サーバーのルーティングテーブルを再計算する

各サーバーのルーターは、送信先として考えられるサーバーそれぞれへの最適ルートを指定する動的なルーティングテーブルを保守管理します。ルーティングテーブルは、サーバーの NOTES.INI ファイルと、Domino® ディレクトリのサーバー設定文書、ドメイン文書、接続文書、サーバー文書に含まれる情報に基づいて作成されます。

このタスクについて

デフォルトでは、約 5 分間隔で、またはタスクの再起動時に、ルーターは Domino® ディレクトリを調べて、ルーティングテーブルの再作成が必要となる変更がないかどうか確認します。新しい設定を直ちに適用したいが、ルーターの停止と再起動によってメールのフローを中断したくない場合は、TELL コマンドを使用して更新を強制できます。

手順

サーバーコンソールで次のコマンドを入力します。
Tell router update config

タスクの結果

ルーターは、サーバー、サーバー設定、接続、隣接ドメイン、非隣接ドメインの各文書と、NOTES.INI ファイルを調べて、配信トポロジーに影響を与える変更がないかどうか確認します。次にルーターは、新規ルーティングテーブルを作成して変更を取り込みます。ルーターは、新規ルーティングテーブルに基づいて、現在 MAIL.BOX に保存されているメッセージを処理し直します。

ルーターは設定更新コマンドの結果としてグローバルドメイン文書で変更を調べることはありません。グローバルドメイン文書に含まれる情報は、サーバーの初期化後のみにメモリにロードされます。ルーティングテーブルの再ロード時には更新されません。