R5IMAP Initialization Workload

R5IMAP Initialization Workload を実行すると、IMAP メールファイルの作成と同ファイルへの SMTP メッセージの埋め込み、メールファイルの初期化と IMAP への変換が行われます。

手順

  1. Server.Load 用にクライアントとサーバーの設定が完了していることを確認します。
  2. [Create NotesBench Mail Person Documents] エージェントを実行して、必要な数のユーザー文書を Domino® ディレクトリに作成します。プロンプトが表示されたら、次の変数を設定します。
    1. エージェントの変数

    変数

    設定

    Message storage format

    2 (MIME)

    メールシステム

    6 (POP3/IMAP)

  3. Domino® Administrator クライアントで Server.Load を開始します。
  4. [Test Type] フィールドで [Built-in] を選択し、リストから [R5 IMAP Initialization Workload] を選択します。
  5. [Script Variables] タブをクリックし、次の表の値を入力します。
    2. [Script Variables] タブ

    変数

    アクション

    MailServer

    メールサーバーの正規名を入力します。例: CN=MailServer1/O=Renovations

    MailTemplate

    メールファイルテンプレートの名前を入力します (例: リリースが Domino® 8.5 の場合は MAIL85.NTF)。

    nb_dbdir

    メールファイルを保存するディレクトリをデータディレクトリから入力します。

    NormalMessageSize

    メッセージ本文のサイズを入力します。推奨値は 10000 です。

    MessageLineSize

    1 行あたりの文字数を入力します。推奨値は 80 です。

    RecipientDomain

    対象となる受信者のドメイン名を入力します。例: renovations.com

    SMTPHost

    SMTP listener タスクを実行している Domino® サーバーの完全修飾ドメイン名を入力します。例: server1.renovations.com

    ClientHost

    クライアントの完全修飾ドメイン名を入力します。例: client1.renovations.com

    NumMailNotesPerUser

    メールファイル作成時にメールファイルに埋め込む文書の数を入力します。推奨値は 100 です。

  6. サーバー上で IMAP タスクを開始します。
  7. [Build Recipient List using Name and Address Book] フィールドで、SUT 名とその Domino® ディレクトリを servername/org!!dominodirectory.NSF の形式で入力します。例: Server1/Renovations!!NAMES.NSF
  8. メールファイルの作成中にクライアントとサーバーでエラーが発生しないことを確認します。メールファイルが作成されなかった場合は、テストの最初の繰り返し時にテストスクリプトがメールファイルを作成しますが、これによってサーバーのバックエンドにオーバーヘッドが生じます。原則として、クライアントと SUT では、CPU 使用率が 75%を超過しないようにします。これには Domino® サーバーデータディレクトリのディスク時間の割合は含みません。
  9. [Test Parameters] タブをクリックします。複数のクライアントからテストを実行する場合、それぞれのクライアントからテストを実行するたびに [Starting Thread No] パラメータ値を増分します。
  10. オプション: [Stop Conditions] タブをクリックして、停止条件を設定します。
  11. [実行] をクリックします。
  12. オプション: モニターする測定基準を選択します。
  13. オプション: [Server to receive console commands] フィールドに SUT の名前を入力します。
  14. [Start Test] をクリックします。
  15. データディレクトリに作成されたテストメールファイルの数が正確であることを確認します。各メールファイルには、MAILn.NSF という名前が付きます。この「n」には数字が入ります。
  16. R5IMAP Workload を実行する手順を完了します。