ロードマップ: サーバー設定 - [基本] タブ

[基本] タブで、ドメイン内の 1 台のサーバーまたはすべてのサーバーに関する設定を行えます。入力補完機能やライセンストラッキングなどの機能を有効にしたり、MIME 言語設定やその他の関連設定を有効にするかを指定できます。

1. [基本] タブ
フィールド 説明
すべてのサーバーのデフォルトの設定として使用 チェックボックスをオンにすると、Domino® ドメイン内のすべての Domino® サーバーのデフォルトのサーバー設定文書としてこの文書が使用されます。特定のサーバーまたはサーバーのグループに対して、追加のサーバー設定文書を Domino® ディレクトリーで作成すると、これらの文書の設定がデフォルトの文書の対応する設定を上書き変更します。
グループ/サーバー名 このサーバー設定文書が適用される個々のサーバーまたはサーバーグループの名前を入力します。前のフィールドのチェックボックスをオンにした場合、Domino® によりこのフィールドにはアスタリスクが表示されます。
アドレスの入力補完機能 新しく作成したグループのオプションとして、
  • [有効] - (デフォルト) - Notes® のユーザーがメッセージの [宛先]、[cc:]、[bcc:] の各フィールドに入力した情報に一致するアドレスが Domino® ディレクトリーから検索されます。
  • [無効] - サーバーによって一致するアドレスは検索されません。一致するアドレスが検索されるのは、ユーザーの個人アドレス帳またはローカルディレクトリー・カタログのみです。
この文書の MIME 言語設定 この文書で指定されている各国の MIME 設定を有効にするかどうかを指定します。
  • チェックボックスをオンにすると、この文書を使用するサーバーで各国の MIME 設定が有効になります。
  • チェックボックスをオフにすると、Domino® では文書で指定されている各国の MIME 設定は無視されます (デフォルト)。
IMAP サーバーが正確なメールサイズを返すかどうか このサーバー設定文書を使用して Domino® R5 Server を管理する場合、IMAP クライアントにメッセージヘッダーを送信する前に Domino®Notes® リッチテキスト形式で保存されているメッセージのサイズ情報を取得する方法を指定します。新しく作成したグループのオプションとして、
  • [有効] - クライアントにメッセージヘッダーが送信される前に、IMAP サービスによって、Notes® リッチテキスト形式で保存されている各メッセージが MIME 形式に変換され、各メッセージの正確なサイズが確認されます。この場合、Notes® リッチテキスト形式の多数のメッセージが保存されている大きなメールファイルがあるクライアントではヘッダーの検索に時間がかかり、サーバーに余分な負荷がかかることがあります。
  • [無効] - Notes® リッチテキスト形式のメッセージが保存されているメールファイルが IMAP クライアントにある場合、Domino® によってそれらのメッセージのサイズが推測されます。
POP3 サーバーが正確なメールサイズを返すかどうか POP3 クライアントにメッセージヘッダーを送信する前に Domino®Notes® リッチテキスト形式のメッセージのサイズ情報を取得する方法を指定します。新しく作成したグループのオプションとして、
  • [有効] - クライアントにメッセージヘッダーが送信される前に、POP3 サービスによって、Notes® リッチテキスト形式で保存されている各メッセージが MIME 形式に変換され、各メッセージの正確なサイズが確認されます。この場合、Notes® リッチテキスト形式の多数のメッセージが保存されている大きなメールファイルがあるクライアントではヘッダーの検索に時間がかかり、サーバーに余分な負荷がかかることがあります。
  • [無効] - Notes® リッチテキスト形式のメッセージが保存されているメールファイルが POP3 クライアントにある場合、Domino® によってそれらのメッセージのサイズが推測されます。
カレンダーの詳細を抽出 パブリックカレンダーエントリから詳細データを抽出し、[空き時間情報] データベース (BUSYTIME.NSF または CLUBUSY.NSF) に格納するようにサーバーを設定する場合は、[有効] を選択します。このデータベースが肥大化するのを制限するには、カレンダー詳細の収集を有効にしないでください。
注: [すべてのサーバーのデフォルトの設定として使用] フィールドで [はい] を選択していると、このフィールドが表示されます。
抽出するカレンダーの詳細 サーバーがユーザーカレンダーから抽出する詳細データを選択します。以下のカレンダーフィールドのいずれかを選択します (複数選択可)。
  • 予定の種類
  • カテゴリー
  • 議長
  • 場所
  • 会議室
注: [カレンダーの詳細を抽出] フィールドを有効化していないと、このフィールドは表示されません。
ライセンストラッキング サーバーでライセンストラッキングを行うかどうかを指定します。新しく作成したグループのオプションとして、
  • [有効] - Domino® で認証されたクライアントセッションの数が監視され、ユーザーライセンストラッキングデータベースとライセンストラッキング文書に情報が記録されます。
  • [無効] - (デフォルト) サーバーではクライアントのライセンストラッキングは行われません。
最小クライアントレベル サーバー文書の [セキュリティ] タブでいずれかの [管理者] フィールドにリストされているユーザーには、このフィールドは適用されません。

Notes® クライアントがサーバーにアクセスするために必要なリリースの最小値を指定します。サポートする最小リリース番号を入力します。それ以前のリリースの Notes® を実行しているユーザーは、サーバーとのセッションを確立することができません。

このフィールドを空白 (デフォルト) にすると、アクセスの最小クライアントレベルは使用されません。

注: Domino® は、Release 5.0.11 から始まる Notes® クライアントのポイントリリースを区別できます。それ以前のバージョンのクライアントに対して、Domino® はメジャーリリースレベルのみ区別できます。リリース 3.x または 4.x より古いクライアントからのアクセスを防止するため、このフィールドに 3.x または 4.x を入力します。例えば、このフィールドに 4.6 を入力した場合、Domino® は最小クライアントレベルを 4.x に設定します。このフィールドに 5.0 から 5.0.11 の範囲内の数値を入力した場合、Domino® は 5.0.11 よりも古いクライアントからのアクセスを防止します。
最大クライアントレベル サーバー文書の [セキュリティ] タブでいずれかの [管理者] フィールドにリストされているユーザーには、このフィールドは適用されません。

サーバーにアクセス可能な Notes® クライアントの最新バージョンを指定します。サーバーがサポートする最大リリース番号を「8.5」のように入力します。指定されたリリースより新しい Notes® のリリースを実行しているユーザーは、サーバーとのセッションを確立することができません。

このフィールドを空白 (デフォルト) にすると、アクセスの最大クライアントレベルは使用されません。

注: Domino® は、Release 5.0.11 から始まる Notes® クライアントのポイントリリースを区別できます。それ以前のリリースに対して、Domino® はメジャーリリースレベルのみ区別できます。このフィールドに 5.0 を入力した場合、Domino® は 5.0.11 とそれ以降のクライアントのアクセスを拒否します。このフィールドに 4.6 を入力した場合、Domino®Notes® リリース 5 とそれ以降のクライアントのアクセスを拒否します
次へのロギングを有効化します: Tivoli Enterprise Console® 新しく作成したグループのオプションとして、
  • [有効] -- オペレーティングシステム調査により生成された Domino® ドメインモニター (DDM) イベントの Tivoli Enterprise Console® へのログ書き込みが有効になります。
  • [無効] -- チェックマークを外すと、オペレーティングシステム調査により生成された Domino® ドメインモニター (DDM) の Tivoli Enterprise Console® へのログ書き込みが無効になります。DDM イベントは、引き続き、Domino® ドメインモニターデータベース (DDM.NSF) に記録されます。
IP アドレス Tivoli Enterprise Console® サーバーの IP アドレスを入力します。
ポート番号 Tivoli Enterprise Console® サーバーのポート番号を入力します。