単一サーバーへの Enterprise Console の複数インスタンスのインストール

単一のコンピューターに、デフォルトのインスタンスをインストールすることも、複数のインスタンスをインストールすることもできます。各インスタンスは、独自のデータベースを持つ、構成情報の独立したセットです。

単一の大容量サーバーで複数の環境をサポートする必要がある場合に、複数のインスタンスをインストールすることを検討するとよいでしょう。例えば、組織がビジネス・ユニットに構造化され、それぞれが独自の Web サイトを持つ場合、それぞれにサーバーの 1 つのインスタンスをインストールできます。各グループは、相互に独立した独自の Enterprise Console とデータベースを持つことができます。

Enterprise Console またはエージェントの複数のインスタンスをインストールできます。インストールの説明については、サーバー構成ウィザードの実行を参照してください。

最初にデフォルトのインスタンスをインストールしてから、必要に応じて追加の名前付きインスタンスをインストールすることもできます。単一のコンピューター上で実行可能な名前付きインスタンスの数に制限はありません。

注:
  • 構成ウィザードを使用して新規インスタンスを追加する場合、エージェント・サービスを再始動して変更を取り込む必要があります。
  • 単一のコンピューターに複数のインスタンスをインストールする場合、それに応じてハードウェアのスケーリングを検討してもよいでしょう。多数のインスタンスを実行しても、スキャンのパフォーマンスに影響はありません。ただし、Web サーバーの構造化方法や、Web サイトで使用するテクノロジーの種類などによって、各インスタンスに必要なリソースの量に影響が及ぶ場合があります。
  • インストール済み環境ごとに 1 つの警告サービスしかインストールできません。複数の警告サービスをインストールすると、重複が通知されます。