証明書の正常性チェック

CertMgr タスクは、インポートされた鍵と証明書の正常性を、インポート時とその後 30 分ごとにチェックします。

certstore.nsf の KeyFiles ビューの列には、各証明書のステータスを示す緑色、黄色、赤のアイコンが表示されます。黄色または赤が表示されている場合は、文書を開いて [ステータス] フィールドを読み、問題の詳細を確認してください。報告されるステータスは、鍵が見つからない、鍵と証明書が一致しないなど、verify コマンドで生成される情報に似ています。

CertMgr は、各証明書の認証期限日と証明書の更新日もチェックします。更新されずに更新日が 1 日以上経過した証明書には、黄色のフラグが付きます。1 日以内に期限切れになるか、期限切れになった証明書には赤のフラグが付きます。

tell certmgr check コマンドを使用すると、CertMgr を実行して、鍵と証明書の正常性をオンデマンドで確認します。

証明書の正常性を報告するために、次の CertMgr 統計を使用できます。
1. CertMgr 証明書の正常性統計
統計 説明
CertMgr.CertStatus.Green 正常な状態にある証明書の数。
CertMgr.CertStatus.Red エラーのある証明書の数。
CertMgr.CertStatus.Yellow 警告のある証明書の数。
CertMgr.CertStatus 証明書の全体的な正常性。検出された最も重大な証明書の状態を示します。例えば、すべての証明書が正常な場合は、「緑」を報告します。少なくとも 1 つの証明書にエラーがある場合は、「赤」を報告します。
例:
> show stat certmgr.* 
CertMgr.CertStatus.Green = 3 
CertMgr.CertStatus.Red = 1 
CertMgr.CertStatus.Yellow = 2 
CertMgr.CertStatus = Red 
4 statistics found 
注: 証明書の正常性状態は、操作ではなく、キーと証明書に関係します。例えば、証明書が有効な場合でも、証明書の更新操作が失敗することがあります。