サードパーティーのリストアの有効化

Domino バックアップ・データベースをサードパーティーのリストア・アプリケーションと統合すると、Domino バックアップ・データベースの使いやすいリストアインターフェースを利用できます。

このタスクについて

Domino 統合のリストアで使用できるリストア操作はすべて、サードパーティのリストアで使用できます。たとえば、複製の無効化、レプリカ ID の変更、文書とフォルダのリストアを行う機能などです。

Domino 統合のバックアップとリストアの機能との主な違いは、バックアップ・インベントリーが dominobackup.nsf データベースに格納されない点です。そのため、管理者がユーザー・インターフェースを使用してこのステップを実行するのではなく、サードパーティー・アプリケーションのリストア操作で、データベースの検索と特定の時点へのリストアを処理します。

サードパーティーのリストアには、標準 CMD 統合で選択したパラメーターだけでなく、リストア要求文書から任意のフィールドを使用できるため、CMD 式の構成を推奨します。

サードパーティーのリストア・モードに切り替えるには、グローバル構成を開き、[サードパーティーのリストア] オプションを有効にします。データベースをリストアするには、インベントリー文書でデータベースを選択するのではなく、[データベース・インベントリー] ビューから [サードパーティーのリストア] ボタンを選択します。サードパーティーのリストアの重要な違いは、データベースのバックアップ・インベントリーがないため、データベースの元のパスを手動で [パス名] フィールドに指定する点です。

データベースがリストアされた後、オプションで DAOS のリストアを呼び出すことができます。DAOS のリストアには、サードパーティーのバックアップ・プロバイダーからファイルリストアコマンドライン操作を利用する個別のリストア構成が必要です。

サードパーティーのリストアについて詳しくは、https://github.com/hCL-TECH-SOFTWARE/domino-backup を参照してください。