レコード選択のためのランダム・シードの変更

ランダム・シードは、IBM® Campaign でレコードをランダムに選択するために使用する開始点を表します。

このタスクについて

いくつかのプロセスでは、レコードのランダムなセットを選択できます。ランダム・レコードを選択することにした場合、ランダム・シードを変更する必要が生じることがあります。以下に例を示します。

  • 使用しているランダム・サンプルが非常に偏った結果を生成している場合 (例えば、データ内のすべての男性が 1 つのグループに属し、すべての女性が別のグループに属す場合)。
  • 同数のレコードが同じ順序で存在し、このプロセスを実行するごとに同じシード値を使用すると、 結果的に同じサンプルに作成されるレコードになる場合。
以下の手順に従って、ランダム・レコード選択のために異なる開始点を生成します。

手順

  1. 「オーディエンス」、「抽出」、「マージ」、「選択」または「サンプル」構成ダイアログの「セル・サイズの制限」タブをクリックします。
  2. 以下のいずれかの操作を実行します。
    • 「ランダム・シード」フィールドの横の「選択」ボタンをクリックして、新しいシード値をランダムに選択します。

      その同じランダムなレコードのセットが、その後に続く各プロセスの実行で使用されます (プロセスへの入力が変更されない場合)。プロセスの結果をモデリングに使用する場合、このことは重要になります。各モデルの有効性を判断するには、同じレコードのセットで異なるモデリング・アルゴリズムを比較する必要があるからです。

    • 結果をモデリングに使用しない場合は、プロセスを実行するたびに異なるランダムなレコードのセットが選択されるようにできます。これを行うには、ゼロ (0) を 「ランダム・シード」として入力します。値を 0 にすると、プロセスが実行されるたびに異なるランダムなレコードのセットが選択されます。
    ヒント: セグメント・プロセスにはランダム・シード制御は含まれません。セグメント・プロセスで実行のたびに異なるランダムなレコードのセットが選択されるようにするには、セグメント・プロセスへの入力データを提供するアップストリーム・プロセスでランダム・シードを 0 に設定します。