パスワード admin
    パスワードの確認 admin
  5. IBM Director サーバーにログオンしている Marketing Platform ユーザーにすべてのデータ・ソースを割り当てます。その後にのみ、IBM Marketing Software Director 内のデータ・ソースのテスト接続を実行できるようになります。
  6. Campaign リスナーまたは Campaign アプリケーションのインストールに使用したのと同じユーザーでIBM Marketing Software Director エージェントをインストールし、ログにアクセスしたり、Campaign リスナーを開始/停止/再始動するためにすべての Campaign ディレクトリーにアクセスできるようにします。
  7. Director のシステム・テーブルを作成および保守するには、別のデータベース・スキーマ/ユーザーが必要です。このデータベース・スキーマ/ユーザーは Campaign/Marketing Platform 製品と同じで 1 回使用できますが、別にすることもできます。
  8. Windows OS - Marketing Software Director - エージェント・システム (Campaign リスナーがインストールされるコンピューター上) にのみ適用:

    次のパフォーマンス・カウンターが使用可能であることを確認してください。これは、パフォーマンス・モニターを起動すると確認できます。
    • プロセッサー時間
    • Working Set
    これらのカウンターは、IBM Marketing Software Director - エージェント・アプリケーションが Campaign リスナーまたはサーバー・プロセスのメモリーおよび CPU 使用率の統計情報を収集するのに役立ちます。
    注: パフォーマンス・カウンターが使用できない場合は、ターゲット・サーバーで管理者としてコマンド・プロンプトを開き、次のコマンドを入力してパフォーマンス・カウンターを再ビルドします。そうしないと、Windows オペレーティング・システム上のシステム使用状況グラフのデータを確認できなくなります。
    • 32 ビット・マシンの場合:
      • cd %windir%\system32\
      • lodctr /R
    • 64 ビット・マシンの場合:
      • cd C:\Windows\SysWOW64\
      • lodctr /R