ハードウェア要件およびソフトウェア要件
以下の表に、ソフトウェアを実行するために必要なハードウェアおよびソフトウェアの要約を示します。
平均的なサイズのデプロイメントの要件
重要: AppScan® Enterprise Server の「ユーザーの管理」コンポーネントのみを使用する AppScan® Source デプロイメントに適用されるハードウェア要件およびソフトウェア要件は、「AppScan® Source デプロイメントに適用可」というように強調表示されています。
この構成でサポートされる平均サイズのデプロイメントは次のとおりです。3 ~ 4 の Dynamic Analysis Scanner (スキャナーあたり 4 つの同時スキャン・ジョブ) デプロイメントまたは負荷が大きくなると、より多くのリソースが必要になることがあります。
注: 仮想マシン (VM) 上にインストールする場合は、必ず VM の構成時に以下の設定を使用してください。
- 仮想ソケット数: 4
- ソケットごとのコア数: 1
注: Dynamic Analysis Scanners で 6 コアが推奨され、同時スキャンが 4 つに制限されている場合、より高いコア構成を使用することをお勧めします (最小 4 コア)。より高いコア構成でスキャナーを保守すると、CPU の過負荷を防ぎ、大規模なアプリケーションでもスキャン所要時間に悪影響を与えません。
注: EOL である OS はサポートされていません。
SQL Server データベースをホストするマシン | AppScan® Enterprise Server をホストするマシン AppScan® Source デプロイメントにも適用可 |
Dynamic Analysis Scanner をホストするマシン | |
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オペレーティング・システム |
注: サポートされる SQL Server のバージョンについての詳細は、「データベース」のセクションを参照してください。
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注: インストールの際に、以下の環境コンポーネントが自動的にインストールされます。
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プロセッサー | クアッド・コア CPU | クアッド・コア CPU | クアッド・コア CPU |
RAM |
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16 GB | 16 GB 注: 4 つを超えるスキャンを並列で実行する場合は、24 GB 以上に増やしてください。 |
ハード・ディスクの詳細 | 高速入出力とは、ネットワークとディスクの高速アクセスのことを指します。例えば、ギガビット・ネットワーキングを使用したり、データベースを実行するための SCSI や SSD などの高速ハード・ディスクを利用したりします。「高速入出力」の要件は使用状況に依存します。動的分析スキャナー・サーバーおよび AppScan Enterprise Console サーバーの場合はいずれも、SQL Server Database サーバーへの適切な接続、および SQL Server Database サーバーの適切な実行に直接依存します。SQL Server Database サーバーの要求処理速度が速いほど、システムは同時スキャンをより多く処理できるようになり、システム全体で UI の応答性の向上や、レポート生成の迅速化など、処理が高速化されます。ローカル・スキャナーのディスク速度も速くなります。 | 高速入出力とは、ネットワークとディスクの高速アクセスのことを指します。例えば、ギガビット・ネットワーキングを使用したり、データベースを実行するための SCSI や SSD などの高速ハード・ディスクを利用したりします。「高速入出力」の要件は使用状況に依存します。動的分析スキャナー・サーバーおよび AppScan Enterprise Console サーバーの場合はいずれも、SQL Server Database サーバーへの適切な接続、および SQL Server Database サーバーの適切な実行に直接依存します。SQL Server Database サーバーの要求処理速度が速いほど、システムは同時スキャンをより多く処理できるようになり、システム全体で UI の応答性の向上や、レポート生成の迅速化など、処理が高速化されます。ローカル・スキャナーのディスク速度も速くなります。 | |
ハード・ディスクのサイズ |
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200 GB | 500 GB |
オペレーティング・システムのインストール・ドライブ (通常、C ドライブ) | 10 GB 以上の空きディスク・スペース 注: システム・インストール・ドライブのディスク・スペースの可用性を常にモニターすることが推奨されます。スペースが 10 GB を下回った場合は常にディスク・スペースを解放する必要があります。オペレーティング・システム (OS) インストール・ドライブ以外のドライブで AppScan Enterprise サーバーを実行している場合は、OS インストール・ドライブに最小 10 GB の (つまり、AppScan Enterprise サーバーを実行している 10 GB の空きディスク・スペース以外に) 空きディスク・スペースを使用できる必要があります (例: D、E ドライブなど)。 |
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必要なユーザー・アカウント | サービス・アカウント |
ソフトウェア要件
- オペレーティング・システム
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AppScan® Source デプロイメントにも適用可
- Windows™ Server 2012 (Datacenter) x86-32、64 ビット許容
- Windows™ Server 2012 (Standard) x86-32、64 ビット許容
- Windows™ Server 2012 R2 (Datacenter) x86-32、64 ビット許容
- Windows™ Server 2012 R2 (Standard) x86-32、64 ビット許容
- Windows™ Server 2016 (Standard および Datacenter) x86-32、64 ビット許容
- Windows™ Server 2019 (Standard および Datacenter) x86-32、64 ビット許容
- Windows™ Server 2022 (Standard および Datacenter) x86-32、64 ビット許容
- Windows™ 10 Enterprise、Professional、および Ultimate オペレーティング・システムは、以下の AppScan® Enterprise のクライアント側コンポーネントにのみ使用できます。
- ブラウザー
- Activity Recorder
- AppScan Dynamic Analysis Client
注:- AppScan® Enterprise は 32 ビット製品です。64 ビット・マシンで稼働しますが、32 ビット・モードが必要です。
- Dynamic Analysis Scanner と AppScan® Enterprise Server のインストーラーは、.Net 4.7.2 Framework がインストールされているかどうかをチェックし、インストールされていない場合はインストールします。
- 最良の結果を得るためには、重要な Microsoft™ ソフトウェア・アップデートをすべてインストールしてください。
- スキャン対象の Web サイトが Flash、Windows™ Media、および追加の文字セットなどのテクノロジーを使用している場合は、エージェント・サーバー・マシンにもこれらのテクノロジーをインストールする必要があります。
- Web サーバー
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IIS を Windows™ Server で使用可能にして、AppScan® Enterprise Server が正しくインストールされるようにする必要があります (スキャン・エージェントのみを実行するサーバーの場合は不要)。IIS で以下の役割と機能を有効にする必要があります。
- HTTP 共通機能 (HTTP リダイレクトを除くすべてのコンポーネント)
- アプリケーション開発 (ASP.NET、ISAPI 拡張機能、ISAPI フィルター)
- 健常性と診断 (HTTP ロギング機能、要求監視)
- セキュリティー (基本認証および Windows™ 認証)
- パフォーマンス (静的コンテンツ圧縮)
- 管理ツール (IIS 管理コンソール)
- IIS 6 と互換性のある管理 (すべて) 次の表に、対応する Windows™ サーバーバージョンと互換性のある IIS バージョンを示します。
IIS Windows™ サーバー IIS10 - Windows™ サーバー 2022
- Windows™ Server 2019
- Windows™ Server 2016
IIS8.5 Windows™ Server 2012 IIS8.0 Windows™ Server 2012
- データベース
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注:
- SQL Server の以下のバージョンに対しては Enterprise Edition と Standard Edition がサポートされていますが、Enterprise Edition の方がスケーラビリティーおよびセキュリティー対応機能 (Transparent Data Encryption (TDE) の標準装備など) が優れています。Standard Edition は、MS Windows™ の暗号化ファイル・システム (EFS) または他のサード・パーティーの暗号化方式を使用して保護することができます。
- SQL Server の 64 ビット・バージョンと 32 ビット・バージョンの両方がサポートされていますが、64 ビット・バージョンの SQL Server の方が優れたパフォーマンスを得られる可能性があります。32 ビット・バージョンは、評価用および小規模なデプロイメントに最適です。
- ご使用の環境で AppScan® Enterprise データベース用に名前付き SQL Server を使用する場合は、SQL Server の構成マネージャーで TCP/IP が使用可能に設定されていることを確認し、SQL Server および SQL Server ブラウザー用の SQL サービスを再始動します。
- Microsoft™ SQL Server 2012
- Microsoft™ SQL Server 2014
- Microsoft™ SQL Server 2016 (SP2-CU17)
- Microsoft™ SQL Server 2017
- Microsoft™ SQL Server 2019
- Microsoft™ SQL Server 2019 Standard CU8
- Microsoft™ SQL Server 2019 Standard CU4
- Microsoft™ SQL Server 2019 Enterprise CU8
- Microsoft™ から入手可能な Microsoft™ SQL Server システム要件 (http://www.microsoft.com/sqlserver/2005/en/us/system-requirements.aspx)。
- その他の前提条件
- ASP.Net がインストールされ、IIS で使用可能になっていることを確認します。
- サポートされるブラウザー
-
最小解像度: 1024x768。より高い解像度が推奨されます。ASE は、以下のブラウザーの最新バージョンをサポートしています。
- Google Chrome
- Microsoft™ Edge
- Mozilla Firefox ESR
- Internet Explorer 10、11
HCL® ライセンス・サーバー
- 障害追跡システム
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- Atlassian JIRA v7.13.18
- Rational® Team Concert v6.0.6.1
- Rational® Quality Manager v6.0.6.1
- サポートされる統合
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- AppScan® Source v10.0.0 以降 (前のバージョンは、セキュリティー結果のインポートのみを対象にサポートされます)
- AppScan® Standard v10.0.0 以降 (前のバージョンは、セキュリティー結果のインポートのみを対象にサポートされます)
- VM
- VMware ESXi 7.0.2
- アプリケーション・サーバー
- WebSphere® Application Server Liberty Core 20.0.0.12
- Java(TM) SE Runtime Environment
- IBM J9 VM、バージョン: java バージョン 1.8.0_191。
- サポートされるテクノロジー
- サポートされるテクノロジーを参照してください。
Allowlist
一部のコマンド実行およびリモート・ファイルの組み込みセキュリティー・テスト (Log4j の脆弱性に関するテストを含む) では、AppScan Enterprise エージェントとテスト対象サーバーの両方が DNS ルックアップ・クエリーを securityip.appsechcl.com
に送信できる必要があります。
翻訳言語
AppScan® Enterprise ユーザー・インターフェースは、以下の言語で使用できます。- 英語
- フランス語
- ドイツ語
- イタリア語
- 日本語
- 韓国語
- ブラジル・ポルトガル語
- ロシア語
- スペイン語
- 中国語 (簡体字)
- 中国語 (繁体字)