IBM Campaign Web アプリケーション・ロギングの構成
IBM® Campaign Web アプリケーション・ログ・ファイル (campaignweb.log) のロギング設定を調整するには、campaign_log4j.properties ファイルを変更します。
手順
- テキスト・エディターで campaign_log4j.properties ファイルを開きます。
デフォルトでは、ファイルは Campaign_home/conf/campaign_log4j.properties にあります。ファイルがデフォルトの場所にない場合、構成プロパティー Campaign|logging|log4jconfig で指定された場所にあります。
- campaign_log4j.properties ファイルのコメントを使用して、campaignweb.log のロギング設定の調整方法を判断します。 以下に例を示します。
- ロギング・レベルは調整できます。ALL (デバッグに相当)、HIGH (情報)、MEDIUM (警告)、または LOW (エラー) のオプションがあります。
- 生成する Web ログ・ファイルを 1 つまたは複数 (campaignweb.log.1、campaignweb.log.2、campaignweb.log.3) のいずれにするか指定できます。
- campaignweb.log のパスとファイル名を変更できます。デフォルトで、ログ・ファイルは IBM Campaign Web アプリケーション・サーバーの Campaign_home/logs/campaignweb.log にあります。
- campaign_log4j.properties ファイルを保存します。
- IBM Campaign Web アプリケーションを再始動します。
特定のユーザーまたはユーザー・グループに対してデバッグ・レベルのロギングを有効にする場合の重要な注意事項:
顧客は特定のユーザー (複数可) に対してデバッグ・レベルのロギングを設定できます。この機能を使用すると、特定のユーザーについてのログ・ファイルが別個に作成され、また、他のユーザーのシステム・パフォーマンスに影響を与えることもないため、デバッグ・ログの分析が行いやすくなります。
この機能を有効にするには、一般に、ユーザーが campaign_log4j.xml ファイルを修正して IBM Campaign Web アプリケーションのログ・ファイルのロギング設定を調整する必要があります。デフォルトでは、ロギング・プロパティーは campaign_log4j.properties ファイルからロードされます。しかし、この機能については、Campaign Web アプリケーションのロギング・プロパティーを XML ファイル形式で指定して構成することもできます。
デフォルトでは、Campaign をインストールすると、XML 形式の Campaign ロギング・プロパティーを含む campaign_log4j.xml ファイルが ./Affinium/Campaign/conf ロケーションに生成されます。
この XML ファイルとプロパティー・ファイルのどちらをロードするかは、構成可能です。Campaign Web アプリケーションの「構成」設定で変更できます。これらのプロパティーを使用するには、「設定」 > 「構成」を選択します。
- log4jConfig
- Campaign | logging
- 説明
log4jConfig プロパティーは、Campaign ログ特性ファイル campaign_log4j.properties の場所を指定します。Campaign ホーム・ディレクトリーに対する相対パスを、ファイル名を含めて指定します。UNIX の場合にはスラッシュ (/) を使用し、Windows の場合には円記号 (\) を使用します。
- デフォルト値
- ./conf/campaign_log4j.properties
Campaign_log4j.xml ファイルを構成するには、以下の手順を実行します。- 管理者ユーザー役割で IBM Campaign Web アプリケーションにログインします。
- 「構成」にナビゲートします。
- 「Affinium」>「Campaign」> ロギングの場所にナビゲートします。
- ロギング構成ファイルの場所を保存する log4jConfig プロパティーを編集して、XML 形式のロギング・プロパティー・ファイルの正確なパスを指定します。
- 「変更を保存」をクリックします。
- IBM Campaign Web アプリケーションを再始動します。
Campaign_log4j.xml ファイルで Campaign Web アプリケーションを構成するには、以下の手順を実行します。- 「アプリケーション」>「Campaign」>「ロギング」プロパティーで指定されたファイルを見つけます。このファイルはデフォルトでは Campaign_home/conf/campaign_log4j.xml にあります。
- このファイル内に示されているコメントに従って、Web アプリケーション・ロギング設定を変更します。
- ファイルを保存し、Campaign Web アプリケーションを再始動して、ファイル名と Campaign Web アプリケーション・ログの場所を変更します。注: このタスクを完了するには、Marketing Platform を使用するための適切な権限が必要です。詳しくは、「Marketing Platform 管理者ガイド」を参照してください。
- 顧客がユーザー固有のロギングを必要とする場合は、以下のコメントを XML 構成ファイルから削除し、サーバーを再始動します。
<!--<appender name="USER_FILE" class="org.apache.log4j.RollingFileAppender"> <param name="Encoding" value="UTF-8"/> <param name="File" value="user_campaignweb.log"/> <param name="MaxBackupIndex" value="50"/> <param name="MaxFileSize" value="10000KB"/> <param name="Threshold" value="DEBUG"/> <layout class="org.apache.log4j.PatternLayout"> <param name="ConversionPattern" value="%d{MM/dd/yyyy HH:mm:ss} %-5p %c{2} [%L] - %m%n"/> </layout> <filter class="com.unica.manager.logger.UserMatchFilter"> <param name="stringToMatch" value="asm_admin"/> </filter> </appender> -->
<!-- <appender-ref ref="USER_FILE" /> -->
Campaign_HOME/conf/campaign_log4j.xml ファイル内に複数のタグを追加して、 ユーザー別のログ・ファイルを作成できます。新しいエントリーごとに、新しいアペンダーも追加する必要があります。デフォルトでは、このアペンダー・タグにより、user_campaignweb.log という名前のキャンペーン Web ログがアプリケーション・プロファイルのホーム・ロケーションに作成されます。キャンペーン Web ログ・ファイルには、任意の有効な名前とパスを指定できます。フィルタリングしたユーザーとフィルタリングしていないユーザーについての campaignweb.log、Engage_ETL.log、 UBX.log などのデフォルトのログも、アプリケーション・プロファイルのホーム・ロケーションに作成されます。すべてのログ・ファイルを別々のフォルダーに生成するには、絶対/完全パスを指定する必要があります。