テーブルまたはファイルへのエクスポートのためのデータのスナップショットの取得

スナップショット・プロセスを使用して、テーブルまたはファイルにエクスポートするデータを取得します。取得する値のソースを選択して、それらの値の出力テーブルまたはファイルを定義します。

手順

  1. フローチャートを編集用に開きます。
  2. スナップショット・プロセス カメラ をパレットからフローチャートにドラッグします。
  3. 1 つ以上の構成済みプロセスを接続し、スナップショット・プロセスに入力を提供します。
    注: 入力として選択するセルはすべて、同じオーディエンス・レベルを持っている必要があります。
  4. フローチャート・ワークスペースでスナップショット・プロセスをダブルクリックします。

    「スナップショット・プロセス構成」ダイアログ・ボックスが開きます。デフォルトでは、「スナップショット」タブが開いています。

  5. 「スナップショット」タブを使用して、データの取得方法を指定します。
    1. 「入力」リストを使用して、スナップショットのデータ・ソースとして使用するセルを指定します。
      注: 出力セルを提供するプロセスにスナップショット・プロセスが接続されていない場合、「入力」リストから選択するセルはありません。また、「複数セル」オプションは、入力プロセスが複数のセルを生成する場合にのみ使用可能です。
    2. 「エクスポート先」リストを使用して、スナップショット出力のテーブルまたはファイルを選択します。
      注: 確認可能な一時ファイルに出力をエクスポートしてスナップショット・プロセスを実行することにより、そのスナップショット・プロセスをテストすることができます。
      • 既存のテーブルをリストから選択できます。
      • 使用するテーブルがリストにない場合、またはマップされていないテーブルに出力する場合は、「データベース表」を選択します。「データベース表の指定」ダイアログ・ボックスを使用して、表およびデータベースの名前を指定します。ここで指定するテーブル名では、ユーザー変数がサポートされています。
      • 「ファイル」を選択して「出力ファイルの指定」ダイアログを開くことができます。このダイアログで、「データ・ディクショナリー付きフラット・ファイル」「既存のデータ・ディクショナリーに基づくフラット・ファイル」、または「区切り記号付きファイル」に出力する方法を定義できます。
      • 新規ユーザー・テーブルを作成する場合は、「エクスポート先」リストから「新規マップ・テーブル」を選択します。テーブルのマッピングの手順については、「IBM Campaign 管理者ガイド」を参照してください。
      • UAC_EX プレフィックスを持っている抽出テーブルにエクスポートする場合、「抽出テーブル」を選択します。抽出テーブルは永続的であるため、ユーザーがフィールドのプロファイルなどの操作を実行するためにアクセスし続けることができます。
    3. 出力ファイルまたはテーブルの更新の処理方法を指定する以下のいずれかのオプションを選択します。
      • データ追記。テーブルまたはファイルの末尾に新しい情報を追加します。区切り記号付きファイルにこのオプションを選択する場合、ラベルは最初の行としてエクスポートされません。データベース表ではこのオプションが推奨されます。
      • レコード置換。テーブルまたはファイルから既存のデータを削除して、新規の情報に置き換えます。
      • レコード更新。テーブルにエクスポートする場合にのみ使用可能です。スナップショット用に指定されたすべてのフィールドは、プロセスの現在の実行から得られる値で更新されます。
      • 新規ファイル作成。ファイルにエクスポートする場合にのみ使用可能です。このオプションは、ファイルにエクスポートする場合はデフォルトで選択されます。プロセスを実行するたびに、新規ファイルが作成され、アンダースコアーと数字がファイル名に付加されます (file_1file_2、など)。
  6. スナップショットの対象とするフィールドを指定するには、コントロールを使用して「候補フィールド」リストから「スナップショット・フィールド」リストに選択したフィールドを移動します。Ctrl キーを押しながらクリックして複数のフィールドを選択するか、Shift キーを押しながらクリックしてフィールドの範囲を選択することができます。
    注: フィールドの値を表示するには、「選択フィールド」リストでフィールドを選択して、「プロファイル」をクリックします。
    • スナップショットの宛先としてテーブルを選択した場合は、そのテーブルのフィールドが「候補フィールド」リストに表示されます。一致するフィールドを自動的に検出するには、照合 ボタンをクリックします。テーブル・フィールド名が完全に一致するフィールドは、「スナップショットの対象フィールド」リストに自動的に追加されます。一致するフィールドが複数ある場合、最初の一致が使用されます。「削除 <<」または「追加 >>」を使用することにより、組み合わせを手動で変更することができます。
    • 生成されたフィールドを含めるには、「候補フィールド」リストで IBM® Campaign により生成されたフィールドのリストを展開し、フィールドを選択してから、コントロールを使用してそのフィールドを「スナップショット・フィールド」リストに移動します。
    • ユーザー定義フィールドを処理するには、「ユーザー定義フィールド」ボタンをクリックします。
    • フィールドを選択し、「1 つ上へ」または「1 つ下へ」をクリックしてリスト内でフィールドを上下に移動することにより、「スナップショット・フィールド」の順序を変更できます。
  7. 重複する ID を持つレコードをスキップする場合や、レコードが出力される順序を指定する場合は、「詳細」をクリックして「拡張設定」ダイアログを開きます。
    1. 同一入力セル内の重複 ID を除去するには、「重複 ID のレコードを除外」を選択します。次に、重複 ID が見つかった場合にどのレコードを残すかを判別するための基準を選択します。 例えば、「最大値選択」と「Household_Income」を選択することで、重複 ID が見つかったときに、Campaign が世帯収入が最も多い ID のみをエクスポートするように指定します。
      注: このオプションは、同じ入力セル内の重複のみ削除します。同じ ID が複数の入力セルに出現する場合、スナップショット・データには複製 ID が引き続き含まれていることがあります。重複 ID をすべて除去する場合は、スナップショット・プロセスの上流プロセスであるマージ・プロセスまたはセグメント・プロセスを使用して重複 ID を消去するか、相互に排他的なセグメントを作成します。
    2. スナップショット出力をソートするには、「出力順」チェック・ボックスを選択してから、ソートの基準にするフィールドとソート順を選択します。 例えば、「Last_Name」および「昇順」を選択して、ID を姓の昇順でソートします。
    3. 「OK」をクリックします。
  8. 「全般」タブを使用して、以下のオプションを設定します。
    • プロセス名: 記述名を割り当てます。プロセス名は、フローチャートでボックス・ラベルとして使用されます。また、さまざまなダイアログやレポートでプロセスを識別するためにも使用されます。
    • :「説明」フィールドを使用して、プロセスの目的または結果を説明します。フローチャート内のプロセス・ボックス上にカーソルを置くと、このフィールドの内容が表示されます。
  9. 「OK」をクリックすると、構成が保存され、閉じます。

タスクの結果

これで、プロセスが構成されました。予期される結果をプロセスが返すかどうかを確認するために、プロセスの実行をテストできます。