その他の複製設定を割り当てる

[複製の設定] ダイアログボックスの [その他] パネルには、その他の設定として次のものがあります。

ローカルでのアクセス制御設定の変更を他レプリカへ反映する

この設定は、問題を解決するときに複製を一時的に停止するために使用します。1 つのデータベースにこれを選択することも、HCL Domino® Administrator を使用している場合は、複数のデータベースの複製を無効にすることもできます。データベースがクラスタサーバーにある場合は、複製を無効にするとクラスタ複製とスケジュール複製の両方が一時停止されます。

定期複製の優先順の設定

まず、データベースに優先度を割り当てます。優先度は [高]、[中]、[低] の 3 種類です。また、接続文書に複製スケジュールを設定して、どの優先度のデータベースをいつ複製するかを指定します。例えば、優先度の低いデータベースより優先度が高いデータベースを頻繁に複製するように設定します。2 つのレプリカに異なる優先度を割り当てると、スケジュール複製を起動したサーバーにあるレプリカの優先度が優先されます。複製の優先度は、サーバーのクラスタ内のレプリカには適用されません。クラスタ複製は、接続文書に設定したスケジュールに関係なく、変更のたびに実行されます。

CD-ROM パブリッシングの日付

出版社などの組織では、データベースを複製しないで CD-ROM で配布する場合があります。ユーザーは更新内容を受信するために、組織のサーバーにあるレプリカから複製を行います。ユーザーが CD-ROM に情報が発行された日を指定すると、その発行日以降に作成または更新された文書だけが、組織のレプリカからの最初に複製時に検索されます。ユーザーが日付を指定しないと、最初の複製では不必要な文書も含めてデータベース全体が検索されるため、特にダイヤルアップ接続で発生した場合は、処理が長引く可能性があります。