標準装備のスキャン構成

AppScan Source には、スキャン構成が標準装備されています。これらのスキャン構成を変更または削除することはできません。リストでそれらを選択すると、それらを複製したり、それらの設定を表示したりできます。標準装備のスキャン構成には、サーバー・モードまたはローカル・モードでアクセスできます。

標準装備スキャンの種類

標準装備スキャンは、特定のスキャン目標を達成するためにパラメーターとプロパティーが設定されたスキャン構成です。示されている詳細設定は、ozsettings (ounce.ozsettingsscan.ozsettings など) のものです。

AppScan Source には次の種類の標準装備スキャンがあります。
標準装備スキャンの名前 クイック・スキャン Web のスキャン 通常のスキャン 大規模なスキャン 仮想スキャン 大規模な仮想スキャン Android のスキャン 完全スキャン
スキャン・ルール すべて X X
ユーザーの入力 X X X X X
Web アプリケーション X X
エラー処理およびロギング
環境
外部システム X X X
データ・ストア X X X X X
異常な項目 X X
ファイル・システム X
機密データ X X
詳細設定 自動コールバック F F D F T T T
自動伝播元 F F D F F F T
CPA T T D T T T T
表示のスキップ T F D T F F F
分枝限定 100 7 D 100 100 100 7
ルート上限あたりの IPVA 2 50 D 2 100* 100* 0
プロセス VM サイト 2048 2048 D 4096 4096 4096 4096
プロトタイプ・トレース 1 0 D 1 1 1 0
SetGetAttribute の置換 F T D F T T T
情報検出結果の表示 F T D F F F T
単一の仮想呼び出し T T D T F F F
メッセージ抑制 F F D T F F F
仮想音声コールバック 0 0 D 0 0 1 0
仮想コールアウト 0 0 D 0 0 0 0
WAFL global tacin F T D F T T T
各表記の意味は次のとおりです。
  • D = デフォルト。このスキャン構成の設定は編集されていません。
  • F = False。このスキャン構成の設定は false に編集されています。
  • T = True。このスキャン構成の設定は true に編集されています。

標準装備スキャンのサイズと速度

24 種類の標準装備スキャンは、一般的なディテール、速度、サイズに幅広く対応しています。全般的に、スキャンは次のように分類されます。
  • クイック
  • 正常
  • 中規模から大規模の間
  • 大規模
大規模の場合、データが多いため、スキャンとして優れていると思われるかもしれませんが、それが常に正しいとは限りません。

スキャンされるデータの種類やその他スキャン構成のディテールによっては、時間やスペースといったリソース要件削減のために実際の大規模スキャン分析が浅くなることがあります。そのため、スキャン対象、スキャンで見込まれる検出結果の種類、構成の種類 (標準装備スキャン構成かカスタム構成か) を理解しておくことが重要です。