レスポンス履歴とレスポンス・タイプ

レスポンス履歴は、キャンペーンに対するレスポンスの履歴レコードです。対象レスポンダー、または検証メンバー (コンタクトされなくても望まれていた操作を実行したコントロール・グループのメンバー) によるレスポンスを扱います。レスポンス・タイプは、キャンペーンでトラッキングする特定の操作です。

レスポンス履歴について、およびレスポンスを記録するようフローチャートを設計する方法についての詳細は、「Campaign ユーザー・ガイド」を参照してください。

レスポンス・タイプとは

レスポンス・タイプは、クリックスルー、問い合わせ、購入、アクティベーション、使用などの、トラッキング対象操作です。各レスポンス・タイプは固有のレスポンス・コードによって表されます。レスポンス・タイプとコードは UA_UsrResponseType テーブルでグローバルに定義され、すべてのオファーで使用できます。ただし、すべてのレスポンス・タイプがすべてのオファーに関連しているわけではありません。例えば、ダイレクト・メール・オファーでクリックスルー・レスポンス・タイプを見受けることは考えられません。

Campaign にはデフォルトのレスポンス・タイプのセットが備わっています。管理者は、さらにレスポンス・タイプを追加できます。

レスポンス・タイプの追加については、「Campaign 管理者ガイド」で説明されています。レスポンス・タイプの使用とトラッキングの方法について詳しくは、「Campaign ユーザー・ガイド」を参照してください。

レスポンス履歴とオーディエンス・レベルの関係

Campaign は、定義されたオーディエンス・レベルごとに別個のレスポンス履歴を記録し、保守します。各オーディエンス・レベルには、Campaign システム・データベース内にそれぞれ関連するレスポンス履歴テーブルがあり、関連する IBM® Campaign システム・テーブルもあります。

レスポンス履歴とデータベース表の関係

レスポンス履歴テーブルは Campaign システム・データベース内に存在する必要があり、各オーディエンス・レベルのレスポンス履歴を保管します。

「Customer」オーディエンス・レベルがデフォルトで備わっていて、顧客からのレスポンスの履歴を Campaign システム・データベース内の UA_ResponseHistory に保管することができます。

追加のオーディエンス・レベルを作成する場合、それに関するレスポンス履歴テーブルを Campaign システム・データベースの中に作成する必要があります。

新しいオーディエンス・レベル用のテーブルを Campaign システム・データベース内に作成した後、その新しいテーブルをオーディエンス・レベルのレスポンス履歴用の IBM Campaign システム・テーブルにマップする必要があります (このシステム・テーブルは、オーディエンス・レベル作成時に自動的に作成されます)。

レスポンス履歴テーブルでの外部キー制約

新しいオーディエンス・レベル用に作成するレスポンス履歴テーブルごとに、UA_Treatment テーブルの TreatmentInstID フィールドで外部キー制約が必要です。この制約のセットアップ方法の詳細については、システム・テーブルを作成する DDL ファイルを参照してください。