AUT カタログを使用して新しい Notes バージョンをアップロードする

デプロイする HCL Notes® または HCL Client Application Access の新規バージョンが使用可能になったら、AUT カタログ (autcat.nsf) を使用して、そのインストール実行ファイルを AUT サーバーにアップロードします。

このタスクについて

次の表に、最初のインストール実行ファイルをアップロードする前に知っておくべき AUT カタログの用語を示します。
1. AUT カタログの用語
用語 説明
バージョンパス

Notes の新規バージョンのインストール実行ファイルを定義およびアップロードし、AUT サーバーにデプロイするために、AUT カタログに作成する必須文書。

バージョンパスでは、以下を定義します。
  • クライアントキット (プラットフォーム) のタイプ: 例えば、Notes クライアントの場合は、StandardAllClient-Win32StandardNotesClient-Win32、または BasicNotesClient-Win32 です。または、 HCL Client Application Access (HCAA) クライアントの場合は、HCAA-Win32 です。
  • アップグレード元バージョン
  • アップグレード先バージョン
例えば、バージョンパス文書で Notes StandardNotesClient-Win32 10.0.1 から 10.0.1 FeaturePack 1 へのアップグレードを定義できます。
バージョンマップ

一連のユーザーに適用する 1 つ以上のバージョンパスを示す、AUT カタログに作成する必須文書。ユーザーグループのクライアントをアップグレードするには、デスクトップ設定ポリシーの [クライアントのアップグレード] > [AUT] タブでバージョンマップを選択する必要があります。

バージョンマップでは、複数のバージョンパスを示すことができます。例えば、次の 2 つのバージョンパスを示すバージョンマップによって、Notes の標準クライアントと基本クライアントの両方をアップグレードすることができます。
  • StandardNotesClient-Win32 10.0.1 から 10.0.1 FeaturePack 1 へのアップグレード
  • BasicNotesClient-Win32 10.0.1 から 10.0.1 FeaturePack 1 へのアップグレード
インストールマニフェスト

新しい Notes または HCAA バージョンの Web ダウンロードキットに付属するインストール実行ファイルを示す XML ファイル。リリース番号、クライアントのタイプ、言語、インストール実行ファイルの名前などの情報を示します。バージョンパス文書を作成したら、インストールマニフェストをインポートして、インストール実行ファイルの情報を取り込むことができます。

Notes のインストールマニフェストの内容例を示します。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<manifest appid="{3E1B33CC-8C2E-4EED-B6A2-3BB3EE0ACFF1}" name="StandardAllClient-Win32" version="Release 10.0" lang="en">
	<packages>
		<package name="setup10.0.exe" size="81830632" hash="sg+3qzEtiK7djQ23+Glcjs4TI24="/>
	</packages>
</manifest>