コンタクトのマージと抑制

マージ・プロセスは、複数のセルからの入力を受け入れて、1 つに結合された出力セルを生成します。セルをマージするときに、コンテンツを含めるか除外するかを選択できます。

手順

  1. キャンペーンを開いてから、フローチャート・タブをクリックします。
  2. フローチャート・ウィンドウの「編集」アイコン 鉛筆のアイコン をクリックします。
  3. 出力をマージするプロセスを 2 つ以上構成します。 例えば、2 つの選択プロセスを構成します。
  4. マージ・プロセス 三角形と頭 をパレットからフローチャートにドラッグします。
  5. 矢印を (選択プロセスなど) 上流プロセスからマージ・プロセスにドラッグして、ボックスを接続します。接続は上流プロセスからマージ・プロセスに行ってください。他の上流プロセスをマージ・プロセスに接続するのを繰り返します。矢印は、接続されたプロセスの間のデータ・フローの方向を示します。
    注: マージ・プロセスに入力を提供するセルはすべて、同じオーディエンス・レベルを持っている必要があります。例えば、複数の選択プロセスは世帯オーディエンスを使用する必要があります。
  6. フローチャート内のマージ・プロセスをダブルクリックします。

    プロセス構成ダイアログ・ボックスが開きます。デフォルトでは、「方法」タブが開いています。マージ・プロセスに接続されたプロセスのセルは、「入力」リストに表示されます。

  7. マージされた出力から ID を除外する場合は、「入力」リストでセルを選択して、「除外するレコード」リストに追加します。例えば、オプトアウトを除外する場合は、このオプションを使用します。
  8. マージされた出力に ID を含める場合は、「入力」リストでセルを選択して、「選択するレコード」リストに追加します。このリストに追加するセル内の ID は、固有 ID の 1 つのリストに結合されます。
  9. 「選択するレコード」リスト内の入力セルにあるリストをマージする方法を指定します。
    • 組み込み時にマージ/消去: このオプションは、少なくとも 1 つの入力セルに存在する固有 ID のリストを生成します。重複 ID は 1 回だけ含められます。この方法では、論理「OR」または「ANY」が使用されます。以下に例を示します。顧客 A が Gold.out セルか Platinum.out セルのどちらかに 存在すれば、その顧客 A を含めます。
    • 組み込み時に照合 (AND):: すべての入力セルにわたって存在する ID のみを含めます。この方法では、論理「AND」または「ALL」が使用されます。以下に例を示します。顧客 A の ID が Gold.out セルと LoyaltyProgram.out セルの両方に存在する場合にのみ、その顧客 A を含めます。このオプションは、複数の基準を満たす顧客を含める場合に有用です。マージ・プロセスのすべての入力セルに ID が存在するのでない場合、その ID は含められません。
  10. オプションで「セル・サイズの制限」タブを使用して、実稼働実行中またはテスト実行中にプロセスで生成される ID の数を制限します。出力セル・サイズの制限を参照してください。

    「ランダム・シード」を選択した場合は、ほとんどの場合にデフォルトのシードを受け入れることができます。ランダム・シードは、IBM® Campaign が ID をランダムに選択するために使用する開始点を表します。

    注: その同じランダムなレコードのセットが、その後に続く各マージ・プロセスの実行で使用されます (プロセスへの入力が変更されない場合)。結果をモデリングに使用する場合、このことは重要になります。各モデルの有効性を判断するには、同じレコードのセットで異なるモデリング・アルゴリズムを比較する必要があるからです。結果をモデリングに使用しない場合は、マージ・プロセスを実行するたびに異なるランダムなレコードのセットが選択されるように設定できます。これを行うには、ゼロ (0) のランダム・シードを使用します。値を 0 にすると、プロセスが実行されるたびに異なるランダムなレコードのセットが選択されます。
  11. 「全般」タブを使用して、以下のオプションを設定します。
    1. プロセス名: 記述名を割り当てます。プロセス名は、フローチャートでボックス・ラベルとして使用されます。また、さまざまなダイアログやレポートでプロセスを識別するためにも使用されます。
    2. 出力セル名: この名前は、デフォルトで「プロセス名」と一致します。ダイアログやレポートで出力セル (プロセスが取得する ID のセット) を識別するために使用されます。
    3. (オプション) 「ターゲット・セルへのリンク」: ターゲット・セル・スプレッドシート内のターゲット・セルを組織で事前定義する場合は、このステップを実行します。フローチャート・プロセスの出力に事前定義のターゲット・セルを関連付けるには、「ターゲット・セルへのリンク」をクリックして、スプレッドシートからターゲット・セルを選択します。「出力セル名」および「セル・コード」がターゲット・セル・スプレッドシートから継承され、これらのフィールドの値が両方とも、リンク関係があることを示すイタリックで表示されます。
    4. セル・コード: セル・コードには標準形式があり、システム管理者によって決定されます。生成されたセル・コードは固有です。セル・コードの変更は、それが及ぼす影響を把握していない場合は行わないでください。デフォルトでは、プロセス内で作成されるセルの名前はそのプロセス名と一致します。出力セル名への変更を保存すると、「自動生成」が選択されている場合は、セル・コードが再生成されます。セル・コードを変更したくない場合は、「自動生成」のチェック・マークを外しておきます。セル名およびセル・コードを参照してください。
    5. :「説明」フィールドを使用して、プロセスの目的または結果を説明します。例えば、含めるレコードや除外するレコードを示します。フローチャート内のプロセス・ボックス上にカーソルを置くと、このフィールドの内容が表示されます。
  12. 「OK」をクリックすると、構成が保存され、閉じます。

タスクの結果

これで、プロセスが構成されました。予期される結果をプロセスが返すかどうかを確認するために、プロセスの実行をテストできます。