操作テーブル

操作テーブルとは、顧客にオファーが提示された後に収集されるレスポンス・データが入れられるオプションのデータベース表またはファイルのことです。

操作テーブルは、オーディエンス・レベル固有です。通常、Campaign のオーディエンス・レベルごとに 1 つの操作テーブルを作成します。

操作テーブルは、キャンペーン・フローチャートにおけるレスポンス・プロセスでの入力セルのソース・データとして機能できます。 Campaign は操作テーブルを読み込み、関連属性またはレスポンス・コード (あるいはその両方) で一致する項目が見つかると、Campaign によってレスポンス履歴テーブルにデータが設定されます。

ターゲットのレスポンスについての十分なデータを確実に記録するためには、操作テーブルを使用するのがベスト・プラクティスです。

重要: 管理者は、レスポンスのトラッキングに使われる操作テーブルが、レスポンス処理中に必ずロックされることを確認する必要があります。また、管理者は、レスポンス・プロセスを実行した後は、レスポンスが複数回クレジットを受け取らないよう、必ず行を消去してください。例えば、Campaign を使用して、レスポンス・プロセス後に SQL を実行して操作テーブルをパージできます。

操作テーブルに何が含まれるか

操作テーブルには、顧客 ID、レスポンス・コード、対象の属性などのデータが含まれます。組織内でレスポンスをトラッキングする方法によっては、レスポンスを、購入、契約、配信登録などのトランザクション・データと直接関連付けることも可能です。

操作テーブルの各行は 1 つのイベントを表し、少なくともオーディエンス ID、レスポンス・タイプ、およびレスポンス日付がそれに含まれる必要があります。通常、操作テーブルには 1 つ以上のレスポンス・コード (キャンペーン、セル、オファー、または処理のコード)、および予想されるレスポンス・トラッキング用の 1 つ以上の標準/カスタム・オファー属性 (例えば購入された製品やサービス) が含まれます。イベントの中でデータが入っているすべてのフィールドを使って、そのオファー属性を持つ処理の候補に対して照合を行います。NULL のフィールドは無視されます。

すべてのレスポンダーとレスポンス・タイプを結合する操作テーブルを使用するのが、ベスト・プラクティスです。

操作テーブルをどこに配置するか

操作テーブルをどこに配置するかの決定はケースバイケースで、通常、その決定は初期実装の一部として行います。

操作テーブルがユーザー・データマートにある場合、他のデータマート・テーブルからの対象テーブルへのデータ設定、結合操作、および同様のデータベース操作の実行が容易になります。ただし、各レスポンス・プロセスの実行後に操作テーブルをパージする権限があることを確認する必要があります。

使用しているレスポンス・ロジックがかなり単純な場合 (例えば、操作テーブルには ETL ルーチンを使用して既にデータ設定が行われており、そのテーブルからデータを読み取ればよいだけの場合)、操作テーブルを Campaign システム・テーブルと一緒に配置するよう選択することも可能です。

Campaign システム・テーブルには、UA_ActionCustomer という「Customer」オーディエンス・レベルのサンプル操作テーブルが含まれていて、管理者は必要に応じてこのテーブルをカスタマイズできます。サンプル・テーブルには、CustomerId、レスポンス・コード、トラッキング・コードなどの、レスポンス・トラッキングで使用可能な列がいくつか含まれています。