通信およびプロキシー

AppScan® Dynamic Analysis Client (ADAC) の「通信およびプロキシー」ビュー

ADAC および AppScan® Enterprise (ASE) エージェントでプロキシー・サーバーを使用する場合、通信設定を調整し、プロキシー設定を構成します。プロキシー設定を構成しない場合、ADAC は Internet Explorer のプロキシー設定を使用するか、プロキシーなしで接続を試行します。プロキシーの 2 つのオプションは以下のとおりです。
ローカル
ローカルのマシンが、テスト・サイトへの接続にプロキシー・サーバーを必要とする場合、ここで構成します。これはログインの記録および再生、マニュアル探査、マルチステップ操作要求で使用します。
ASE エージェント
AppScan Enterprise エージェントが、テスト・サイトへの接続にプロキシー・サーバーを必要とする場合、ここで構成します。これはスキャン中の要求送信時に使用します。

1. このダイアログでは、2 つのプロキシーが構成できます。

マニュアル探査、マルチステップおよびログイン構成のサイトを使用して ADAC に接続するローカル・プロキシーと、ジョブの実行中に ASE エージェントに接続する ASE エージェント・プロキシーを示します。

設定

詳細

通信

スレッドの数

同時に送信される要求の最大数を設定します。

デフォルトでは、設定可能な最大値である 10 に設定されます。ご使用のサイトで同時スレッドが許可されていない場合は、この数を 1 に減らします。

タイムアウトを自動的に調整する

スキャン中にタイムアウトを自動的に調整するを選択して、スキャンの所要時間を短縮できる場合があります。ADAC の選択時に、スキャン中のタイムアウトを自動的にレビューおよび調整するため、スキャン時間を大幅に短縮できる可能性があります。

タイムアウト

上記のチェック・ボックスを空欄にすると、Web サーバーから応答を待機する際の ADAC の時間制限を (秒単位で) 設定できます。デフォルトでは、タイムアウトは 10 秒となっています。

要求速度の制限

デフォルトでは、ADAC はその要求を可能な限り高速でサイトに送信します。これにより、ネットワークやサーバーが過負荷になる場合、またはご使用のサイトが最大要求速度に関する制限をユーザーに課している場合には、このチェック・ボックスを選択して制限を低くしてください。

プロキシー

ローカル/ASE エージェント・タブ

ADAC または ASE エージェントでアプリケーションへのアクセスにプロキシーを使用する場合、ここで構成します。デフォルトでは、Internet Explorer のプロキシー設定を使用します。1 番目のプロキシー・タブ (ローカル) では ADAC のプロキシー設定、2 番目のタブ (ASE エージェント) では ASE エージェントのプロキシー設定を行います (上図を参照してください)。

ローカル・タブ
ローカルのマシンが、テスト・サイトへの接続にプロキシー・サーバーを必要とする場合、ここで構成できます。これはログインの送信、マニュアル探査、マルチステップ操作要求で使用します。
ASE エージェント・タブ
AppScan Enterprise エージェントが、テスト・サイトへの接続にプロキシー・サーバーを必要とする場合、ここで構成できます。これはスキャン中の要求送信時に使用します。
各プロキシーには、以下の内容を設定できます。
ASE エージェントのプロキシー設定を使用する
(ローカルのみ) ローカルのプロキシーを ASE エージェントと同じ設定で構成する場合にこれを選択します。
Internet Explorer のプロキシー設定を使用する
(デフォルト) これを選択すると、Internet Explorer 接続のアドレスおよびポートを使用します。認証が必要な場合、ユーザー名、パスワード、ドメインを下に追加してください。
プロキシーを使用しない
ADAC または AppScan® Enterprise に対してプロキシーの使用を許可しない場合に選択します。
カスタムのプロキシー設定を使用
独自のプロキシー設定を定義する場合に選択します。プロキシーのアドレスおよびポートを入力します。プロキシーでの認証が必要な場合、ユーザー名、パスワード、ドメインを追加してください。