Sametime® Workload

Domino® Administrator クライアントには、3 つの HCL Sametime® Workload が含まれています。

このタスクについて

  • Sametime® Initialization Workload
  • Sametime® 7.0 Instant Messaging Workload
  • Sametime® 7.5 Instant Messaging Workload

このセクションの説明は、3 つの Sametime® Workload すべてに適用されます。このセクションの内容をよく読み、3 つの Sametime® Workload のいずれかを実行する前に必要な手順を完了してください。

Sametime® Workload のセットアップ

手順

  1. Domino® Administrator クライアントをインストールします。クライアントインストールオプションのリストから [Server.Load] オプションを選択します。
  2. Server.Load または NotesBench を、必要に応じて Notes® クライアントのプログラムディレクトリにインストールします。
  3. 必要な NOTES.INI の設定をテストドライバ用の NOTES.INI ファイルに追加し、以下の表の中の値をテスト設定用の値に置き換えます。

すべての Sametime® Workload に必要な NOTES.INI 変数

このタスクについて

以下に示す例では、RND(XdY) は「Y」面のサイコロを「X」回振って乱数を生成することを意味します。 たとえば、RND(5d10) の場合、10 面のサイコロを 5 つ振り、その結果をまとめた乱数が生成されます。

1. NOTES.INI の変数

すべての Sametime® Workload に必要な NOTES.INI 変数

説明

NB_EnableSTAwareness=1

Sametime® の在席確認を有効にします。

JavaMaxHeapSize=700M

JNI/Java ヒープの最大サイズ。

JavaUserClasses=CstClientTest.jar;stjavatk.jar, ibmjceprovider.jar

必須 jar ファイル。

ST.server=<servername>

Sametime® サーバー名

ST.user=<username prefix>

ユーザーの接頭辞。例: mail。

ST.password=<user password>

ユーザーの認証に使用するパスワード。

ST.login.type=[MUX|JAVA]

[MUX] は多重通信回路をシミュレートします。[JAVA] はクライアントの直接接続をシミュレートします。

ST.logout.pause.wait=RND(100d6)

再ログインするまでの待機時間。

ST.bl.size.quan=RND(4d100)

各メンバーリストに追加するユーザー数。

ST.bl.beginuser.number= 1

メンバーリスト操作の初期ユーザー数。

ST.bl.enduser.number=1000

メンバーリスト操作の最終ユーザー数。

ST.test.maxusers=10000

テストに参加する最大ユーザー数。

ST.debug.filename=c:resultsdebugout.txt

エラーが書き込まれるファイルの名前。STdebug > 0 にする必要があります。

STDebugOn=<value>

次のデバッグオプションのいずれかを指定します。

  • STDebugOn=0 -- デバッグ情報がコンソールに表示されません。
  • STDebugOn= <a positive number> -- デバッグ情報がコンソールに送信されます。

NB_Include_ST_Stats=1

コンソールウィンドウで 1 分ごとの統計表示を有効にします。統計を取り込むには、DEBUG_OUTFILE=<filename> を設定します。

2. Sametime® 7.0 と 7.5 の Instant Messaging Workload で必要な変数

Sametime® 7.0 と 7.5 の Instant Messaging workload で必要な NOTES.INI 変数

説明

ST.converse.pause.wait=RND(10d6)

メッセージ交換の待機時間。

ST.converse.nummessages.quan=RND(1d10)

チャットごとのメッセージ数。

ST.converse.messagelength.quan=RND(8d128)

送信されたメッセージのサイズ (バイト数)。

ContextIteration1=3

3 回の繰り返しごとにコマンドを実行します (45 分間に 1 回)。

ContextIteration2=24

24 回の繰り返しごとにコマンドを実行します (6 時間に 1 回)。

ContextIteration3=12

12 回の繰り返しごとにコマンドを実行します (3 時間に 1 回)。

3. Sametime® 7.5 Instant Messaging Workload で必要な変数

Sametime® 7.5 Instant Messaging workload で必要な NOTES.INI 変数

説明

NB_ENABLELOCATIONWATCH=1

新しく作成したグループのオプションとして、

  • 1 - メンバーリストでロケーションの監視を有効にする。
  • 0 - メンバーリストでロケーションの監視を無効にする。

ContextIteration4=12

12 回の繰り返しごとにコマンドを実行します (3 時間に 1 回)。

ST.converse.htmltext.percent=90

STchat で送信される HTML リッチテキストメッセージのパーセント値。

ST.converse.img.percent=10

STchat で送信される画像リッチテキストメッセージのパーセント値。

ST.converse.img.filename=c:lotusnotesdataimage.gif

ユーザーが送信する必要のある画像ファイル。画像の最大サイズは 100K です。

NB_DISABLEFILETRANS=1

注: テスト中のファイル転送は、リソースを多く消費する操作です。リソースを節約するには、NB_DISABLEFILETRANS=1 を設定します。ファイル転送が必要な場合は、 NB_DISABLEFILETRANS=0 を設定してください。

ファイル転送を有効にしてワークロードを実行するには、この変数を 0 に設定します。

NB_STFTransSizeInBytes=1000000

転送するファイルのサイズ (バイト単位)。サーバーポリシーによって、サーバー側でこの設定を制限できます。

NB_STFTransFileTypeBinary=1

バイナリ形式で送信する場合は、1 を設定します。テキスト形式で送信する場合は、それ以外の値を設定します。

ST.ft.send.file=<filepath/name

ファイル転送する特定のファイルを指定します。

ContextIteration5=24

ワークロード内のファイル転送に関連します。この例の 24 は、24 回の繰り返しごとにファイル転送が実行されることを意味します。

ST.ft.receive.location=<path>

ファイル転送で受信したファイルを保存する場所。現在、ファイルは受信後に削除されますが、適切な場所が必要です。