Web 調査

Web 調査には、「Web - 設定」調査と、 「Web - ベストプラクティス」調査の 2 種類があります。両方の調査とも、DDM データベースに Domino® イベント文書の形で結果が示されます。この文書を使用して、Web サーバー設定の正確さを検証し、実績のある優良サーバーの設定と他のサーバーの設定を突き合わせて比較します。

Web - 設定調査は、Web サーバーと関連する Web 設定または Web サーバーのリストに関するフィードバックを行います。このフィードバックは、調査文書で指定された最新の Web プロフィールに基づいています。この調査では、事前定義した値のセットを参照して、指定したサーバー上の Web サーバー設定値を確認します。値が異なる場合、Web サーバーの設定を修正する値や、サーバーのパフォーマンスやセキュリティを向上させる推奨値を提示します。この調査では、存在する文書に応じて、サーバー文書、インターネットサイト文書、Web サーバー設定文書内のフィールド値を確認します。

Web - ベストプラクティス調査は、ドメインの HTTP 固有のフィールドを推奨値と比較してモニターします。HTTP 固有のフィールドは、サーバー文書、インターネットサイト文書 (ある場合)、Web サーバー設定文書 (ある場合) にあります。推奨値に一致しないフィールドの概要を示し、問題の解決方法を示す詳細文書が生成されます。例えば、サーバー設定を改善するための提案としては、サーバーの機能、サーバーのパフォーマンスまたはサーバーのセキュリティを修正する方法があります。Web 調査は、セキュリティと Web サーバーのパフォーマンスを全体的に改善するために役立ちます。

Web 調査が生成したイベントの重要度は、パーセンテージ式により決まるため、Web 調査イベントの重要度をユーザーが決めることはできません。Web 調査の重要度は、検出される潜在的な問題数に基づいて実行時に計算されます。Web 調査の重要度パーセンテージは、DDM に記録されるイベントごとに計算されます。次の表に詳細を示しています。

1. Web 調査のパーセンテージで表したセキュリティレベル

パーセンテージ

重大度レベル

0.00

標準

< = 50%

警告 (低)

> 50%

警告 (高)

ユーザーが定義できる Web 調査の名前と説明を次表に示しています。

2. Web 調査

Web 調査名

説明

Web - ベストプラクティス

事前定義した値セットを参照して、指定したサーバー上の Web サーバー設定値を確認します。

Web - 設定

指定したサーバーの Web サーバー設定値と、実績のある優良サーバー、つまりガイドラインサーバーの同じ値を比較します。