Domino® サーバーのサイレントセットアップを使用する

サイレントセットアップは、サーバーの設定プロフィールを実行する際に、セットアップ画面を表示しない方法です。サイレントセットアップは、設定中のサーバーで、またはクライアントシステムから実行できます。

このタスクについて

保留中のリブートアクションがある場合は、セットアップコマンドを実行する前に、それらを実行します。

サーバーでサイレントセットアップを実行するには

このタスクについて

手順

  1. サーバーシステムに Domino® サーバーのプログラムファイルをインストールします。ただし、Domino® サーバーセットアッププログラムは実行しないでください。
  2. サーバーのコマンドプロンプトで、Domino® プログラムディレクトリーから次のいずれかを実行します。
    • Windows サーバー上で次のように入力します。
      nserver -silent c:\myprofile.pds
    • UNIX サーバー上で次のように入力します。
      server -silent  /myprofile.pds
      注: プロフィールファイルがルートディレクトリーにない場合は、コマンドでプロフィールのフルパスを指定します。
      注: nserver -help または server -help と入力すると、サーバーセットアッププロフィールの処理で使用できるパラメーターがすべて表示されます。
  3. プロフィールで、パスワードを必要とする既存のサーバー、認証者、管理者 ID を使用する場合は、次の手順を実行します。
    1. テキストファイルを作成し、既存の ID のパスワードを保存します。このファイルのキーワードは次のとおりです。

      Server=

      AddServer=

      Certifier=

      OUCertifier=

      Administrator=

    2. コマンドラインで、パスワードファイルの名前にパラメーターを追加します。例えば、Windows では次のように入力します。
      nserver -silent c:\myprofile.pds c:\passwd.txt
  4. パーティションサーバーのセットアップを行っている場合は、コマンドラインに = パラメーターを追加して、このパーティションの Domino® データディレクトリー内の NOTES.INI を指定します。例えば、Windows では次のように入力します。
    nserver -silent c:\myprofile.pds =c:\domino\data2\notes.ini
  5. Domino® データディレクトリー内の errorlog.txt ファイルをチェックして、セットアップが完了したことを確認します。または、セットアップ中に生成されたエラーメッセージを表示します。

Domino® Administrator のある Windows クライアントからサイレントセットアップを実行するには

手順

  1. クライアントシステムに Domino® Administrator をインストールするときは、[リモートサーバーセットアップ] を選択するようにしてください。
  2. サーバーシステムに Domino® サーバーのプログラムファイルをインストールします。ただし、Domino® サーバーセットアッププログラムは実行しないでください。
  3. サーバーシステムのコマンドプロンプトで、Domino® プログラムディレクトリーから次のいずれかを実行します。
    • Windows サーバー上で次のように入力します。
      nserver -listen
    • UNIX サーバー上で次のように入力します。
      server -listen
  4. クライアントシステムのコマンドプロンプトで、Notes® プログラムディレクトリーから次のように入力します。
    serversetup -silent c:\myprofile.pds -remote serveraddress
    

    myprofile は指定した設定プロフィールの名前で、serveraddress は設定中のサーバーのホスト名またはネットワークアドレスです。

    注: プロフィールファイルがルートディレクトリーにない場合は、コマンドでプロフィールのフルパスを指定します。
  5. プロフィールで、パスワードを必要とする既存のサーバー、認証者、管理者 ID を使用する場合は、次の手順を実行します。
    1. テキストファイルを作成し、既存の ID のパスワードを保存します。このファイルのキーワードは次のとおりです。

      Server=

      AddServer=

      Certifier=

      OUCertifier=

      Administrator=

    2. コマンドラインで、パスワードファイルの名前にパラメーターを追加します。例えば、Windows では次のように入力します。
      serversetup -silent c:\myprofile.pds c:\passwd.txt -remote serveraddress
      
  6. パーティションサーバーのセットアップを行っている場合は、コマンドラインに = パラメーターを追加して、このパーティションの Domino® データディレクトリー内の NOTES.INI を指定します。例えば、Windows では次のように入力します。
    serversetup -silent c:\myprofile.pds -remote serveraddress =c:\domino\data2\notes.ini
  7. Notes® データディレクトリー内の errorlog.txt ファイルをチェックして、セットアップが完了したことを確認します。または、セットアップ中に生成されたエラーメッセージを表示します。

Domino® Administrator のない Windows クライアント、または UNIX ワークステーションからサイレントセットアップを実行するには

このタスクについて

サーバーシステムに Domino® サーバーのプログラムファイルをインストールします。ただし、Domino® サーバーセットアッププログラムは実行しないでください。

手順

  1. サーバーシステムのコマンドプロンプトで、Domino® プログラムディレクトリーから次のいずれかを実行します。
    • Windows サーバー上で次のように入力します。
      nserver -listen
    • UNIX サーバー上で次のように入力します。
      server -listen
  2. クライアントシステムに Java Runtime Environment をインストールします。
  3. クライアントシステムに一時ディレクトリーを作成します。たとえば、コマンドプロンプトで次のように入力します。
    • Windows クライアント上で:
      mkdir c:temp
    • UNIX ワークステーション上で:
      mkdir /temp
  4. 以下のいずれかを実行します。
    • Windows クライアントでは、リモートセットアップファイル CFGDOMSERVER.JARJHALL.JARREMOTESETUP.CMD を、サーバーからクライアントシステム上に作成したディレクトリーにコピーします。これらのファイルは、サーバーの C:\Domino program directory にあります。
    • UNIX ワークステーションでは、リモートセットアップファイル CFGDOMSERVER.JARJHALL.JARREMOTESETUP を、サーバーからワークステーションに作成したディレクトリーにコピーします。これらのファイルは以下のディレクトリーにあります。

      IBM® AIX® サーバー上の /Domino program directory/notes/latest/ibmpow/

      Linux サーバー上の /Domino program directory/notes/latest/linux/

  5. クライアントシステムのコマンドプロンプトで、Notes® プログラムディレクトリーから次のように入力します。
    remotesetup -silent c:\myprofile.pds -remote serveraddress
     

    myprofile は指定した設定プロフィールの名前で、serveraddress は設定中のサーバーのホスト名またはネットワークアドレスです。

    注: プロフィールファイルがルートディレクトリーにない場合は、コマンドでプロフィールのフルパスを指定します。
  6. プロフィールで、パスワードを必要とする既存のサーバー、認証者、管理者 ID を使用する場合は、次の手順を実行します。
    1. テキストファイルを作成し、既存の ID のパスワードを保存します。このファイルのキーワードは次のとおりです。

      Server=

      AddServer=

      Certifier=

      OUCertifier=

      Administrator=

    2. コマンドラインで、パスワードファイルの名前にパラメーターを追加します。例えば、Windows では次のように入力します。

      remotesetup -silent c:\myprofile.pds c:\passwd.txt -remote serveraddress

  7. パーティションサーバーのセットアップを行っている場合は、コマンドラインに = パラメーターを追加して、このパーティションの Domino® データディレクトリー内の NOTES.INI を指定します。例えば、Windows では次のように入力します。
    remotesetup -silent c:\myprofile.pds -remote serveraddress =c:\domino\data2\notes.ini
  8. errorlog.txt ファイルをチェックして、セットアップが完了したことを確認します。または、セットアップ中に生成されたエラーメッセージを表示します。