EnableImapFolderSynch

IMAP の送信済み、ドラフト、ごみ箱の各フォルダが、それらと対応する Notes の送信済み、ドラフト、ごみ箱の各ビューと同期されるかどうかを指定します。この機能を認識するには、メールテンプレートを IBM Domino 8.5.2 以降の設計に更新する必要があります。Notes メールと IMAP ベースのメールを切り替えるユーザーに対してこの設定を有効にします。

IMAP クライアントがメールメッセージを送信、ドラフトとして保存、または削除すると、そのメッセージは、Notes メールデータベース内の IMAP ベースの送信済み、ドラフト、またはごみ箱のいずれかのフォルダ内に保管されます。Notes クライアントがメールメッセージを送信、ドラフトとして保存、または削除すると、そのメッセージは、Notes ベースの送信済み、ドラフト、またはごみ箱ビュー内に保管されます。同期を有効にすると、対応するフォルダが相互に同期されるため、ユーザーは、使用しているクライアントに関係なく、送信済み、ドラフト、ごみ箱の文書をすべて表示できます。IMAP クライアントは、メールテンプレート内の非表示フォルダを購読する必要があります。フォルダ名は完全に一致する必要があります。

構文: EnableImapFolderSynch=value

0 - 同期を有効にしない

1 - 同期を有効にする

適用対象: Domino 8.5.2 以降を実行していて、IMAP クライアントにサービスを提供するサーバー

デフォルト: なし

対応するユーザーインターフェース: なし。ただし、この設定は、Domino® ディレクトリのサーバー設定文書の [NOTES.INI 設定] タブで指定できます。

サーバーを再起動し、設定を有効にします。

同期が機能しないクライアントがある場合は、次のコマンドを実行して、メールファイルの IMAP サポートを無効にしてから、再度有効にします。

load convert -e- mail/mailfile.nsf

load convert -e mail/mailfile.nsf