ハードウェア要件およびソフトウェア要件

以下の表に、ソフトウェアを実行するために必要なハードウェアおよびソフトウェアの要約を示します。

平均的なサイズのデプロイメントの要件

重要: AppScan® Enterprise Server の「ユーザーの管理」コンポーネントのみを使用する AppScan® Source デプロイメントに適用されるハードウェア要件およびソフトウェア要件は、「AppScan® Source デプロイメントに適用可」というように強調表示されています。

この構成でサポートされる平均サイズのデプロイメントは次のとおりです。3 ~ 4 の Dynamic Analysis Scanner (スキャナーあたり 4 つの同時スキャン・ジョブ) デプロイメントまたは負荷が大きくなると、より多くのリソースが必要になることがあります。

注: 仮想マシン (VM) 上にインストールする場合は、必ず VM の構成時に以下の設定を使用してください。
  • 仮想ソケット数: 4
  • ソケットごとのコア数: 1
注: Dynamic Analysis Scanners で 6 コアが推奨され、同時スキャンが 4 つに制限されている場合、より高いコア構成を使用することをお勧めします (最小 4 コア)。より高いコア構成でスキャナーを保守すると、CPU の過負荷を防ぎ、大規模なアプリケーションでもスキャン所要時間に悪影響を与えません。
注: EOL である OS はサポートされていません。
SQL Server データベースをホストするマシン AppScan® Enterprise Server をホストするマシン

AppScan® Source デプロイメントにも適用可

Dynamic Analysis Scanner をホストするマシン
オペレーティング・システム
注: サポートされる SQL Server のバージョンについての詳細は、「データベース」のセクションを参照してください。
  • Windows Server 2012 x86-32、64 ビット許容
  • Windows Server 2012 R2 (Datacenter) x86-32、64 ビット許容
  • Windows Server 2012 R2 (Standard) x86-32、64 ビット許容
  • Windows Server 2016 (Standard および DataCentre) x86-32、64 ビット許容
  • Windows Server 2019 (Standard および Datacenter) x86-32、64 ビット許容
  • Windows Server 2022 (Standard および Datacenter) x86-32、64 ビット許容
注: インストールの際に、以下の環境コンポーネントが自動的にインストールされます。
  • .NET 4.7.2 Framework
  • IIS 10 およびその依存関係
  • HCL® ライセンス・サーバー
  • Windows Server 2012 x86-32、64 ビット許容
  • Windows Server 2012 R2 (Datacenter) x86-32、64 ビット許容
  • Windows Server 2012 R2 (Standard) x86-32、64 ビット許容
  • Windows Server 2016 (Standard および DataCentre) x86-32、64 ビット許容
  • Windows Server 2019 (Standard および Datacenter) x86-32、64 ビット許容
  • Windows Server 2022 (Standard および Datacenter) x86-32、64 ビット許容
プロセッサー クアッド・コア CPU クアッド・コア CPU クアッド・コア CPU
RAM
  • < 4000 スキャン・ジョブの場合 16 GB。
  • > 4000 スキャン・ジョブの場合 32 GB。
16 GB 16 GB
注: 4 つを超えるスキャンを並列で実行する場合は、24 GB 以上に増やしてください。
ハード・ディスクの詳細 高速入出力とは、ネットワークとディスクの高速アクセスのことを指します。例えば、ギガビット・ネットワーキングを使用したり、データベースを実行するための SCSI や SSD などの高速ハード・ディスクを利用したりします。「高速入出力」の要件は使用状況に依存します。動的分析スキャナー・サーバーおよび AppScan Enterprise Console サーバーの場合はいずれも、SQL Server Database サーバーへの適切な接続、および SQL Server Database サーバーの適切な実行に直接依存します。SQL Server Database サーバーの要求処理速度が速いほど、システムは同時スキャンをより多く処理できるようになり、システム全体で UI の応答性の向上や、レポート生成の迅速化など、処理が高速化されます。ローカル・スキャナーのディスク速度も速くなります。 高速入出力とは、ネットワークとディスクの高速アクセスのことを指します。例えば、ギガビット・ネットワーキングを使用したり、データベースを実行するための SCSI や SSD などの高速ハード・ディスクを利用したりします。「高速入出力」の要件は使用状況に依存します。動的分析スキャナー・サーバーおよび AppScan Enterprise Console サーバーの場合はいずれも、SQL Server Database サーバーへの適切な接続、および SQL Server Database サーバーの適切な実行に直接依存します。SQL Server Database サーバーの要求処理速度が速いほど、システムは同時スキャンをより多く処理できるようになり、システム全体で UI の応答性の向上や、レポート生成の迅速化など、処理が高速化されます。ローカル・スキャナーのディスク速度も速くなります。
ハード・ディスクのサイズ
  • < 4000 スキャン・ジョブの場合 500 GB。
  • > 4000 スキャン・ジョブの場合 1 TB。
200 GB 500 GB
オペレーティング・システムのインストール・ドライブ (通常、C ドライブ) 10 GB 以上の空きディスク・スペース
注: システム・インストール・ドライブのディスク・スペースの可用性を常にモニターすることが推奨されます。スペースが 10 GB を下回った場合は常にディスク・スペースを解放する必要があります。オペレーティング・システム (OS) インストール・ドライブ以外のドライブで AppScan Enterprise サーバーを実行している場合は、OS インストール・ドライブに最小 10 GB の (つまり、AppScan Enterprise サーバーを実行している 10 GB の空きディスク・スペース以外に) 空きディスク・スペースを使用できる必要があります (例: D、E ドライブなど)。
必要なユーザー・アカウント サービス・アカウント

ソフトウェア要件

オペレーティング・システム

AppScan® Source デプロイメントにも適用可

  • Windows Server 2012 (Datacenter) x86-32、64 ビット許容
  • Windows Server 2012 (Standard) x86-32、64 ビット許容
  • Windows Server 2012 R2 (Datacenter) x86-32、64 ビット許容
  • Windows Server 2012 R2 (Standard) x86-32、64 ビット許容
  • Windows Server 2016 (Standard および Datacenter) x86-32、64 ビット許容
  • Windows Server 2019 (Standard および Datacenter) x86-32、64 ビット許容
  • Windows Server 2022 (Standard および Datacenter) x86-32、64 ビット許容
  • Windows 10 Enterprise、Professional、および Ultimate オペレーティング・システムは、以下の AppScan® Enterprise のクライアント側コンポーネントにのみ使用できます。
    • ブラウザー
    • Activity Recorder
    • AppScan Dynamic Analysis Client
注:
  1. AppScan® Enterprise は 32 ビット製品です。64 ビット・マシンで稼働しますが、32 ビット・モードが必要です。
  2. Dynamic Analysis Scanner と AppScan® Enterprise Server のインストーラーは、.Net 4.7.2 Framework がインストールされているかどうかをチェックし、インストールされていない場合はインストールします。
  3. 最良の結果を得るためには、重要な Microsoft ソフトウェア・アップデートをすべてインストールしてください。
  4. スキャン対象の Web サイトが Flash、Windows Media、および追加の文字セットなどのテクノロジーを使用している場合は、エージェント・サーバー・マシンにもこれらのテクノロジーをインストールする必要があります。
Web サーバー
IIS を Windows Server で使用可能にして、AppScan® Enterprise Server が正しくインストールされるようにする必要があります (スキャン・エージェントのみを実行するサーバーの場合は不要)。IIS で以下の役割と機能を有効にする必要があります。
  • HTTP 共通機能 (HTTP リダイレクトを除くすべてのコンポーネント)
  • アプリケーション開発 (ASP.NET、ISAPI 拡張機能、ISAPI フィルター)
  • 健常性と診断 (HTTP ロギング機能、要求監視)
  • セキュリティー (基本認証および Windows 認証)
  • パフォーマンス (静的コンテンツ圧縮)
  • 管理ツール (IIS 管理コンソール)
  • IIS 6 と互換性のある管理 (すべて)
    次の表に、対応する Windows サーバーバージョンと互換性のある IIS バージョンを示します。
    IIS Windows サーバー
    IIS10
    • Windows サーバー 2022
    • Windows Server 2019
    • Windows Server 2016
    IIS8.5 Windows Server 2012
    IIS8.0 Windows Server 2012
データベース
注:
  1. SQL Server の以下のバージョンに対しては Enterprise Edition と Standard Edition がサポートされていますが、Enterprise Edition の方がスケーラビリティーおよびセキュリティー対応機能 (Transparent Data Encryption (TDE) の標準装備など) が優れています。Standard Edition は、MS Windows の暗号化ファイル・システム (EFS) または他のサード・パーティーの暗号化方式を使用して保護することができます。
  2. SQL Server の 64 ビット・バージョンと 32 ビット・バージョンの両方がサポートされていますが、64 ビット・バージョンの SQL Server の方が優れたパフォーマンスを得られる可能性があります。32 ビット・バージョンは、評価用および小規模なデプロイメントに最適です。
  3. ご使用の環境で AppScan® Enterprise データベース用に名前付き SQL Server を使用する場合は、SQL Server の構成マネージャーで TCP/IP が使用可能に設定されていることを確認し、SQL Server および SQL Server ブラウザー用の SQL サービスを再始動します。
  • Microsoft SQL Server 2012
  • Microsoft SQL Server 2014
  • Microsoft SQL Server 2016 (SP2-CU17)
  • Microsoft SQL Server 2017
  • Microsoft SQL Server 2019
    • Microsoft SQL Server 2019 Standard CU8
    • Microsoft SQL Server 2019 Standard CU4
    • Microsoft SQL Server 2019 Enterprise CU8
  • Microsoft から入手可能な Microsoft SQL Server システム要件 (http://www.microsoft.com/sqlserver/2005/en/us/system-requirements.aspx)。
その他の前提条件
ASP.Net がインストールされ、IIS で使用可能になっていることを確認します。
サポートされるブラウザー

最小解像度: 1024x768。より高い解像度が推奨されます。ASE は、以下のブラウザーの最新バージョンをサポートしています。

  • Google Chrome
  • Microsoft Edge
  • Mozilla Firefox ESR
  • Internet Explorer 10、11

HCL® ライセンス・サーバー

障害追跡システム
  • Atlassian JIRA v7.13.18
  • Rational® Team Concert v6.0.6.1
  • Rational® Quality Manager v6.0.6.1
サポートされる統合
  • AppScan® Source v10.0.0 以降 (前のバージョンは、セキュリティー結果のインポートのみを対象にサポートされます)
  • AppScan® Standard v10.0.0 以降 (前のバージョンは、セキュリティー結果のインポートのみを対象にサポートされます)
VM
VMware ESXi 7.0.2
アプリケーション・サーバー
WebSphere® Application Server Liberty Core 20.0.0.12
Java(TM) SE Runtime Environment
IBM J9 VM、バージョン: java バージョン 1.8.0_191。
サポートされるテクノロジー
サポートされるテクノロジーを参照してください。

Allowlist

一部のコマンド実行およびリモート・ファイルの組み込みセキュリティー・テスト (Log4j の脆弱性に関するテストを含む) では、AppScan Enterprise エージェントとテスト対象サーバーの両方が DNS ルックアップ・クエリーを securityip.appsechcl.com に送信できる必要があります。

翻訳言語

AppScan® Enterprise ユーザー・インターフェースは、以下の言語で使用できます。
  • 英語
  • フランス語
  • ドイツ語
  • イタリア語
  • 日本語
  • 韓国語
  • ブラジル・ポルトガル語
  • ロシア語
  • スペイン語
  • 中国語 (簡体字)
  • 中国語 (繁体字)