AppScan Enterprise Server への AppScan ソース・データベースの登録

有効な設定値が入力されていれば、AppScan® ソース のインストール中に AppScan ソース・データベースが自動的にサーバーに登録されます。ただし、データベースの登録が完了しない場合や失敗する場合は、このトピックの説明に従って登録を完了してください。

注: AppScan ソース サーバー・コンポーネント (AppScan ソース・データベース など) は、macOS でサポートされていません。

AppScan ソース には、データベースをサーバーに登録できるユーティリティーが組み込まれています。ツールは <install_dir>\bin\appscanserverdbmgr.bat (<install_dir>AppScan ソース インストールの場所です) または Linux™ の <install_dir>/bin/appscanserverdbmgr.sh です。データベース/サーバー接続の問題が発生している場合は、(サーバー・コンポーネントとクライアント・コンポーネントのインストール後に) 以下のパラメーターを使用してコマンド・プロンプトでこのツールを実行できます。

表 1. appscanserverdbmgr.bat パラメーター
パラメータ 説明 IBM® Security AppScan Enterprise Server データベース構成グラフィカル・ユーザー・インターフェースでの同等の指定
なし 以下に示されているような AppScan Enterprise Server および AppScan ソース・データベースの構成情報の入力および検証を行えるグラフィカル・ユーザー・インターフェースを起動します。
-s AppScan Enterprise Server インスタンスの URL。たとえば、https://localhost:9443/ase/ です。 サーバー URL
-u AppScan Enterprise Server および AppScan ソース・データベース 管理者ユーザー ID 。 製品管理者
-p AppScan Enterprise Server and AppScan ソース・データベース 管理者ユーザー ID のパスワード。 「パスワード」
-forceTLSv12 AppScan Enterprise Server で NIST 800-131a 準拠が有効になっている場合にのみ、この設定を true に指定します (そうしないと、サーバー接続が失敗します)。AppScan Enterprise Server で NIST 800-131a 準拠が有効になっていない場合は、この設定を false に指定します。 Force TLSv1.2
-dbClient AppScan ソース・データベースsolidDB® の場合、1 に指定します。Oracle の場合、2 に指定します。 Oracle
-dbConnString データベース接続文字列 (例: "Driver={Oracle 7.0 32-bit - (ANSI)}")。

Oracle TNS 別名の構成に従ってサーバーを構成してある場合、TNS 別名を指定できます。

接続文字列
-dbConnInfo データベース接続情報 (例: "tcp myhostname.mydomain.com 2315")。
注: 完全修飾ホスト名ではなく localhost を指定すると、データベースに接続できるのはローカル・マシンのユーザーのみになります。
接続情報
-dbUserid データベース・ユーザー・アカウントのユーザー ID。 データベース・ユーザー ID
-dbPassword データベース・ユーザー・アカウントのユーザー ID のパスワード。 「パスワード」

グラフィカル・ユーザー・インターフェースを使用している場合は、AppScan Enterprise Server セクション内のすべての項目を入力した後、「接続の検証」をクリックします。項目を検証したら、AppScan ソース・データベース セクション内の項目に入力して、「接続の検証」をクリックします。データベース項目を検証したら、「変更を適用」をクリックしてデータベースをサーバーに登録します。