Campaign 拡張検索ユーティリティー (advSrchUtil)

Campaign v10 では、フローチャート検索機能が導入されました。ただし、フローチャートの検索は、そのインデックスを作成しないと実行できません。advSrchUtil を使用して、指定したパーティション内のすべてのフローチャートのインデックスを作成します。

このタスクについて

フローチャートを検索できるようにするには、次の 2 つの方法があります。
  • advSrchUtil (.bat または .sh) を実行して、パーティション内のすべてのフローチャートにバッチ処理で索引付けする。このユーティリティーは、unica_acsesutil を呼び出すラッパー・スクリプトです。
  • -J オプションを指定した unica_acsesutil を実行して、単一フローチャートのインデックスを作成する。

既存のインデックスは自動的には更新されません。正確な検索結果が得られるように、以下のガイドラインに従ってください。

  1. IBM® Campaign をアップグレードした後、直ちに advSrchUtil を実行して、パーティション内のすべての既存フローチャートのインデックスを作成してください。
  2. advSrchUtil を定期的に実行して、パーティション内のすべてのフローチャートの検索インデックスを作成または更新してください。
  3. 単一フローチャートのみを対象とする場合は、-J オプションを指定した unica_acsesutil セッション・ユーティリティーを実行します。

初めて advSrchUtil を実行するときには、指定したパーティション内のすべてのフローチャートが処理されて JSON にシリアライズされ、それらのフローチャートのインデックスが作成されます。

次回 advSrchUtil を実行すると、最後の実行以降に変更または追加されたフローチャートのみが処理されます。

このため、最初の実行はその後の実行よりも時間がかかります。非常に大きいフローチャートでは、処理に数分かかることがあります。したがって、フローチャートが多数ある場合は、ツールが完了するまで長い時間を要することがあります。ツールを定期的に実行することがベスト・プラクティスです。例えば、週に何百ものフローチャートを追加したり変更したりすることが普通であれば、週に 2 回ツールを実行することを検討してください。

手順

  1. ご使用のオペレーティング・システムに応じて、次のいずれかのコマンドを実行します。
    • Unix/Linux: <Campaign_Home>/bin/advSrchUtil.sh <partition> <campaignSharedHome if clustered>
    • Windows: <Campaign_Home>\bin\advSrchUtil.bat <partition> <campaignSharedHome if clustered>

    ここで、

    <partition> は、フローチャート・ファイルが存在するパーティションの名前です。

    <campaignSharedHome if clustered> は、クラスター化リスナーの共有ネットワーク・ロケーションです (クラスター化環境の場合のみ必要)。

  2. ユーティリティーは資格情報を求める対話式プロンプトを出します。指定したパーティション内のすべてのフローチャートにアクセスする権限のあるアカウントのユーザー名とパスワードを入力してください。

タスクの結果

ユーティリティーは、指定されたパーティションの中で、ユーティリティーが最後に実行されてから作成または変更されたすべてのフローチャート・ファイル (.ses) を探します。フローチャート・セッション・ファイル (キャンペーン・フローチャートとセッション・フローチャートの両方) ごとに、unica_acsesutil を呼び出します。次に Unica_acsesutil は、.ses ファイルを JSON に変換してそのインデックスを作成することで、ファイルを検索できるようにします。