Server.Load テストを実行する際のヒント

Server.Load テストを実行する際には、次の考慮事項に留意してください。

手順

  1. SUT に割り当てる予定のシミュレーションユーザーの数と、ユーザー数がディスク容量やメモリなどのシステム制限にどのように関係するかについて評価します。Server.Load は、シミュレートされた Notes® ユーザーごとにスレッドを 1 つ作成します。例えば、1 つの Notes クライアントシステムに 100 ユーザーを割り当てると、100 スレッドがテストスクリプトを実行します。その際、すべてのスレッドは、指定されたテストを同時に実行します。
  2. Server.Load テストパラメータの Thread Creation Interval パラメータを設定し、各ユーザーを交互に作成します。たとえば、値 2 を設定すると、2 秒ごとに 1 ユーザーが交互に作成されます。
  3. [Starting Thread No.] と [Max No. of Users] に入力するパラメータを計画します。入力する値は、テストでシミュレートするクライアントシステムとデータベースユーザーの数によって異なります。たとえば、クライアントシステムが 4 つあり各クライアントに 100 ユーザーいる場合、それらの 400 データベースユーザーをシミュレートするには、それぞれのクライアントで次の値を指定してテストを実行します。
    1. 最大ユーザー数と開始スレッド番号のパラメータ

    クライアント

    最大No. of Users

    Starting Thread No.

    1.00

    100.00

    1.00

    2.00

    100.00

    101.00

    3.00

    100.00

    201.00

    4.00

    100.00

    301.00

  4. スクリプトのコマンド間に停止時間を設け、実際のユーザーの動作をシミュレートします。参照点に組み込みスクリプトを使用します。
  5. 起動時間と定常状態の両方があることに注意してください。起動時間は、すべてのスクリプトが最低一巡した場合に発生します。定常状態とは、結果が再現可能な、サーバーの真の維持可能なパフォーマンスを意味します。定常状態はサーバー上の Notes® ユーザーの数が、全クライアントでシミュレートしたユーザー数と一致する場合に発生します。