「エクスプローラー」ビュー

「エクスプローラー」ビューには、上部に「クイック・スタート」セクションがあり、下部に「エクスプローラー」セクションがあります。「エクスプローラー」セクションには、「すべてのアプリケーション」という 1 つのノードが含まれています。「クイック・スタート」セクションには、共通のアクションを起動するいくつかの便利なリンクが含まれています。エクスプローラー・セクションは、リソース(アプリケーション、プロジェクト、ディレクトリー、プロジェクト・ファイル) の階層表示と、すべてのアプリケーションをルートとしたツリー・ペインで構成されます。これらのリソースをナビゲートする方法は、ファイル・ブラウザーとほぼ同様です。ビューをナビゲートするときは、ツリーの選択状態によって「プロパティー」ビューで使用できるタブが決まります。

一般情報


「エクスプローラー」ビュー

「エクスプローラー」ビュー

「エクスプローラー」ビューでは、アプリケーションおよびプロジェクトを追加し、ツールバーのボタン、「クイック・スタート」セクションのリンク、および「エクスプローラー」セクションの右クリック・メニュー・コマンドを使用してコードをスキャンします。アプリケーションを追加すると、「エクスプローラー」セクションに、追加されたアプリケーションとプロジェクトおよびそれぞれのステータスを表すインディケーターが表示されます。

ヒント: 「エクスプローラー」ビューで、吹き出しヘルプに、アプリケーション、プロジェクト、およびファイルのファイル名とパスが表示されます。吹き出しヘルプには、アプリケーションまたはプロジェクトが登録されているかどうかも示されます。

「クイック・スタート」セクション

「クイック・スタート」セクションには、共通タスクを起動するための以下のリンクがあります。

  • アプリケーションのディスカバー (Discover applications): これにより、アプリケーション・ディスカバリー・アシスタントが起動します。これを使用すると、Java および Microsoft Visual Studio ソース・コード用のアプリケーションおよびプロジェクトを迅速に作成および構成できます。
  • アプリケーションを開く (Open an application): これにより「オープン」ダイアログ・ボックスが起動します。このダイアログ・ボックスで、既存のアプリケーションを参照して、一連のアプリケーションに追加できます。追加可能なファイルまたはディレクトリー・タイプには、.paf.sln.dsw および .ewf が含まれます。
  • Eclipse ベースのワークスペースのインポート: これにより「ワークスペースの追加」ダイアログ・ボックスが起動します。このダイアログ・ボックスで、Java プロジェクトが含まれている既存の Eclipse ワークスペースまたは IBM® Rational® WebSphere® Software (RAD) のアプリケーション開発者 ワークスペースを追加できます。ワークスペースがインポートされたら、そこに含まれている任意の Java プロジェクトをスキャンできます。
    注: ワークスペースをインポートする前に、Eclipse プロジェクトおよび Rational WebSphere Software (RAD) のアプリケーション開発者 プロジェクトの開発環境の構成で説明されているように開発環境がインストールおよび更新されていることを確認してください。
  • アプリケーション・サーバーからのインポート: Apache Tomcat または WebSphere® アプリケーション・サーバー Liberty アプリケーション・サーバーから既存の Java アプリケーションをインポートします。
  • 評価を開く: これにより「オープン」ダイアログ・ボックスが起動します。そのダイアログ・ボックスで、AppScan® ソース 評価ファイルを参照できます。開くことができるファイルのタイプとしては、.ozasmt および .xml があります。

ツールバーのボタン

1. ツールバーのボタン
アクション アイコン 説明
アプリケーション・メニューの追加
アプリケーション・メニューの追加ボタン
「アプリケーション・メニューの追加」ボタンの下矢印をクリックすると、新規アプリケーションの作成、既存のアプリケーションのオープン、ワークスペースのインポート、または アプリケーション・ディスカバリー・アシスタント の起動のためのアクションを選択できます。
選択項目のスキャン
選択項目のスキャンボタン
「選択項目のスキャン」ボタンを使用すると、「エクスプローラー」セクションで選択されるオブジェクトをスキャンできます。スキャンには、デフォルトのスキャン構成が使用されます。別のスキャン構成を選択してスキャンに使用する場合は、「選択項目のスキャン」ボタンの下矢印をクリックします。使用するスキャン構成を選択します。あるいは、「構成の編集」アクションを選択して、別のスキャン構成をデフォルトとして設定します (「スキャン構成」ビューで、デフォルトとして設定する構成を選択し、「デフォルトとして選択」をクリックします)。
「表示」メニュー 「表示メニュー」ボタンは、「エクスプローラー」セクションを更新したり、登録済みの項目を非表示にしたりするためのメニューを開きます。

右クリックのメニュー・オプション

右クリックのメニュー・オプションを使用できるかどうかは、「エクスプローラー」セクションで選択されている項目によって決まります。

  • 「エクスプローラー」セクションで「すべてのアプリケーション」が選択されている場合は、以下の右クリックのメニュー・オプションが使用可能になります。
    • すべてのアプリケーションのスキャン: すべてのアプリケーションをスキャンします。デフォルトのスキャン構成を使用してスキャンが実行されます。
    • すべてのアプリケーションのスキャン方法 (Scan All Applications With): 使用するスキャン構成を選択します。あるいは、「構成の編集」アクションを選択して、別のスキャン構成をデフォルトとして設定します (「スキャン構成」ビューで、デフォルトとして設定する構成を選択し、「デフォルトとして選択」をクリックします)。
    • アプリケーションの追加
      • 新規アプリケーションの作成: 新規アプリケーションを一連のアプリケーションに追加します。このアクションによって、新規アプリケーション・ウィザードが起動します。
      • 既存のアプリケーションを開く: これにより「オープン」ダイアログ・ボックスが起動します。このダイアログ・ボックスで、既存のアプリケーションを参照して、一連のアプリケーションに追加できます。追加可能なファイルまたはディレクトリー・タイプには、.paf.sln.dsw および .ewf が含まれます。
      • 既存の Eclipse ベースのワークスペースのインポート (Import an existing Eclipse-based workspace): これにより「ワークスペースの追加」ダイアログ・ボックスが起動します。このダイアログ・ボックスで、Java プロジェクトが含まれている既存の Eclipse ワークスペースまたは IBM® Rational® WebSphere® Software (RAD) のアプリケーション開発者 ワークスペースを追加できます。ワークスペースがインポートされたら、そこに含まれている任意の Java プロジェクトをスキャンできます。
        注: ワークスペースをインポートする前に、Eclipse プロジェクトおよび Rational WebSphere Software (RAD) のアプリケーション開発者 プロジェクトの開発環境の構成で説明されているように開発環境がインストールおよび更新されていることを確認してください。
      • アプリケーションのディスカバー (Discover applications): これにより、アプリケーション・ディスカバリー・アシスタントが起動します。これを使用すると、Java および Microsoft Visual Studio ソース・コード用のアプリケーションおよびプロジェクトを迅速に作成および構成できます。
    • すべて展開
    • すべて縮小
    • プロパティー: これを選択すると、選択されている項目の「プロパティー」ビューが開きます。
  • 「エクスプローラー」セクションでアプリケーションが選択されている場合は、以下の右クリックのメニュー・オプションが使用可能になります。
    • アプリケーションのスキャン (Scan Application): 選択されたアプリケーション、プロジェクト、またはファイルをスキャンします。デフォルトのスキャン構成を使用してスキャンが実行されます。
    • アプリケーションのスキャン方法 (Scan Application With): 使用するスキャン構成を選択します。あるいは、「構成の編集」アクションを選択して、別のスキャン構成をデフォルトとして設定します (「スキャン構成」ビューで、デフォルトとして設定する構成を選択し、「デフォルトとして選択」をクリックします)。
    • プロジェクトの追加
      • 新規プロジェクト: このアクションは、「エクスプローラー」ビューでアプリケーションを選択している場合に使用可能です。これを選択すると、アプリケーションに新規プロジェクトを追加できます。このアクションによって、新規プロジェクト・ウィザードが起動します。
      • 既存のプロジェクト: このアクションは、「エクスプローラー」ビューでアプリケーションを選択している場合に使用可能です。これを選択すると、アプリケーションに既存のプロジェクトを追加できます。このアクションによって開かれるダイアログ・ボックスで、 .ppf.vcproj.vcxproj.csproj.vbproj.dsp または .epf ファイル -あるいは .xcodeprojディレクトリー - を参照して開くことができます。
      • 複数プロジェクト: 「エクスプローラー」ビューで選択したアプリケーションに複数のプロジェクトを追加します。このアクションは、以下のいずれかのタスクを実行するダイアログ・ボックスを起動します。
        • プロジェクトを検索するディレクトリーを指定します。
        • プロジェクトを検索するワークスペースを指定します。
        • プロジェクトを検索する Microsoft ソリューション・ファイルを指定します。

        検索結果で、追加する 1 つまたは複数のプロジェクトを選択できます。

    • アプリケーションの削除: このアクションは、「エクスプローラー」ビューでアプリケーションを選択している場合に使用可能です。これを選択すると、選択されているアプリケーションが削除されます。
    • カスタム検出結果の追加 (Add Custom Finding): このアクションは、「カスタム検出結果の作成」ダイアログ・ボックスを起動します。このダイアログ・ボックスで、選択されているアプリケーションのカスタム検出結果を作成できます。
    • 更新: 選択したアプリケーション、プロジェクト、またはビューのコンテンツを更新します。
    • 登録/登録抹消:
      • アプリケーションの登録 (Register Application): 選択したアプリケーションまたはプロジェクトを AppScan® ソース に登録します。アプリケーションおよびプロジェクトを AppScan® ソース・データベース に公開するには、事前に登録しておく必要があります。
      • アプリケーションを別名で登録 (Register Application As...): アプリケーションを新しい名前で登録するには、これを選択します。
      • アプリケーションの登録抹消 (Unregister Application): 選択したアプリケーションまたはプロジェクトの登録を抹消します。
      • 検索 (Locate): ローカルのアプリケーション/プロジェクトを、別の AppScan® ソース ユーザーが登録したアプリケーション/プロジェクトに関連付ける場合は、このオプションを選択します。
    • すべて展開
    • すべて縮小
    • プロパティー: これを選択すると、選択されている項目の「プロパティー」ビューが開きます。
  • 「エクスプローラー」セクションでプロジェクトが選択されている場合は、以下の右クリックのメニュー・オプションが使用可能になります。
    • プロジェクトのスキャン (Scan Project): 選択されたアプリケーション、プロジェクト、またはファイルをスキャンします。デフォルトのスキャン構成を使用してスキャンが実行されます。
    • プロジェクトのスキャン方法 (Scan Project With): 使用するスキャン構成を選択します。あるいは、「構成の編集」アクションを選択して、別のスキャン構成をデフォルトとして設定します (「スキャン構成」ビューで、デフォルトとして設定する構成を選択し、「デフォルトとして選択」をクリックします)。
    • プロジェクトのコピー: このアクションは、「エクスプローラー」ビューでプロジェクトを選択している場合に使用可能です。これを選択すると、ダイアログ・ボックスが開き、プロジェクトを別のアプリケーションにコピーしたり、現在プロジェクトが含まれているアプリケーションにそのプロジェクトのコピーを作成したりすることができます。
    • プロジェクトの削除 (Remove Project): 選択したオブジェクトを除去します。
    • 登録/登録抹消:
      • プロジェクトの登録 (Register Project): 選択したアプリケーションまたはプロジェクトを AppScan® ソース に登録します。アプリケーションおよびプロジェクトを AppScan® ソース・データベース に公開するには、事前に登録しておく必要があります。
      • プロジェクトの登録抹消 (Unregister Project): 選択したアプリケーションまたはプロジェクトの登録を抹消します。
      • 検索 (Locate): ローカルのアプリケーション/プロジェクトを、別の AppScan® ソース ユーザーが登録したアプリケーション/プロジェクトに関連付ける場合は、このオプションを選択します。
    • すべて展開
    • すべて縮小
    • プロパティー: これを選択すると、選択されている項目の「プロパティー」ビューが開きます。
  • 「エクスプローラー」セクションでファイルが選択されている場合は、以下の右クリックのメニュー・オプションが使用可能になります。
    • 「スキャン・ファイル」: 選択されたアプリケーション、プロジェクト、またはファイルをスキャンします。デフォルトのスキャン構成を使用してスキャンが実行されます。
    • スキャンのファイル方法 (Scan File With): 使用するスキャン構成を選択します。あるいは、「構成の編集」アクションを選択して、別のスキャン構成をデフォルトとして設定します (「スキャン構成」ビューで、デフォルトとして設定する構成を選択し、「デフォルトとして選択」をクリックします)。
    • スキャンから除外: 選択されたファイルをスキャンから削除します。
    • 内部エディターで開く: 選択されたファイルを AppScan® ソース エディター (「分析」パースペクティブ内) で開きます。
    • 外部エディターで開く: 選択したファイルを開く外部エディターを選択します。
    • プロパティー: これを選択すると、選択されている項目の「プロパティー」ビューが開きます。

アプリケーションおよびプロジェクトのインディケーター

この表に、「エクスプローラー」ビューのアプリケーションとプロジェクトのアイコンを記載します。

2. アプリケーションおよびプロジェクトのアイコン
アプリケーションまたはプロジェクトのタイプ 未登録 登録済み 存在しない/見つからない
インポートされたアプリケーション 登録されていないインポートされたアプリケーションのアイコン 登録済みのインポートされたアプリケーションのアイコン 存在しない/未検出のインポートされたアプリケーションのアイコン
手動で作成されたか、または アプリケーション・ディスカバリー・アシスタントを使用して作成されたアプリケーション 登録されていない作成/ディスカバーされたアプリケーションのアイコン 登録済みの作成/ディスカバーされたアプリケーションのアイコン 存在しない/未検出の作成/ディスカバーされたアプリケーションのアイコン
インポートされたプロジェクト 登録されていないインポートされたプロジェクトのアイコン 登録済みのインポートされたプロジェクトのアイコン 存在しない/未検出のインポートされたプロジェクトのアイコン
手動で作成されたか、または アプリケーション・ディスカバリー・アシスタントを使用して作成されたプロジェクト 登録されていない作成/ディスカバーされたプロジェクトのアイコン 登録済みの作成/ディスカバーされたプロジェクトのアイコン 存在しない/未検出の作成/ディスカバーされたプロジェクトのアイコン

「エクスプローラー」ビューには、ローカル・アプリケーション、ローカル・プロジェクト、ならびにサーバーに登録されているアプリケーションおよびプロジェクト (例えば、他のユーザーが登録したアプリケーションまたはプロジェクトなど、サーバーには登録されているものの、ローカルには保存されていないものはグレー表示されます) が表示されます。ツールバーの「表示メニュー」ボタンをクリックし、「サーバーに登録されている項目の非表示」メニュー項目を切り替えて選択解除すると、既存のサーバー・アプリケーションおよびプロジェクトを表示できます。プロジェクトがグレー表示されている場合は、右クリックして、メニューの「位置指定」を選択できます。