MIT Kerberos のインストールと構成

1. 適切な Kerberos インストーラーをダウンロードします:
   • 64 ビット・マシンの場合、MIT Kerberos Web サイトの次のダウンロード・リンクを使用します:http://web.mit.edu/kerberos/dist/kfw/4.0/kfw-4.0.1-amd64.msi。
   • 32 ビット・マシンの場合、MIT Kerberos Web サイトの次のダウンロード・リンクを使用します:http://web.mit.edu/kerberos/dist/kfw/4.0/kfw-4.0.1-i386.msi。
2. インストーラーを実行するには、上記でダウンロードした .msi ファイルをダブルクリックします。
3. インストーラーの説明に従って、インストール・プロセスを完了します。
4. インストールが完了したら、「終了」をクリックします。

Kerberos の設定は構成ファイルを通じて指定されます。構成ファイルはデフォルトの場所 (C:\ProgramData\MIT\Kerberos5 ディレクトリー) の .ini ファイルとして設定できます。通常、C:\ProgramData\MIT\Kerberos5 ディレクトリーは非表示です。この非表示のディレクトリーの表示および使用の詳細は、Microsoft Windows のドキュメントを参照してください。注: Kerberos の構成の詳細は、MIT Kerberos のドキュメントを参照してください。

1. krb5.conf 構成ファイルを取得します。このファイルは Kerberos 管理者から、または Impala サーバーをホストしているマシンの /etc/krb5.conf フォルダーから取得します。
2. 構成ファイルの名前を krb5.conf から krb5.ini に変更します。
3. krb5.ini ファイルを C:\ProgramData\MIT\Kerberos5 ディレクトリーにコピーし、空のサンプル・ファイルを上書きします。

Kerberos は資格情報キャッシュを使用して資格情報を保存および管理します。
Kerberos 資格情報キャッシュ・ファイルを設定するには:

1. Kerberos 資格情報キャッシュ・ファイルを保存するディレクトリーを作成します。例えば、C:\temp という名前のディレクトリーを作成します。
2. システム・ウィンドウを開きます。
   • Windows 7 以前を使用している場合、Start (Windows icon) をクリックしてから Computer を右クリックし、Properties をクリックします。
   • Windows 8 以降を使用している場合、Start 画面で This PC を右クリックしてから、Properties をクリックします。
3. 「Advanced System Settings」をクリックします。
4. System Properties ダイアログ・ボックスで、Advanced タブをクリックしてから Environment Variables をクリックします。
5. Environment Variables ダイアログ・ボックスの System Variables リストで、New をクリックします。
6. New System Variable ダイアログ・ボックスの Variable Name フィールドに、KRB5CCNAME と入力します。
7. Variable Value フィールドで、前述で作成したフォルダーへのパスを入力してから、ファイル名 krb5cache を追加します。例えば、フォルダー C:\temp を作成したとすると、C:\temp\krb5cache と入力します。
   注:krb5cache Kerberos ソフトウェアにより管理されるファイル (ディレクトリーではありません) で、ユーザーにより作成されることはありません。最初に Kerberos を使用したときに、権限エラーが発生した場合、krb5cache ファイルがファイルまたはディレクトリーとして存在しないことを確認してください。
8. OK をクリックして新しい変数を保存します。
9. その変数が System Variables リストに表示されることを確認します。
10. OK をクリックして Environment Variables ダイアログ・ボックスを閉じてから、OK をクリックして System Properties ダイアログ・ボックスを閉じます。
11. Kerberos が新しい設定を使用していることを確認するには、マシンを再起動します。