Campaign リスナーの構文およびオプション

これらのオプションを使用して、Windows サービスとしての unica_aclsnr のインストールまたはアンインストール、フローチャートのリカバリーの実行や、リスナーのバージョンの表示を行うことができます。

unica_aclsnr コマンドでは次の構文を使用します。

unica_aclsnr {[-a] | [-i]} {[-n] | [-r]} [-d <service_dependencies>] [-u] [-v]

unica_aclsnr ユーティリティーは、以下のオプションをサポートしています。

表 1. Campaign リスナー・オプション
オプション 説明
-a このオプションは、自動再始動機能を持つ Windows サービスとしてリスナーをインストールします。リスナー・プロセスが起動に失敗した場合や、予期せず停止する場合、このオプションにより自動的に再始動しようとします。指定された期間内に、再試行を 2 回行います。このオプションは、単一ノードとクラスター化リスナー構成の両方でサポートされます。
-i このオプションは、自動再始動機能を持たない Windows サービスとしてリスナーをインストールします。リスナーが利用できない場合に再始動されません。
-r (デフォルト) このオプションは、実行中のフローチャートを検索して登録するようリスナーに強制することにより、リカバリーの実行を開始します。このパラメーターは、リスナーが何らかの理由でダウンし、フローチャート (unica_acsvr) は引き続き実行されている場合に使用します。リスナーは、フローチャート情報をテキスト・ファイル ( unica_acslnr.udb) に保管します。-r を使用すると、リスナーは実行されているフローチャートを求めて .udb ファイルを検査し、接続を再確立します。

実行中のフローチャート・プロセス (フローチャートとブランチの実稼働実行のみ) がリスナーとともにダウンした場合でも、リスナーはそのフローチャートを再ロードし、最後に保存したチェックポイントから実行を再開します。

-n -r の逆です。このオプションは、リスナーが unica_acslnr.udb ファイルを検査しないようにします。
-d [-d service_dependencies] は、Campaign のリスナーを起動するときに <service_dependencies> 内のサービスが完全に開始するまで待機するよう Microsoft Windows オペレーティング・システムに通知するオプションの引数です。最も一般的なユース・ケースは、IBM® Campaign を実行する Web アプリケーション・サーバーもサービスとしてインストールされている場合です。これは、Campaign リスナーを起動するには、その前に Web アプリケーション・サーバーが完全に起動して実行されている必要があるためです。複数のサービスを指定する場合は、コンマ区切りのリストを使用します。Windows Services で定義されるサービス名を使用します。
-u このオプションは、リスナーをサービスとしてアンインストールします (Windows のみ)。
-v このオプションは、リスナーの現行バージョンを表示します。