クラウド・プラグインでの作業

クラウド・プラグインを有効にしていて、お使いの環境でクラウド・インスタンスが見つかった場合は、「デバイス」ページからそれらのクラウド・デバイスにアクセスして使用できます。

「デバイス」ページには、お使いの環境内のすべてのデバイスが列挙され、それらが物理デバイスか、仮想デバイスか、カテゴリー内にいくつあるか、BigFix エージェントがインストールされているかどうかが示されます。

データ・グリッド・ビューは簡単にカスタマイズでき、列の追加/削除/再編成が可能です。

デバイス相関の目的は、リソースの重複を防いでデバイス管理を効率化することです。BigFix がクラウド上 (プライベートまたはパブリック) でデバイスを発見すると、それらがシステムで既知のものかトラッキングされているものかどうかを確認します。アセット相関の利点は、1 つのエンドポイントの複数の表現がある場合に、それらすべてを集約して 1 つのエンドポイントとして「デバイス」ページに表示できる点です。オペレーターは任意のグループ (表現など) を選択してアクションをターゲット設定したあと、グループ内の表現を各特定のアクションの対象として選択できます。オペレーターのアクセスをデバイスの特定の表現管理のみに制限することもできます。

クラウド・プラグインをインストールしてクラウド・リソースを見つけたら、「クラウド・ダッシュボード」の「WebUI の概要」にクラウド・デバイスの要約が表示されます。クラウド・ダッシュボードを表示するには、ナビゲーション・バーの下の「概要」ボタンをクリックし、「クラウド・ダッシュボード」を選択します。ダッシュボードには、環境内のクラウド・リソース量を監視するタイルがあり、エージェントのインストールの有無にかかわらず、タイプと地域ごとの分布が表示されます。任意の棒グラフをクリックすると「デバイス」ページが開き、BigFix エージェント状況でフィルタリングされ、「管理対象」が事前選択されたリソースのリストが表示されます。

BigFix オペレーターは、デバイス文書を表示できます。デバイス文書には、さまざまなソースから収集された情報が記載されています。

クラウド・インスタンスの場合は、このページにもクラウドに関連するデータが表示されます。検索をクラウド・デバイスに絞り込むには、「BigFix エージェント状況」(インストールまたは未インストール) または「管理元」(クラウドとクラウド・プロバイダー) などのフィルターを使用できます。

プラグイン設定

以下の設定は、「プラグイン・ポータル」の共通ヘッダーからエクスポートされた SetPluginSettingsIntoStore 関数を使用して設定できます。これらの設定は、コンソールのダッシュボードと WebUI のダッシュボードの入力に使用されるすべてのプラグインの保存設定を取得します。

1. SetPluginSettingsIntoStore 設定
プラグイン名 説明 (Description)
Credentials_LoginSuccess<useralias> ロックアウト・ポリシーが設定されている場合に資格情報のロックを回避します。

値: ログインが成功すると「1」に設定されます。クラウド・プロバイダーが資格情報を拒否すると「0」に設定されます。

例えば、HTTP エラー 401 ではこの設定が「0」になり、パスワードが有効ではなくなったことを示します。HTTP 401 以外の理由でログインに失敗した場合 (ネットワーク・エラーや他の HTTP エラー・コードなど) は、何も設定されません。
Discovery_LastScan 最後のディスカバリーの試行のタイムスタンプ (unix 時間) が含まれます。
Discovery_LastScanNoErrors 最後にディスカバリーがエラーなく完了したときのタイムスタンプ (unix 時間) が含まれます。これは、マルチクレデンシャルをサポートするためのものです。例えば、10 個の資格情報セットがある場合、ディスカバリーはそれぞれに対して試行されます。1 つの資格情報セットが有効期限切れで失敗した場合、既に 1 回のディスカバリーが行われているため LastScan が設定されますが、LastScanNoErrors は設定されません。エラーが 1 つも発生しなかった場合、LastScanNoErrorsLastScan は同じ値に設定されます。
Discovery_LastError すべてのディスカバリーの実行中に見つかった最後のエラー・メッセージが含まれます。これは、すべてのディスカバリーがエラーなく終了した場合にリセットされます。つまり、これは LastScanNoErrors != LastScan の場合に設定され、LastScanNoErrors == LastScan. の場合は “” に設定されます。