キャンペーン結果を測定するためのコントロール・グループの使い方

見込み客や顧客のランダム・サンプルをマーケティング・キャンペーンから意図的に除外して、それらの人がオファーを受け取らないようにすることができます。キャンペーンの実行後に、そのコントロール・グループの行動とオファーを受け取ったグループの行動とを比較して、キャンペーン効率を判別できます。

制御は、セル・レベルで適用されます。分析目的で意図的に除外した ID を含むセルは、コントロール・セルと呼ばれます。フローチャート内のコンタクト・プロセスまたはターゲット・セル・スプレッドシート (TCS) でセルにオファーを割り当てる場合は、ターゲット・セルごとに 1 つの制御セルをオプションで指定できます。

Campaign では、制御は常に検証制御です。言い換えると、コントロールは、たとえ資格があるとしても、オファーとコンタクトされません。コントロール・セルに属するコンタクトには、オファーが割り当てられません。 また、それらはコンタクト・プロセス出力リストに含まれません。検証制御 (コンタクトなし) は通信を受信しませんが、比較のためにターゲット・グループに対して測定が行われます。

Campaign には、コントロール・グループの作業を行うための以下の方式が備わっています。
  • コントロール・グループを作成するには、サンプル・プロセスを使用します。サンプル・プロセスには、ID を除外するためのいくつかのオプションが備わっています (ランダム、データをソート順に各サンプルに配分、データをソート順に分割)。
  • コントロール・グループをオファーから除外するには、フローチャート内のメール・リスト・プロセスまたはコール・リスト・プロセスを構成します。セルにオファーを割り当てるようにプロセスを構成するとき、オプションで、コンタクトからコントロール・グループを除外できます。
  • ターゲット・セル・スプレッドシート (TCS) の作業を行う場合、「コントロール・セル」列と「コントロール・セル・コード」列を使用してコントロール・セルを識別できます。コントロールとして指定されたセルには、オファーを割り当てられません。
  • フローチャートを実動モードで実行するとき、コンタクト履歴テーブルに値が取り込まれます。コンタクト履歴は、コントロール・セルのメンバーおよび保持されている (コントロールに送信されない) オファーを示します。この情報により、リフトおよび ROI の計算に関するターゲット・セル対制御セルの分析および比較が可能になります。
  • フローチャートのレスポンス・プロセスを使用して、コントロール・グループ・レスポンスをオファー・レスポンスと同時にトラッキングします。
  • 「キャンペーン・パフォーマンス」レポートおよび「オファー・パフォーマンス」レポートは、オファーを受け取ったアクティブなターゲット・セルからのレスポンス内の「リフト」または相違を示します。

オファーを計画する場合は、そのオファーが割り当てられるセルの検証コントロール・グループを使用するかどうかを検討してください。コントロール・グループは、キャンペーンの効果を測定するための強力な分析ツールです。