ユーザー変数

Campaign は、ユーザー変数をサポートします。このユーザー変数は、照会および式を作成する場合にプロセス構成中に使用できます。

ユーザー変数を使用するためのガイドライン

ユーザー変数には、以下のガイドラインが適用されます。

  • ユーザー変数は、そのユーザー変数が定義されて使用されているフローチャートに対してローカルですが、フローチャート実行内でグローバル・スコープを持ちます。
  • ユーザー変数は、以下の構文を使用します。UserVar.UserVarName
  • ユーザー変数には「初期値」があります。これは、ユーザー変数が「ユーザー変数」変数ダイアログで最初に定義されるときに割り当てられる値です。「初期値」は、フローチャートの実行を行う前に「現在の値」を設定するためだけに使用されます。これは、Campaign がフローチャート実行中に使用する「現在の値」です。
    注: ユーザー変数のCurrent値が設定されていない状態でプロセスまたはブランチを実行すると、Campaign はこのユーザー変数を解決できなくなります。Campaign は、フローチャートを実行する前に、ユーザー変数のCurrent値「初期値」に設定するだけで、その他の処理は実行しません。
  • ユーザー変数の「現在の値」は、選択プロセスの「ユーザー定義フィールド」ウィンドウで変更できます。
  • ユーザー変数は、定数または式 (UserVar.myVar = Avg(UserTable.Age) など) に設定できます。
    注: 複数の値 (テーブル内のレコードごとに 1 つの値を返す UserTable.Age+3 など) を返す式を使用する場合、ユーザー変数は最初に返される値に設定されます。
  • TEXT(UserVar) 型のユーザー変数の長さは 512 文字までサポートされます。
  • ユーザー変数を SQL ステートメント内で使用する場合は、ユーザー変数を引用符 (単一引用符でも二重引用符でも) で囲まないでください。
  • オブジェクト名をデータベースに渡す場合 (例えば、フローチャート名を含むユーザー変数を使用する場合)、特定のデータベースでサポートされている文字だけでオブジェクト名が構成されていることを確認する必要があります。そうしないと、データベース・エラーを受け取ります。
  • ユーザー変数の値は、プロセス実行時に渡すことができます。
  • ユーザー変数は、発信トリガーでサポートされています。
  • ユーザー変数は、カスタム・マクロでの使用がサポートされています。
  • 以下の場合は、ユーザー変数の名前を変更できません。
    • フローチャート・プロセスでユーザー変数を使ってユーザー定義フィールドを作成し、そのフローチャートまたはプロセスを保存または実行した場合。
    • フローチャート・プロセスでユーザー変数を作成し、そのフローチャートを Distributed Marketing に公開した場合。

フローチャート・テンプレートを使用したユーザー変数の動作:

テンプレートのコピー:

フローチャート・テンプレートがコピーされ貼り付けられた場合、ユーザー変数もテンプレートと共にコピーされます。

テンプレートから特定のプロセス・ボックスが選択された場合、そのプロセス・ボックスで使用されているユーザー変数のみがフローチャート・テンプレートからコピーされます。

テンプレートからすべてのプロセス・ボックスが選択された場合、そのプロセス・ボックスで使用されているすべてのユーザー変数がフローチャート・テンプレートからコピーされます。

フローチャートにコピーされた変数と同じ名前のユーザー変数が含まれている場合、それ (UserVariable) はテンプレートの貼り付け操作により上書きされます。この場合、テンプレートからコピーした UserVariable のデータ型と既存のユーザー変数が異なる場合、既存のフローチャートからのユーザー変数参照を使用するプロセス・ボックスは構成されません。

テンプレートの貼り付け:

コピーされたプロセス・ボックスからのユーザー変数のみが、それぞれのプロセス・ボックスおよびグローバル変数セクションに貼り付けられます。既存のすべてのユーザー変数は変更されないままです。

フローチャートにコピーされた変数と同じ名前のユーザー変数が含まれている場合、それ (UserVariable) はテンプレートの貼り付け操作により上書きされます。この場合、テンプレートからコピーした UserVariable のデータ型と既存のユーザー変数が異なる場合、既存のフローチャートからのユーザー変数参照を使用するプロセス・ボックスは構成されません。